当社は、マレーシア国営石油会社 PETROLIAM NASIONAL BERHAD(以下「ペトロナス」)の子会社である Malaysia LNG Tiga SDN. BHD.(以下「ティガ社」)の発行済み株式の10%を取得し、ティガ社が運営するLNG事業に再参画*¹することをペトロナスと合意いたしましたので、お知らせいたします。

ティガ社などが運営するビンツルLNG基地(提供:ペトロナス)
ティガ社は、マレーシア・サラワク州沖に位置するSK10鉱区などから産出される天然ガスを液化することを目的として、当社とペトロナス等の合弁により1995年に設立されました。プロジェクト発足当時から、当社は日本向けのLNGマーケティングサポートを担ってまいりました。
ENEOSグループは2026年4月1日にENEOS株式会社が所管していた天然ガスの液化事業および国内販売事業を、石油・天然ガスの開発・生産事業を担う当社へ移管し、ガス田開発から国内天然ガス販売に至る天然ガス・LNGのサプライチェーンを一元化いたしました*²。
当社は、マレーシアにおいて、今般のティガ社再参画に加え、ガス田開発・生産を担うSK10鉱区プロジェクト、天然ガス液化事業を行うPETRONAS LNG 9 SDN. BHD.(以下、PL9SB社)への参画を通じ事業展開を行っており、今後もペトロナスならびにサラワク州政府と連携し、天然ガス・LNG事業の基盤を強化してまいります。
天然ガス・LNGは世界的に需要の拡大が見込まれるとともに、低炭素エネルギーとしての重要性も高まっています。ENEOSグループは、第4次中期経営計画において、戦略的投資を通じた天然ガス・LNG事業の拡大を掲げており、日本をはじめとするアジア諸国へのエネルギー安定供給に努めてまいります。
*¹:1995年から参画していたが2023年に権益期間満了
*²:2026年4月1日、グループ内天然ガス事業を統合(2025年11月12日公表)

調印式の様子
【ペトロナスTan Sri Tengku Muhammad Taufik社長兼グループCEOのコメント】
「LNGは、今日のエネルギー需要を満たし、低炭素社会への着実な移行を支える存在として、世界のエネルギーミックスにおいて不可欠な役割を担っています。アジアは世界におけるLNG需要の成長の中心であり、安定供給と長期的なパートナーシップは、同地域全体の経済的レジリエンスにとって引き続き極めて重要です。現在まで30年に及ぶENEOSグループとの協業は、そうした長期的な信念を体現するものであり、今後も数十年にわたり、エネルギー分野における両国の国益に資するものです。」
【ペトロナスDatuk Adif Zulkifli上級副社長のコメント】
「ENEOSグループのティガ社への再参画は、アジアのLNG市場における同資産の持続的な強靭性と、長期的な役割に対する両社の信頼を示すものです。またこれは、信頼性の高いLNGシステムを構築し、特に日本のような重要なマーケットを中心に、顧客とパートナーに対し、継続的に価値を提供するペトロナスの取り組みを強化するものでもあります。」
【当社社長(忍田 泰彦)のコメント】
「ティガ社は2003年のLNGプラント運開以来、当社グループとペトロナスの協力のもと、日本買主にLNGを安定的に供給してきたプロジェクトであり、再び参画できることを嬉しく思います。ペトロナスとのパートナーシップを更に強化するとともに、株主であるサラワク州政府、三菱商事とも連携し、エネルギートランジション期における新たな価値創造に取り組んでまいります。」
以上
参考. 当社が参画するマレーシアにおける天然ガス液化事業について
1. ティガ社
液化基地所在地 : マレーシア サラワク州 ビンツル
生産開始 : 2003年3月
2. PL9SB社
液化基地所在地 : マレーシア サラワク州 ビンツル
生産開始 : 2017年1月