顧客設備のライフサイクル管理を通じて、アフターサービスの収益最大化と業務効率化を実現
設備管理クラウドサービス「EMLink」を提供する株式会社設備保全総合研究所(本社:東京都目黒区、代表取締役CEO:相原章吾、以下「EML」)は、産業機械・各種機器メーカーのアフターサービス業務に特化した「EMLink 機器メーカー向けパッケージ」の提供を開始いたします。本パッケージにより、機器メーカーは納入済み機器の保全計画・顧客対応・部品管理・提案活動を一元管理でき、アフターサービスの収益最大化と業務効率化を同時に実現できます。
■ 開発の背景
EMLink はこれまで、プラント・工場のオーナー企業が自社設備の保全管理を行うためのクラウドサービスとして提供してまいりました。一方で、サービス提供を進める中で、機器メーカーや保全事業者からの導入も増加。こうしたユーザーの多くは、自社が顧客に納入した機器の稼働状況を把握し、メンテナンスサービスを計画的に提供・提案するという、設備オーナー企業とは異なる業務ニーズを持っています。
従来、ベンダ各社は汎用CRMや自社開発システムで納入済み機器の管理を行ってきましたが、汎用CRMは「顧客との商談管理」が主軸であり、型式ごとの点検周期や部品交換推奨時期、耐用年数に基づく更新タイミングといった設備ライフサイクルに沿った管理には不向きでした。また内製システムは維持コストが高く、機能拡張も容易ではありませんでした。
今回、こうした機器メーカー・保全事業者の現場の声に応える形で、アフターサービス業務に特化した「EMLink 機器メーカー向けパッケージ」の提供を開始いたします。

EMLink 機器メーカー向けパッケージ
■ パッケージの特長
工場・インフラ設備の管理に最適化されたEMLink のデータベース基盤と生成AIを活かしながら、以下の付加価値を一つのプラットフォームで実現します。
1. 納入機器の台帳管理
どの顧客に、どの型式を、いつ納入したかを一元管理。型式・シリアル番号・取扱流体・設置環境などを機器単位で記録し、納入した全ての設備情報を統合的に管理します。メーカーが納入した機器の図面、マニュアル、部品リスト(BOM)もクラウド上で一元化し、ユーザー企業と情報を共有することで、問い合わせ対応工数を削減します。
2. 保全計画と提案管理
メーカー推奨の点検周期・部品交換周期に基づき、次回提案タイミングを自動算出。定期点検、部品交換、モデル更新などの提案を抜け漏れなく管理します。従来の「壊れたら直す」受動的な対応から、「壊れる前に最適な提案を行う」能動的なサービスへの転換を支援します。
3. 顧客対応の時系列管理
顧客からの異常報告を受付から原因調査、対策完了までモバイルアプリケーションで一気通貫で記録。対応状況の可視化と、不具合を起点とした改善提案(アップセル)への展開が可能です。顧客企業の保全担当者が自社設備の状態をいつでも確認できる専用ポータルも提供し、メーカーと顧客が同じプラットフォーム上で情報を共有することで、信頼関係の強化と業務効率化を両立します。
4. 重要部品の資材最適化
長納期部品の在庫・引当状況を管理し、どの顧客向けにどの部品をいつまでに確保すべきかを把握。適切なタイミングでのメンテナンスにより、機器の寿命延伸と過剰な保全コストの削減を実現します。
5. EMLink Intelligence連携
生成AIが納入機器と対応履歴を分析し、提案余地の発見、製品別付加価値の評価、顧客ごとの追加契約ポテンシャルを可視化。過去の故障パターンや摩耗状況の分析により、「いつ、どの部品を交換すべきか」というリスクベースの判断支援を自動で行います。
参考リリース:EMLink、AIエージェント機能「Intelligence」で保全業務を95%効率化
■ 本パッケージが実現すること
産業機械・各種機器を提供するメーカーのアフターサービスを「属人的・受動的な対応業務」から「データドリブンで能動的な収益活動」に変えるパッケージです。
機器メーカーにとってアフターサービスは、新規販売以上に安定した収益源であり、顧客との長期的な関係構築の核となります。しかし実態としては、担当者の記憶や個別のExcel管理に依存し、提案すべきタイミングを逃したり、顧客からの問い合わせに対して過去の対応履歴を即座に参照できないケースが少なくありません。
本パッケージは、機器の納入情報を登録した瞬間から、将来の提案スケジュールが自動生成され、日々の対応記録が蓄積されるほど提案の精度が上がる仕組みを提供します。汎用CRMからの移行であれば低コストでより精緻な設備管理を実現します。
・アフターサービス売上の増加:計画的な保守提案により、継続的な収益基盤を構築
・顧客エンゲージメント強化:データに基づく価値提供により、顧客との長期的関係を構築
・サービス部門の効率化:業務の標準化・自動化により、少人数で多くの設備をカバー
・製品競争力の向上:実稼働データに基づく製品改良により、市場での差別化を実現
・突発対応の削減:予防保全により、緊急対応を減らし計画的な業務運営を実現
■ 株式会社設備保全総合研究所について
EMLは、プラント・工場・インフラ向けアセットマネジメント・クラウド「EMLink」を提供する、メンテナンス・テック・カンパニーです。「社会・産業インフラを黒子として支える」をミッションに、設備保全業務のDXを通じて、あらゆる非効率を解消します。設立以来、石油・化学・自動車・鉄鋼・電力インフラ・自治体など100社以上のリーディングカンパニーに対し、アセットマネジメント・クラウド「EMLink」を提供しています。

会社名: 株式会社設備保全総合研究所
設立: 2022年9月
代表者: 代表取締役CEO 相原章吾
本社: 東京都目黒区目黒本町3丁目18-16
事業内容: 工場・インフラ向けアセットマネジメントシステム「EMLink」の開発・販売および関連コンサルティング
Website: https://em-labo.co.jp/
主要株主: 株式会社マイスターエンジニアリング、DNX Ventures、Delight Ventures