台北駐日経済文化代表処台湾文化センターでは台日の映画文化交流を促進するため、台湾の映像産業の日本進出を支援しています。今年もアジアンパラダイスとの共催でシリーズ「台湾映画上映&トークイベント」を開催します。3月30日に上映された第1回『High Flash~引火点~(原題:引爆點)』は申し込み開始からわずか3分間で満席となり、このイベントの日本の観客への人気のほどを示しました。
「台湾映画上映&トークイベント」は2016年からスタートし、今年4年目を迎えました。ほぼどの回も満席を記録する台湾文化センターの人気イベントです。今年は8回の開催を予定し、『High Flash~引火点~』、『言えない秘密』、『念念』、『セデック・バレ』、『2003年ぼくの旅(原題:花甲大人轉男孩)』、『冷蔵庫&トランシーバー(原題:冰箱&對講機)』、『大仏+』、『血観音』という台湾映画の秀作を上映し、鑑賞後にトークショーを開催します。アジアンパラダイス主宰の江口洋子さんによる台湾映画の最新情報の鮮やかな解説で、日本の皆さんに映画を通じてディープな台湾をお伝えします。
台湾文化センターのセンター長王淑芳は3月30日の『High Flash~引火点~』の上映会での挨拶で、この活動が三年あまりの間に多くの台湾映画ファンを生み、さらに日本で台湾文化のブランドイメージを築いていると述べました。また、文化センターで昨年上映された『古代ロボットの秘密(原題:奇人密碼-古羅布之謎)』について、霹靂布袋劇を実際に見たいという熱心な観客の声に応え、アジアンパラダイスと霹靂インターナショナルマルチメディア社との協議の上、今年台湾への霹靂布袋劇のスタジオ見学ツアーを企画することになりました。四月から七月にかけて四回のツアーを予定していますが、すでに各回とも満員となっており、旅行会社と追加の可能性を協議中で、このイベントから観光効果も生まれていることがわかります。
また、台湾映画の市場における影響力を高め、すぐれた作品を引き続き日本市場に展開するため、今年は初めて「台湾映画のオリジナリティーと未来を語る」をテーマに、イノベーション精神を融合し、5月と8月の上映会に台湾の映画人を文化センターに招いてトークショーを開催することになりました。それぞれシナリオ執筆と若手監督の育成をテーマに、意見を交わし、こうしたイベントによって将来の台日の映画産業の協力を活発化させるねらいです。
「台湾映画上映&トークイベント」は3月から11月まで。詳しくは台北駐日経済文化代表処台湾文化センターのホームページ(https://jp.taiwan.culture.tw/)で最新の上映情報をごらんください。