専門会社と連携で、資材調達から廃棄物処理までのCO2 排出を大幅に削減へ
株式会社船場(本社:東京都港区 代表取締役社長 八嶋大輔 以下「船場」)は2021年3月12日付で、株式会社 ナカダイ及び株式会社モノファクトリー(共に、本社:東京都品川区 代表取締役 中台澄之 以下「ナカダイ」及び「モノファクトリー」)と業務提携し、資材の調達から内装施工時に排出される産業廃棄物の削減と再資源化を一元管理する資源循環型リノベーションサービス「CIRCULAR RENOVATION(TM)」(サーキュラー・ リノベーション)の提供を開始します。
リノベーションを行う際の素材の選定や、発生する産業廃棄物について重点的に分別を強化することにより、廃棄物そのものの削減及びリサイクル率の向上を実現し、施工時だけではなく、施工前後のCO2を削減することが狙いです。
この業務提携は、空間創造で培ってきた人への配慮や思いやりの姿勢を、地球や環境にまで広げることにより、より良い社会の構築を目指す船場のエシカルデザインの考え方「SembaEthical DesignThinking※1」の実現に向けた第一弾の取り組みです。
■ 地球環境と共存する循環型のリノベーション事業
「CIRCULAR RENOVATION™」は、クライアント企業のリノベーションにおいてリサイクルし
やすい資材の選定や、資材のリサイクル率向上によるCO2削減を目的とした、業界に先駆けた設計
・施工・廃棄 までのトータルサービスです。

このサービスは、資源を無駄にすることなく可能な限り今あるモノを利活用するリノベーションの提案に加えて、リユース・リサイクル率99%を維持する産業廃棄物の再生を行うナカダイの技術、循環を前提とした社会の構築のコンサルティングを行うモノファクトリーのノウハウと船場の技術が融合し、空間の企画・設計(CREATION)から、資材の生産・調達・施工・解体(CONSTRUCTION)に至る全てのプロセスをRethink(再設計)することから開始します。
さらに、環境負荷の低減と環境との共存を実現するために次の1~6を検討し、実行してまいります。
1.Return ・・・資材の選定、廃棄物削減及びリサイクル化による環境負荷低減の効果の見える化
2.Reuse ・・・再使用可能な材料・什器などの選定及び再利用
3.Recycle ・・・徹底した分別・解体により、可能な限りの再生利用
4.Reselect ・・・使用する資材を見直し、施工時の廃棄物削減と解体時のリサイクルのしやすさを追求
5.Redesign・・・再利用、再生利用以外の新しい使い方を創造し、空間での利用や商品化を実現
6.Renovate・・・できる限り廃棄物を出さない施工をすることによる環境負荷の低減

そして、「CIRCULAR RENOVATION™」は、クライアントが抱える課題の解決や想い描く空間の創造を第一としながら、生活者や利用者の居心地、更には地球環境の共存を実現するGOOD ETHICALなサービスを指向するものです。
※1 Semba Ethical Design Thinkingについて
「デジタル」と「エシカル」を企業改革の重要テーマと掲げる船場が全社で推進するエシカルデザインの考え方。地球環境への配慮や思いやりの観点から、全ての事業プロセスを一人一人が“Rethink”することから始めています。
【船場について】
商業施設をはじめオフィスや教育・文化施設等の様々な空間創造において、企画・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートしています。サスティナブル社会に求められる空間設計の新たなテーマとして循環型の内装設計“エシカルデザイン”を推進しています。
社名 :株式会社船場 カブシキガイシャ センバ
所在地:東京都港区芝浦1‐2‐3シーバンスS館9階
上場:東京証券取引所市場第一部(コード番号:6540)
主な実績:
Firsthand RAYARD MIYASHITA PARK/設計・施工
GREEN SPRINGS/企画
大阪大学豊中キャンパス大学生協食堂/設計・施工
VOYAGE GROUP OFFICE/設計・施工