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クロス・クローバー・ジャパン

【大船渡山林火災から1年】焼けた木をネコグッズに活用 岩手県内唯一の被災木製品化への取り組み(東京ビッグサイト開催レポート)

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クロス・クローバー・ジャパンの猫用品ブランド「nekozuki」は、「WOODコレクション2026」で岩手県大船渡市の山林火災の被災木を活用した猫用品を展示。県内唯一の活用事例として紹介されました。


(モクコレ岩手県ブース)

このたび、クロス・クローバー・ジャパン(本社:岩手県盛岡市、代表取締役:太野由佳子)の猫用品ブランド「nekozuki」は、去る2月12日(木)・13日(金)に東京ビッグサイトで開催された「WOODコレクション(モクコレ)2026」において、岩手県大船渡市で発生した山林火災の被災木を活用した猫用品の展示を行いました。

当日は「植える→育てる→伐る→使う」という森林循環への寄与を目的に、被災木の需要喚起と利用拡大を推進する先進事例として紹介され、県内唯一の被災木活用事例として岩手県とともに展示を行いました。※岩手県内における山林火災の被災木を活用した猫用品の商品化事例(2026年3月、当社調査)
「WOODコレクション(モクコレ)」で被災木が取り上げられるのは、今回が初めての試みとなりました。

【イベント概要】

展示概要
展示会名:WOODコレクション(モクコレ)2026
開催期間:2026年2月12日(木)10:00~17:30
   2026年2月13日(金)10:00~16:30
会場:東京ビッグサイト 西1・2ホール/アトリウム
展示場所:岩手県林業振興課 被災木コーナー
展示商品:がりがりマット(爪とぎ)48×36×4.5cm
     ちょいちょいBOX(おもちゃ)44×10×11cm
     ねこずきのたまご(ボール)直径3cm

(被災木を使った猫用品の展示の様子)

(ちょいちょいBOX)

被災木との出会い

2025年2月26日に岩手県大船渡市で発生した山林火災は、平成以降で国内最大規模となる約3,370ヘクタールが焼損しました(東京ドーム面積4.7haの約723倍の被害)。
市と県の発表によると、被害総額は約102億円にのぼり、「被災木(ひさいぼく)」となった倒木や立木が復興の妨げとなっている状況が続いています。
現在、被災木を処分するのではなく「建材や製品の素材として有効活用する仕組みをどうつくるか」が地域の大きな課題になっています。

 こうした状況を受け、被災木を活用した室内ネコ向けの「おもちゃ」と「爪とぎ」を開発しました。
開発の背景には、私自身と大船渡との深いご縁があります。弊社商品「ねこずきのごはん」の原料となる鶏が育つ場所は大船渡であり、日頃からその恵みをいただいてきました。山林火災発生当時、何も力になれなかったことへの歯がゆさが心に残り、「いつか自分にできる形で恩返しをしたい」という思いが原動力になりました。

実際に商品開発を進めると、被災木がネコグッズの部材として最適であることが分かりました。ネコが健康で幸せに暮らす上で欠かせない道具として、被災木に新しい命を吹き込み、ネコと地域の未来につながる形にできないかと考え、今回の商品が誕生しました。

製品化までの課題と試行錯誤

・強度・安全性検証
岩手県林業技術センターによる検査では、被災木は表面が焼損している場合でも、内部の木質部分は健全な状態が保たれており、強度についても健全木と大きな差がないことが確認されています。この結果を受け、被災木を木材として活用する取り組みが検討されるようになりました。

・職人との調整
はじめに被災木を使いたいとお話しした際は驚かれましたが、火災後の被災木の活用が地域の課題になっていることをお伝えすると、その想いに共感してくださり、快く引き受けてくださいました。

・焼損材特有の加工難易度
実際に被災木を使って製造を行うにあたり、どのような問題が出るのかを考えながら作業を進めました。しかし、加工してみると、健全木と変わらず問題なく加工することができました。

・商品として成立させる難しさ
ネコが実際に使うグッズのため、試作を作ってはネコに試してもらい、課題を見つけては改良する工程を、商品開発に参加しているネコ社員の“OK”が出るまで何度も繰り返し、完成にたどり着きました。

被災木がネコグッズになるまで


(大船渡の被災木)

(ネコグッズ製作)


(青木信介さん)
青木家具製作所 代表 青木信介さん被災した木材を生かそうという気持ちにすごく感動しました。焼却されて無くなるのではなく、誰かの手元で蘇るというのが本当にいいことだなと思います。

現在の社会実装状況

現在、除去が進んでいるのは全体の約0.01%、わずか約20ヘクタール分にとどまっています。さらに、火災後3年以内に活用できなければ、木は枯死してしまう可能性が高いとされています。

大船渡市山林火災で発生した被災木を一般流通製品として社会実装している事例は、岩手県林業関係者への確認において県内唯一となっています。

2025年12月12日に被災木を使った「がりがりマット(爪とぎ)」「ちょいちょいBOX(おもちゃ)」「ねこずきのたまご(おもちゃ)」の販売を開始しました。
発売直後から好評で、いずれの商品も初回分が短期間で完売しました。
発売から1週間で「ちょいちょいBOX(おもちゃ)」の第一弾20台が完売し、現在は第二弾として、3月末入荷予定の30台の予約を受け付けています。

「がりがりマット(爪とぎ)」は販売開始から2週間で第一弾20台が完売し、現在は第二弾を販売中です。また、「ねこずきのたまご(おもちゃ)」は発売から1週間で第一弾100個が完売し、現在は第3弾を販売しています。

お客さまの声


(がりがりマット使用中)
がりがりマット爪研ぎ試してみますね! ありがとうございます


(ねこずきのたまご使用中)
ねこずきのたまご4歳半の猫を2匹飼っておりますが2匹とも興味津々で遊んでます。 シンプルでとても良いです。 ありがとうございました

東京ビッグサイト会場での反響

「山火事被害を受けた木は使えないと思っていたが違った。」

「被災木を使って応援したい。」
「(合板・LVLなど)具体的な製品がでてきたので、設計に入れやすい。」
「社会的課題を考えるきっかけとして被災木を使ったワークショップがあってもよい。」
「ネコの商品として使えるのは意外性があった。作りがしっかりしているので、愛猫家は高くても買うのでは。」

(被災木を活用した板)

(歓談の様子)


(被災木コーナー)

(被災木)


(菊地明子さん)
岩手県農林水産部林業振興課
菊地明子林業・木材担当課長被災木の利用について関心を持ってもらっているし、実際に協力を申し出てくれるところもいて大変ありがたく思っている。少しでも早く被災地が再生することを目標に、我々は一歩一歩前進していきたい。

今後の展望

地域と連携しながら被災木を継続的に活用し、機能面で適した他のネコ用品にも展開を広げていきたいと考えています。

nekozukiとは

「ネコ目線のモノづくり」で、ネコの困りごとを解決している岩手のネコグッズメーカーです。
人間の都合ではなく、ネコの習性に配慮した商品開発を行い、グッドデザイン賞を7回受賞。

(ヒト用サイズのがりがりボードで爪を研ぐ太野社長)

(がりがりボードで爪を研ぐネコ社員)

開発者である社長自ら、ヒト用サイズに拡大製作した製品でネコの気持ちになり商品の使用感を確認しています。

代表コメント


太野と飼い猫でもあるネコ社員きなこちゃん
株式会社クロス・クローバー・ジャパン
代表取締役
nekozuki 代表 兼
ネコの困りごと解決プロダクトデザイナー

太野(ふとの)由佳子

岩手県盛岡市出身
大好きなネコの役に立ちたいと2005年に一人と3頭のネコと起業。

飼いネコの病気をきっかけに、負担の少ないエリザベスカラーを作ろうと決意しました。当時は犬用品が主流で、小型犬用を代用するのが一般的。市販品で弱る飼いネコを見て、「無いなら作るしかない!」とゼロから商品開発を始めました。

2010年にネコ用品メーカーnekozukiを立ち上げ、「ネコ目線のモノづくりで困りごと解決」をテーマにネコと飼い主の快適な暮らしを支える商品開発を続けてきました。たとえば、爪切りを嫌がり大暴れするネコ用の「もふもふマスク(爪切り補助マスク)」は目隠しをするとおとなしくなるネコの習性を活用した爪切り用の道具、自宅で初めて爪切りができたという喜びの声を頂戴し口コミだけで4万枚を販売し多くの猫愛好家からの支持を得ています。

nekozuki立ち上げのきっかけとなった「フェザーカラー(エリザベスカラー)」は、人間サイズの試作品も作成し、徹底したネコ目線で開発した結果、2011年の発売以来累計6万枚販売のロングセラーになっています。これまでに40商品を開発、グッドデザイン賞を7回受賞しています。

ネコの理解のため飼い主に知ってほしい情報を専門家とともに発信する「nekozukiの学校」を運営しています。ネコの本能を抑えつけるのではなく自由に発揮できる商品開発やサービスを通じて、ネコがネコらしく生きられる幸せな未来を築くサポートをしています。将来の夢は「ネコがネコらしく生きるのが当たり前に」なることです。

地域未来牽引企業(経済産業省)、東北アントレプレナー大賞(東北ニュービジネス協議会)

【メディア掲載実績】

■本取り組みについて、テレビ東京のミニ番組『みどりをつなぐヒト』にて紹介していただきました。
放送日:2025年2月10日
番組公式URL:https://www.youtube.com/watch?v=SukgJlIgC7s&list=PLe7yaPWHjEKppzFLVTHnfvnmvfKHkBpia&index=1

■出展当日の様子をフジテレビ『FNN LIVE NEWS α』にて取り上げていただきました。
放送日:2025年2月12日
番組公式URL:https://www.fnn.jp/articles/-/1002153

会社概要

会社名:株式会社クロス・クローバー・ジャパン
所在地:〒020-0021 岩手県盛岡市中央通1-6-30
事業内容:猫用品の企画・開発・販売
設立:2005年6月3日
代表者:太野由佳子
企業HP:https://cross-clover.co.jp/

「nekozuki」ブランドサイト:https://kurokuro.jp/
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/nekozuki_jp

弊社は岩手県を拠点とするネコ用品メーカーで、南部鉄器をはじめとした岩手の伝統技術をネコ用品へ応用した商品開発を行っています。
開発には元保護猫である「ネコ社員」が参加するほか、人間サイズの試作品を用意し、代表自らがネコになりきって商品テストを行うなど、独自の開発プロセスを採用しています。

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