心の状態が顕著に表れる「顔」をテーマに、アーティスト30名が２点ずつ、総数60点を展観
2015年に50名が出展する「50の顔」としてスタートした顔シリーズは、今年で６年目を迎えます。今回は会期を前期と後期の２回に分けて30名が出展する「30の顔」として開催、すなわち60点の人物画を展示します。
一向に冷めることのない人物画の人気。その要因は表情による心理描写の難易度にあると思われます。目のかたちや大きさ、眉の角度、口の膨らみや柔らかさ、髪の色や艶など、各パーツの描写はもとより配置の僅かな動きで印象は大きく変わります。それは観る人にモティーフの年齢や性格、心の状態を想像させ、更にポーズや手の動きが加わって彼らの置かれた状況にまで想像を広げさせます。それゆえに創る側は完成するまで一時たりとも気の抜けない繊細な描写を求められます。また、ことわざや慣用句で「目は口ほどにものを言う」、「目にものを言わす」などもあり、それを顕著に感じるのはマスクが日常化し口元が見えない今ではないでしょうか。是非、お気に入りの1点と出逢いに来てください。
【開催場所】
REIJINSHA GALLERY
〒103-0011 東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 PUBLICUS x Nihonbashiビル 1F
前期：有村佳奈／井上舞／尾崎里樺／工藤大輔／黒木美都子／顧洛水／國府田姫菜／小筆夏海／紺野真弓／外田千賀／寺野葉／戸井田しづこ／花菱慧／町田結香／山本有彩（50音順）
後期：青山幸代／井上知美／大島利佳／蔵野春生／島崎良平／下重ななみ／平良優季／手綱笹乃／西口茜／細川成美／三谷拓也／やちだけい／山下千里／吉間春樹／涼（50音順）
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