~第二次大戦中の金属不足を補うために製造された“有田焼ケースポット”などを展示~ ◎ 報道関係者取材を4月25日(月)・26日(火)に実施(事前申込制)
象印マホービン株式会社が運営する「まほうびん記念館」(所在地:大阪市北区天満、象印マホービン本社1階)では、有田焼とまほうびんに関する歴史をご紹介する企画展「有田焼とまほうびん」展を平成28年4月27日(水)~11月9日(水)の期間限定で開催いたします。
今回の企画展では、本年がちょうど「日本磁器誕生・有田焼創業400年」にあたるのを機に、有田のご紹介とまほうびんとの関わりをその歴史を辿りながらご紹介いたします。
有田焼とまほうびんの繋がりは第二次世界大戦中まで遡ります。通常、まほうびんのケース(外形)には金属を使用するため、大戦中は金属不足から、まほうびんの製造はされていなかったというのが業界の通説でした。ところが、この度ケースに有田焼の磁器を採用した卓上ポットが発見されました。
本展では、戦争中や戦後間もなく製造された有田焼ケースポットをはじめ、1980年代を中心に販売されたまほうびんと有田焼の茶器セットを組み合わせたギフトセットの数々など、様々なエピソードを含めて展示します。
現在でも有田焼のケースにステンレスまほうびんを組み入れた卓上ポットがつくられており、長い間深い関係があることを知っていただけると存じます。歴史的な写真画像なども含めて、是非お楽しみください。

■ まほうびん記念館 企画展 「有田焼とまほうびん」展
【開催期間】 平成28年4月27日(水)~11月9日(水)
【開館日】 月~金曜日(土日祝、5月2日、8月11日~16日は休館)
【開館時間】 午前10:00~12:00 午後1:00~4:00
【入館料】 無料 最大見学人数:約30名/回 ※事前予約制・団体様は予約時にご相談ください。
【所在地】 大阪市北区天満1-20-5象印マホービン株式会社 本社1階
【おもな展示内容】
●有田焼とまほうびんの関係
有田焼とまほうびんの繋がりは第二次世界大戦中まで遡ります。通常、まほうびんのケースには金属が使用されていましたが、この時代はその金属不足を補うために有田焼の磁器が採用されました。その大戦中や戦後間もなく製造された有田焼ケースポットなども、様々なエピソードを含めて展示しています。



●ギフト市場で存在感を発揮した有田焼とまほうびん
1979(昭和54)年にタイガー魔法瓶が、有田焼の茶器と1リットルのポットを同柄でセットにしたギフトセットを発売し、その後各社からも順次発売。百貨店やギフトルートで盛んにこの茶器セットが売れましたが、現在でも高価な有田焼ケースのまほうびんが販売されています。このコーナーでは様々な柄を配した茶器セットを多数紹介いたします。


