Press release:2021年9月3日
独特の世界観で活躍する、南米の写真作家ダニエル・マチャドが、写真集「幽閉する男」の日本初出版に続き、公式ウェブサイトを公開。

ノスタルジックでシュールレアリスティック、独特の世界観で海外を中心に活躍してきた南米の写真作家ダニエル・マチャドが、「幽閉する男」の日本初出版に続き、9月3日、日本語公式ウェブサイト( http://danielmachado.com/ )をリリース。日本での活動を本格化させる。ウェブサイトには、世界的な「幽閉」を予告したかのような「幽閉する男」をはじめ、オリジナル作品が、3つのカテゴリーに収められている。
「様々な場所、人々の間、光、闇の中に、自分のルーツを追う。そうして、僕は生まれていく。」ダニエル・マチャド
ダニエル・マチャドは、1973年ウルグアイ、モンテビデオ生まれ。大学で建築とビジュアルアートを専攻。アルゼンチン、スペインを経て、現在東京在住。リオデジャネイロ、マドリッド、ワシントンD.C.等、世界各地で個展・グループ展を開催、キューレターとして、東京・ソウル・北京で大規模な展覧会の企画も行う。日本での展示には、「幽閉する男」や森山大道氏との二人展「タンゴ」がある。
「ダニエル・マチャドは、ラテンと日本という複雑な組み合わせを持ち味に、パフォーマティブで、夢のようにシュールな独特のイメージを見せてくれる作家。そして、家、故郷、思い出のイメージを、その意味が急速に薄れていっているこの時代・社会の中で、批判的に描き出すのだ。」Paco Barragan Int.Ph.D. パコ・バラガン(キューレター・美術評論家)
日本初出版「幽閉する男」
輝いた過去と自らを「幽閉する」男と、建物を撮った昨品。
コロナ禍の今、誰もが部屋の中で向きあっている過去と今の自分。思い出とは、生きるとは、希望とは、様々な思いを揺らす写真集。

「過去の栄光の記憶を留める屋敷の中に自らを封じ込め続ける男。窓からの彼の眼に映る外の現在は、破滅の予兆の風景でしかないのだろうか。室内に散乱する玩具と同衾する男の快楽を見よ。」土田ヒロミ (写真家)
「ゆるやかに没落していく小国の隙間で、朽ちかけながらひっそりと発酵する暮らし。一族の生きてきた証は邸宅の隅々に息づき、歴史に取り残された男の姿は鉢植えの植物に重なる。彼を名付け親とする、したたかに生きる写真家は、その乾いた根元に僅かな命の水を注いだ。」住吉智恵 (アートプロデューサー/RealTokyoディレクター)
定価3850円(税込) 冬青社より 全国書店で発売中。
お問い合わせ先:
スタジオ ダニエル・マチャド(担当:村上)
info@danielmachado.com
リリース:
https://prtimes.jp/a/?f=d85864-20210903-8f975ea08141cef7290fdabc73ec2468.pdf