
株式会社キッズコーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役:釜野晋史)は、保育現場で発達や関わり方に悩む保育士が、専門家に気軽に相談できる「発達支援児相談窓口」を2026年から、本格的に運用を開始しました。
本窓口は、日々子どもと向き合う保育士が臨床発達心理士へ直接相談できる仕組みです。
保育現場では、偏食・こだわり行動・集団への参加など、発達に関する悩みが日常的に生じます。一方で、「今の支援のままでよいのか不安」「誰に相談すればいいか分からない」と、保育士個人が抱え込んでしまうケースも少なくありません。
そうした一人ひとりの発達のちょっとした“個人差”も含めた日常の悩みに対し、臨床発達心理士の藤原里美先生に協力を頂き、専門家の視点から子どもの発達への考え方や関わり方のヒントを届けることを目的として、本窓口は始まりました。すでに複数の相談が寄せられ、実践的なアドバイスを通じて現場での支援につながっています。
■ 専門家プロフィール
臨床発達心理士 藤原 里美 氏臨床発達心理士・早期発達支援コーディネーターSV・保育士。実践を重視し、保育・療育の現場で支援が必要な子どもや家庭、支援者に安心を届ける活動を行っている。
日本保育協会、こども家族早期発達支援学会、各地域の保育園協会等が主催するキャリアアップ研修(障害児保育)にて講師を担当。著書には『多様な子どもたちの発達支援』『発達障害の子どもがとことん遊べる手作り感覚おもちゃ」「発達が気になる子のソーシャルスキル遊び」など多数。また、発達障害・自閉スペクトラム症に関する実践書やワークブック、連載記事も執筆。

■ 藤原先生の専門的視点が支える保育現場―偏食への対応を安心のまなざしでー
臨床発達心理士・藤原先生のコメントは、単なる助言にとどまらず、日々悩みながら子どもたちと向き合う先生方の保育実践を支える大きな指針となっています。
例えば2歳4か月のお子さまの偏食についてのお悩みについて。
【2歳4ヶ月・男の子/食事の偏りについて】
給食では、ご飯に味噌汁をかけたもののみを食べ、おかずには手をつけません。うどんの日は素うどんのみ。揚げ物は最近少量食べられるようになりましたが、家庭との連携や支援の方向性に悩んでいます…。
上記の悩みに対して藤原先生からこの時期の偏食は「食べない」のではなく、「安心できる食べ方を守ろうとする発達的な姿」であるという専門的な見立てをいただきました。このように専門的な回答をいただけることで保育者の不安や焦りを和らげ、「今の姿を受け止めてよい」という安心感を与えます。
こちらのケースでは
無理に食べさせるのではなく、
・食べられているものを「安心の柱」として守ること
・新しい食材は“食べさせる目的”ではなく、見慣れる経験から始めること
・園と家庭で「無理に勧めない」という共通理解を持つこと
など、すぐに現場で実践できる具体的なアドバイスが示されました。
こうした具体的な助言は、現場ですぐに実践できるだけでなく、保育者が自信をもって子どもに関わるための土台となります。
専門家のまなざしを参考に「どうすれば食べさせられるか」から「どうすれば安心して過ごせるか」へと視点が変わり、子ども理解に基づいた保育がより深まっていきます。
■ 保育士が安心して保育に向き合える環境づくりへ
さらに、こうしたアドバイスを受けた園からは、
ご指導頂いたことを自園で全ての職員と共に、当事者の保護者には文書でも共有しました。
その成果は直ぐに出ました。まずは、食べない事を責めなくなった事で、食事の時間が楽しそうです。保護者からも「最近、”食べる!”と口につけてみる事が増えました」とご報告いただきました。また、最近では食べられる食材も少しずつ増えてきて「トマトを少し口に入れてみようという意欲が出てきているようでした」と嬉しいお言葉もいただけました。こうしたやり取りからも、お子様が少しずつ成長されていることがわかって保育士も嬉しいです。
など、自信をもって保護者と子どもの成長を喜ぶ報告も上がってきています。
キッズコーポレーションでは、こうした取り組みから、「ひとりで悩まない保育」を支える仕組みとして、今後も現場に寄り添った支援を続けてまいります。
【会社情報】

株式会社キッズコーポレーション代表取締役:釜野晋史
本社所在地:東京都港区西新橋2-8-6 住友不動産日比谷ビル10階
設立:1993年12月1日
HP:https://www.kids-21.co.jp/

認可保育園
「大空と大地のなーさりぃ」HP:https://oozora-daichi.jp/
【本件に関するお問い合わせ】
株式会社キッズコーポレーション 広報チーム 吉原・粂川
E-mail:pr@kids-21.co.jp