宇野重規さんの新刊『実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』10月24日発売
株式会社中央公論新社(本社・東京都千代田区、代表取締役社長・安部順一)は、10月24日に『実験の民主主義 トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』(宇野重規・著/若林恵・聞き手)を刊行します。
【企業、官庁、自治体NPO、メタバース、推し括。「民意」から、人がそれぞれの持ち場で活躍する「実験」へ】
ポピュリズム、名ばかりの選挙、独裁、世論の分断、戦争―― デジタルが社会を一変させるなか、政治は分断を生み、民主主義は「死んだ」「奪われた」と言われています。 どうすれば、よりよい社会を実現できるのでしょうか? 本書は、19世紀の大転換期を生きたトクヴィルの思索と行動を手がかりに、平等・結社・行政・市民のイメージを一新し、民主主義をアッ プデートする「実験」の技法を描き出します。 新しい技術が人々の想像力を変えた歴史を捉え、民主主義論の第一人者がフランス革命・アメリカ建国後の政治史を解説。デジタル行政を知悉する編集者と力を合わせ、AI時代の社会像を探究します。

【書誌情報】
発売日:2023年10月24日
定価:1,100円(10%税込)
ISBN:978-4-12-102773-3
判型:新書判 / ページ数:328P
【著者プロフィール】
宇野重規
1967年東京都生まれ。専門は、政治思想史、政治哲学。東京大学法 学部卒業。同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。千葉大学 法経学部助教授などを経て、東京大学社会科学研究所教授
聞き手 若林 恵
1971年生まれ。平凡社『月刊太陽』編集部、『WIRED』日本版編集長を 経て、2000年にフリー編集者として独立。雑誌、書籍、展覧会の図録な どを多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2018年黒鳥社設立