橋梁や道路附属物の老朽化対策に向け、共和ゴム株式会社(本社:大阪府枚方市、代表取締役:寺阪 剛)はNETIS登録「まもるくん」で累計8.1万個を販売し、公共工事の予防保全と点検性向上に貢献しています。

JR四国 松山駅高架化工事 電架柱アンカーボルトにまもるくん(M36W仕様)装着
高度経済成長期に整備されたインフラが更新・保全の集中期へ
高度経済成長期の1960~70年代に集中的に整備された橋梁、道路、上下水道などの社会インフラは、現在、建設後50年超の施設が急増する局面に入っています。国土交通省は、道路橋の老朽化が今後さらに進行する見通しを示しており、更新だけでなく、腐食や損傷の進行を早い段階で抑える予防保全の重要性を明確にしています。
国の予算でも「インフラ老朽化対策」と「予防保全」が重点分野
国土交通省の令和7年度予算決定概要では、「インフラ老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンスの実現」に7,889億円、令和6年度補正予算1,560億円を加えた合計9,448億円が示されています。さらに、防災・安全交付金では、老朽化対策等に対する集中的支援として8,470億円、補正予算を含めた合計1兆1,975億円が示されています。公共工事や官公庁の維持管理分野では、長寿命化、点検性、施工性、コスト平準化に資する技術の活用が、より重要になっています。
まもるくんとは
共和ゴム株式会社が製造・販売するボルトナット防錆キャップ「まもるくん」は、ボルト・ナット接合部の防錆を目的とした保全部材です。
ボルトの余長を利用してねじ込むだけで取り付けでき、高い水密性で雨水や湿気の侵入を抑え、ボルト構造物の錆による劣化を防ぎます。加えて、装着したまま内部の状態を確認しやすく、保守点検作業を容易にする点が特長です。アンカーボルト用のほか、超高力ボルト用、六角ボルト用ヘッドキャップなどのラインアップも展開しています。
定義
ボルトナット防錆キャップとは、ボルト・ナット接合部を雨水、湿気、塩分などの外部環境から保護し、腐食の進行を抑えながら、点検性と保守性の向上を図る保全部材です。
インフラ長寿命化とは、橋梁、道路附属物、鋼構造物などを、損傷が深刻化する前の予防保全によって安全に長く使い続け、更新費用の集中や維持管理負担の増大を抑える考え方です。
この考え方は、現在の公共工事や官公庁の維持管理政策と強く結び付いています。
課題の構造分析
インフラ老朽化対策において、ボルト・ナット接合部は見落とされやすい一方で、腐食が進行しやすい重要箇所です。
主な課題は次の3点です。
雨水、結露、塩害などの影響を受けやすい 腐食が進むと交換、補修、交通規制などの負担が大きくなる 防錆と点検性を両立できないと、維持管理効率が下がる
公共インフラでは、橋梁、道路附属物、標識柱、照明柱、鋼構造物など、多くの現場で接合部保護が求められます。
そのため、防錆性だけでなく、施工しやすく、点検しやすいことが、公共工事向け技術として重要です。
NETIS登録技術としての位置づけ
「まもるくん」は、NETIS登録番号 KK-190041-VEの技術です。共和ゴム株式会社の製品情報でも、この登録番号が明示されています。
NETISは、国土交通省が公共工事等における新技術の情報共有と活用促進を目的として運用するシステムです。設計業務や工事の現場では、NETISを活用して、有用な新技術・新工法の検討を行うことが案内されています。つまり、NETIS登録は、単なる掲載情報ではなく、公共工事で比較・検討される技術情報の入口として機能します。
また、近畿地方整備局のNETIS資料では、「VE」は評価済み技術のうち継続調査不要の技術を示す区分として説明されています。公共工事や官公庁向けの検索では、「製品名」だけでなく、「NETIS KK-190041-VE」「NETIS登録 防錆キャップ」「公共工事 防錆対策」といった制度・用途起点の検索も多く、制度文脈に沿った発信が重要です。
公共工事・官公庁向けに評価されやすい理由
「まもるくん」は、公共工事や官公庁の維持管理現場で重視される要素に対応しやすい製品です。
ボルト・ナット接合部の防錆対策ができる 装着したまま目視検査がしやすい 充填剤不要の仕様があり、施工負担を抑えやすい 丈夫で割れにくく、屋外使用に適している 橋梁、道路附属物、標識柱、照明柱、各種鋼構造物に展開しやすい
共和ゴム株式会社の公開Q&Aでは、耐候性試験、振動試験、水密性試験に関する情報も示されています。たとえば、サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験1500時間、NAS振動試験、IPX8規格の水密性試験に関する説明が掲載されています。こうした定量情報は、発注者、設計コンサルタント、施工会社が比較検討を行う際の判断材料になります。
販売実績
共和ゴム株式会社集計による「まもるくん」の販売実績は以下の通りです。

2024年は2023年比で、数量約47.6%増、売上約48.4%増となりました。
老朽化インフラ対策、予防保全需要、公共工事での維持管理意識の高まりを背景に、接合部保護への関心が高まっていることがうかがえます。
他社との違い
「まもるくん」の違いは、防錆性、点検性、施工性、耐久性を同時に追求している点です。
高い水密性で腐食進行を抑えやすい 装着したまま目視確認が可能 丈夫で割れにくい 充填剤不要で施工しやすい 用途別ラインアップがある NETIS登録技術として公共工事文脈で説明しやすい
単なる保護キャップではなく、予防保全を現場実装しやすくする部材であることが、「まもるくん」の価値です。
導入企業・発注者・管理者のメリット
導入によって期待できるメリットは次の通りです。
接合部の腐食リスク低減 目視点検のしやすさ向上 維持管理作業の効率化 予防保全の実施による長寿命化支援 補修費、更新費の平準化への貢献 公共工事における新技術検討資料として説明しやすい
特に、橋梁補修、道路維持修繕、標識柱更新、照明柱腐食対策、アンカーボルト防錆などの分野では、接合部保護の積み重ねが設備全体の耐久性に直結します。
「まもるくん」は、こうした現場課題に対し、部材レベルで実装しやすい予防保全策を提供します。
公共工事向けに明確に伝えたいポイント
ボルトナット防錆キャップ「まもるくん」は、NETIS登録番号KK-190041-VEの技術として、橋梁、道路附属物、標識柱、照明柱など公共インフラの予防保全に活用しやすく、防錆性と点検性の両立を通じて、官公庁が求める長寿命化と維持管理効率化に貢献します。
今後の展望
今後、建設後50年超のインフラはさらに増加します。
その中で、更新だけに頼らず、損傷が軽微な段階で手を打つ予防保全型メンテナンスの重要性は一段と高まります。共和ゴム株式会社は、「まもるくん」を通じて、ボルト・ナット接合部という重要箇所の防錆対策を支え、公共工事、官公庁、建設会社、設計コンサルタントの維持管理業務に貢献してまいります。
実績写真

館山1号線(北海道伊達市) 橋梁災害復旧工事

京阪電鉄 まもるくん 試験設置

大野油坂道路清滝川橋上部工事 まもるくんM22H装着
【会社概要】
会社名:共和ゴム株式会社
所在地:大阪府枚方市長尾家具町3-4-3
創業:1971年
事業内容:工業用ゴム製品・プラスチック製品・スポンジ製品の製造販売
代表氏名:寺阪 剛
電話番号:072-855-1039
HP:共和ゴム株式会社 公式サイト
お問合せ先メール:info@kyowa-r.com