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株式会社SHINDO

一液性で常温保管可能なFRP向け新規低粘度マトリックス樹脂      SHIMTEQ(TM) RSN ACS01のリリース

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SHINDO(本社:福井県あわら市 以下、当社)は強化繊維プラスチック(FRP;Fiber Reinforced Plastics)のマトリックス樹脂として使用する変性アクリル樹脂「SHIMTEQ(TM) RSN ACS01」を新たにリリースいたしました。

SHIMTEQ(TM) RSN ACS01は25℃で50mPa・sを示す低粘度の樹脂で、常温保管が可能です。また一液硬化タイプのため、そのまま加熱することで硬化反応が起こる熱硬化性樹脂となっております。

       Fig.1変形アクリル樹脂

 エポキシ樹脂や不飽和ポリエステルなどの一般的な二液性の熱硬化性樹脂は、主剤である樹脂に硬化剤やその他の添加剤などを添加、混錬の上で使用します。しかし、SHIMTEQ(TM) RSN ACS01は一液硬化タイプであるため調液が不要である上、常温保管が可能であることから、製造工程における材料管理の簡素化、並びに硬化物の品質安定に貢献します。

 また低分子量の液状モノマーやオリゴマーを採用することで、RTM、インフュージョン成形法などに使用できる低粘度を実現。樹脂含浸が困難である繊維体積含有率の高い成形物を得る場合においても、強化繊維基材積層体の面内・面外方向ともに含浸しやすい特徴があります。

硬化物の材料特性として、エポキシ樹脂と同等の弾性率を維持しながら、高靭性を実現しています。SHIMTEQ(TM) RSN ACS01の主剤はアクリル骨格を有し、また硬化時には架橋せず重合により主鎖が長くなるよう分子設計をしていることが、高靭性発現の技術的背景にあります。以上のように、従来の熱硬化性マトリックス樹脂である不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂等では困難だった低粘度と高靭性を高い次元で両立させています。このような特徴から、成形時の材料温度管理が困難な環境でのFRP成形や耐衝撃性が求められるアプリケーションへの適用の可能性を広げ、新たなソリューションの提供を可能にします。

   Fig.2 SHIMTEQ(TM) RSN ACS01の特徴

新たな製品や用途開発へのご検討や適用に是非ご活用ください。ご不明な点やご興味がありましたらご連絡ください。

SHINDO産業資材事業は基材加工を中心とした産業資材事業を主軸に展開しております。NCF (non-crimp fabrics)、炭素/ガラス繊維強化熱可塑性プリプレグ、耐熱や三次元編物といった機能性基材を自社製品として取り扱っております。

【会社概要】
社名:株式会社 SHINDO 産業資材事業
本社所在地:〒919-0602 福井県あわら市菅野60-8-1
代表取締役:深町 忠則
事業内容: FRP(繊維強化プラスチック)用強化材などの産業用繊維資材の開発・製造・販売
設立: 1978年7月
HP:https://www.shindo.com/jp/material/

【お問い合わせ】
E-mail:im-company@shindo.com
株式会社 SHINDO 産業資材事業
大阪支店営業課長  斎藤 健
開発部課長     笠川 英寿

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