Kenshoの台湾市場の知見とClassiqの量子開発プラットフォームを融合し、化学・材料、防衛、学術・研究分野での量子活用を推進

左から:Kensho会長のFu-Hsin Hsiao氏、Classiq バイスプレジデント・アジア太平洋地域統括の田中 晃。パートナーシップ契約調印式にて。(写真提供:Classiq)
台湾・台北、2026年9月3日 - Kenshoと、業界をリードする量子コンピューティングソフトウェア企業であるClassiqは本日、台湾におけるClassiqの量子ソフトウェアプラットフォームの普及と活用の拡大を目的とした市場開発パートナーシップ契約を締結したことを発表しました。本提携により、Kenshoは台湾で培ってきた顧客ネットワークを活かし、政府機関、研究機関、企業へのClassiqプラットフォームの導入を支援するとともに、現地でのサポートやトレーニングを提供します。また、両社は量子アプリケーションに関する共同研究開発(R&D)の可能性についても検討していきます。
提携の初期段階では、化学・材料分野の企業や防衛関連組織に加え、シミュレーションや最適化などの課題に量子コンピューティングの活用を検討する企業・組織を主な対象とします。Kenshoは、先端半導体製造装置やファクトリーオートメーションシステムの販売・導入支援で培った豊富な経験と顧客基盤を活かし、Classiqの高度な量子アルゴリズム開発技術を台湾市場に展開していきます。
ハードウェア方式に依存しないClassiqの量子開発プラットフォームは、高レベルの機能モデルから、選択した量子ハードウェアで実行可能な最適化された量子回路を自動生成します。これにより、企業や研究機関は特定の量子ハードウェアに縛られることなく、さまざまな量子ハードウェアやクラウド環境で量子アプリケーションを柔軟に開発・実行することができます。
Kensho会長のFu-Hsin Hsiao氏は、次のように述べています。
「台湾では量子ハードウェアの利用環境が徐々に整いつつありますが、実用的なアプリケーションを開発するためには、ハードウェアだけでは十分ではありません。Classiqは、各分野の専門知識を量子アプリケーションの開発につなげるために必要なソフトウェア基盤を提供しています。これにより、お客様が量子技術の評価から実際のアプリケーション開発へと進むための、一貫した支援が可能になります。」
Classiq共同創業者兼CEOのNir Minerbiは、次のように述べています。
「台湾は、世界をリードする半導体産業、高度な研究開発力、そして次世代コンピューティング技術への高い関心を兼ね備えています。Kenshoは、台湾のテクノロジー市場に関する深い知見と豊富な経験を有しています。今回の提携を通じて、現地での充実したサポート体制を整え、特定のハードウェアに縛られることなく、お客様がさまざまな環境で活用できる量子ソフトウェアを開発できるよう支援していきます。」
両社は今後、材料研究や複雑な最適化などの分野を中心に、企業や研究機関が量子技術を活用するための体制やノウハウを蓄積し、最適なユースケースを見極められるよう支援していきます。
また、両社はSEMICON Taiwan 2026において、本パートナーシップについて紹介します。
SEMICON Taiwan 2026 出展概要
- 会場:台北南港展覧館 1館 1階(Nangang Exhibition Center, Hall 1)
- ブース番号:K2483
会場では、Classiqが量子開発プラットフォームのデモンストレーションを実施します。また、Kenshoは、台湾の企業や関係機関との商談・交流機会の創出を支援します。
※本リリースは、2026年9月3日に台湾で発表されたプレスリリースの抄訳です。
Kenshoについて
Kenshoは1986年の設立以来、海外メーカーのファクトリーオートメーション(FA)機器や機械、部品などの販売代理を中心に事業を展開してきました。生産コストの削減や製造効率の向上につながるオートメーションソリューションの導入を支援し、約40年にわたる経験と台湾市場への深い知見をもとに、幅広い顧客基盤と長期的な信頼関係を築いています。
半導体やオプトエレクトロニクスをはじめとする先端技術産業の発展とともに、Kenshoは事業領域を拡大してきました。現在では、先端製造装置、半導体検査・計測装置、シリコンフォトニクス関連装置など、世界各国の先端技術やソリューションを台湾市場に提供し、顧客の技術力や競争力の向上を支援しています。
近年は、量子技術分野にも事業を拡大しています。2025年以降、ドイツの量子コンピューティング技術や日本の量子アルゴリズムをはじめとする関連ソリューションを台湾に導入するとともに、海外の量子テクノロジー企業と台湾の研究機関、大学、産業界との連携や知識交流を積極的に推進しています。2026年3月には、台湾経済部(Ministry of Economic Affairs:MOEA)の指導のもと、資訊工業策進会(Institute for Information Industry:III)と共同で「Q2T Taiwan Quantum Computing Forum」を開催しました。国内外の専門家をはじめ、研究機関、大学、産業界のリーダーが一堂に会し、量子コンピューティングに関する最新の知見や将来の可能性について議論しました。同フォーラムは台湾の研究・学術・産業界から高い関心を集め、Kenshoが先端技術・装置の提供に加え、台湾における量子技術エコシステムの発展を推進する企業として新たな役割を担う上で、重要な一歩となりました。
Kenshoは、「お客様の高い期待に応える優れたサービス品質の提供」を基本理念に掲げ、誠実さとプロフェッショナリズムを大切にするとともに、チームワークと持続的な成長を重視しています。今後も、長年培ってきた業界経験とグローバルなパートナーシップを活かし、世界各国の先端技術や革新的なソリューションを台湾市場に提供することで、顧客のさらなる成長と技術革新を支援していきます。
Classiqについて
Classiqは、企業や研究者による量子コンピューティングの活用を支援する、業界をリードする量子コンピューティングソフトウェア企業です。Classiqプラットフォームは、高レベルの機能モデルから、ハードウェア上で実行可能な最適化された量子回路を自動生成します。これにより、量子ハードウェアに関する高度な専門知識がなくても、アルゴリズムを迅速に開発し、コストとパフォーマンスを最適化しながら、量子アプリケーションの開発を進めることができます。
大手ハイパースケーラーやハードウェアプロバイダーをはじめとする、量子クラウドコンピューティング分野の世界的リーダーとのパートナーシップを通じて、Classiqは「一度設計すれば、さまざまな環境にデプロイできる」開発環境を提供しています。また、Classiqの合成技術とメモリ最適化ツールにより、スケーラブルで効率的な量子コードを生成し、研究開発の加速と実行コストの削減を支援します。
Fast Companyの「Next Big Thing in Tech 2025」を受賞したClassiqは、世界をリードする投資家から支援を受けています。量子ソフトウェア分野をリードする企業として、量子コンピューティングの実用化に向けたアプリケーション開発を推進しています。詳細については、LinkedIn、X、YouTubeでClassiqをフォローいただくほか、Slackコミュニティ、GitHubリポジトリ、または www.ja.classiq.io をご覧ください。