マスク配布の支援が主流な一方、『お薬代・医療費の補助』のニーズが最多 続くタイパトレンドで、約9割がオンライン診療費用補助に利用意向
対面診療とオンライン診療を展開する「クリニックフォアグループ」(以下クリニックフォア)は、働く花粉症の男女309名を対象に「働く人の花粉症対策に関する調査」を実施しました。

花粉症による不調は、出勤しているにもかかわらず業務の生産性が低下する要因の一つとされています。経済産業省の「健康経営ガイドブック」では、このような健康問題による生産性低下は「プレゼンティーイズム」と呼ばれ、健康経営の推進において重要な評価指標の一つとされています。
クリニックフォアが先行して発表した調査では、花粉症が働く人に大きな影響を与えていることがわかりました。9割以上が花粉症による仕事のパフォーマンス低下を実感し、症状やお薬の副作用などによる不調があっても我慢して働いている状態である「我慢出勤」は、春の花粉症シーズンにおいて1人あたり平均30.6日間にのぼることが判明しました。さらに、仕事のパフォーマンス低下による生産性損失は、1シーズンあたり約8営業日分に相当することがわかりました。
(※出典:クリニックフォア「働く人の花粉症による影響に関する調査」)
※1営業日=8時間として換算
今回、第二弾として、花粉症への対処状況や職場での支援状況などの実態を調査しました。
調査の結果、約4割が花粉症による仕事のパフォーマンス低下に対処できておらず、さらに2人に1人が欠勤・早退・遅刻・休憩を挟むなど、勤務に影響が生じていることが明らかになりました。一方で、治療薬を服薬している人の多くが、服薬により仕事のパフォーマンスをある程度維持できていると回答しており、適切な治療が有効な対策となることが示されました。
しかし、約6割の職場で何らかの支援が実施されているものの「マスク配布」が最多であり、従業員が最も希望している「お薬代・医療費の補助」との間にギャップがある実態も明らかになりました。また、「通院のための時間が取れない」「待ち時間が長い」といった時間的負担が、治療の障壁となっていることも明らかになりました。
こうした中、時間的負担を軽減しながら治療を受けられるオンライン診療については、約9割が「利用したい」と回答しました。
これらの結果から、オンライン診療は、花粉症によるパフォーマンス低下対策や、従業員の健康支援と生産性向上の両立を支援する福利厚生の一つとして、有効な選択肢になりうることが示唆されました。
「働く人の花粉症対策に関する調査」概要
調査対象:働く花粉症の男女309名
調査期間:2026年1月19日~2026年1月23日
調査方法:インターネット調査
※調査結果をご紹介いただく際は、「クリニックフォア調べ」と注釈をご記載ください。
※構成比の数値は小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%とならない場合があります。
調査サマリー
<調査結果1.働く人の花粉症対策状況と勤務への影響>
■約4割が花粉症による仕事のパフォーマンス低下に対して『対処できていない』と回答
■花粉症の2人に1人が、欠勤・早退・遅刻・休憩を挟むなど「勤務への影響」を経験
その背景には、症状によるつらさ、業務の質・安全性を保つための判断、通院・治療といった要因も
<調査結果2.働く人の花粉症治療の実態>
■花粉症のお薬を服用している人は8割超
服用者の8割が「仕事のパフォーマンス維持」を実感
<調査結果3.職場の花粉症支援について>
■約6割の職場で”花粉症に対する支援がある”と回答
その内容は”マスク配布”が最多に
■約9割が会社の花粉症に対する支援があれば”ありがたい”と感じると回答
求められている支援は、お薬代・医療費の補助が上位に
<調査結果4.治療が進まない要因について>
■働く人の花粉症治療が進まない主な要因は”時間的負担”
治療を受けない理由、最多は「時間が取れない」「病院や薬局での待ち時間が長そう」
オンライン診療は、所要時間を一般的な対面診療の約6分の1に短縮できる一方で、十分に利用が進んでいない可能性も
■会社が「花粉症のオンライン診療」の費用補助を導入した場合、約9割が利用意向
背景には、通院や医療機関・薬局での待ち時間における”時間的負担を減らしたい”ニーズも
調査結果1. 働く人の花粉症対策状況と勤務への影響
■約4割が花粉症による仕事のパフォーマンス低下に対して『対処できていない』と回答
花粉症による仕事のパフォーマンス低下を感じていると回答した288名に、パフォーマンス低下への対処状況について調査しました。その結果、14%が「十分に対処できている」、44%が「ある程度は対処できている」と回答し、約6割の人が何らかの対策を講じていることがわかりました。一方で、約4割が「対処できていない」と回答しました。半数近くの人が十分な対処がないまま、不調を抱えて働いていることがわかりました。

■花粉症の2人に1人が、欠勤・早退・遅刻・休憩を挟むなど「勤務への影響」を経験
その背景には、症状によるつらさ、業務の質・安全性を保つための判断、通院・治療といった要因も
働く花粉症の人309名を対象に、花粉症が原因で、欠勤・早退・遅刻・途中休憩・勤務時間の調整などを行った経験があるかを調査したところ、54%が「勤務への影響」を経験したと回答。特に「早退したことがある(27%)」、「途中で休憩したことがある(22%)」といった回答が多く見られました。


花粉症が原因で勤務の調整を行ったことがある167名に、その理由について調査しました。その結果、最多は「症状がひどく、出勤・業務がつらかったから(49%)」、次いで「症状がひどく、仕事にならなかったから(40%)」、「仕事のミスやパフォーマンス低下を防ぐため(40%)」「花粉症の症状により、睡眠不足だったから(29%)」、「病院受診や処方薬の受け取りのため(26%)」、「お薬の副作用(眠気・だるさなど)が辛かったから(22%)」となりました。
これらの結果から、勤務調整の背景には、症状によるつらさに加え、業務の質・安全性を保つための判断、通院・治療といった要因もあることがわかりました。

調査結果2. 働く人の花粉症治療の実態
■花粉症のお薬を服用している人は8割超
服用者の8割が「仕事のパフォーマンス維持」を実感
働く花粉症の人309名に、お薬の服用状況について調査しました。その結果、「市販薬の服用(44%)」「医療機関を受診し、処方薬を服用(29%)」「市販薬・処方薬を併用(11%)」となりました。8割超が、市販薬または処方薬で対処していることがわかりました。

さらに花粉症のお薬を服用している260名を対象に、お薬の服用により仕事のパフォーマンス(効率や集中力)を維持できているかを調査したところ、80%が「パフォーマンスを維持できている」と回答しました。一方で、「あまり維持できていない」「全く維持できていない」と回答した人は6%程度にとどまりました。
この結果から、花粉症のお薬を服用している多くの人が、症状の緩和だけでなく、仕事の効率や集中力を維持できていると感じている実態がうかがえます。

調査結果3. 職場の花粉症支援について
■約6割の職場で”花粉症に対する支援がある”と回答
その内容は”マスク配布”が最多に
働く花粉症の人309名を対象に、現在の勤務先における花粉症への支援有無について調査したところ、57%が「ある」と回答しました。花粉症が仕事のパフォーマンス低下に大きく影響する中、約6割の職場では花粉症に対する支援が行われていることがわかりました。

また、勤務先での支援があると回答した175名に具体的に行われている支援について調査したところ、最多が「マスクの配布(45%)」となりました。次いで「空気清浄機の設置(36%)」、「医療費の補助(通院費・診察費など)(34%)」、「お薬の費用補助(処方薬・市販薬)(31%)」となりました。実際に行われる職場での花粉症に対する支援は、マスク配布が最多であることがわかりました。

■約9割が会社の花粉症に対する支援があれば”ありがたい”と感じると回答
求められている支援は、お薬代・医療費の補助が上位に
働く花粉症の人309名に、会社が花粉症に対する支援をした場合どのように感じるか調査したところ、89%が「ありがたいと思う」と回答しました。

さらに具体的に、どのような支援があるとありがたいか質問したところ、最多が「お薬代の費用補助(59%)」次いで「医療費の補助(48%)」「空気清浄機の設置(42%)」となりました。
これらの結果から、具体的な花粉症支援の施策として、「お薬代」や「医療費」といった実際の症状を緩和するための治療にかかる費用の支援を求めている人が多い一方で、実際の職場での支援は「マスク配布」が最多となっており、職場で実施されている支援と従業員が求めている支援との間に乖離が生じている実態が浮き彫りになりました。

調査結果4. 治療が進まない要因について
■働く人の花粉症治療が進まない主な要因は”時間的負担”
治療を受けない理由、最多は「時間が取れない」「病院や薬局での待ち時間が長そう」
オンライン診療は、所要時間を一般的な対面診療の約6分の1に短縮できる一方で、十分に利用が進んでいない可能性も
市販薬を服用しているものの医療機関で処方されるお薬は服用していないと回答した136名を対象に、医療機関での治療や処方薬を利用していない理由について調査しました。その結果、最多が「病院や薬局での待ち時間が長そう(43%)」「医療機関を受診する時間が取れない(40%)」となりました。

これらの結果から、通院などの時間的負担により、医療機関での治療ができていない実態が明らかになりました。
クリニックフォアが2025年に実施した花粉症治療の所要時間に関する調査(*)では、花粉症で一般的な対面の医療機関を利用した時のトータルの所要時間は約2時間であるのに対し、オンライン診療を利用した時の所要時間は平均21分となり、トータルの所要時間を約6分の1に短縮できることがわかっています。しかし、処方薬を服用している人を対象に、医療機関の受診方法について尋ねたところ、約70%の人が対面診療を利用していると回答しています。
この結果から、時間的負担を軽減できる選択肢であるオンライン診療が、現時点では十分に普及していない実態がうかがえます。
(*)クリニックフォア「花粉症の医療機関受診に関する調査」(調査期間:2025年2月18日~2025年2月20日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000096150.html

(出典:クリニックフォア「花粉症の医療機関受診に関する調査」)

■会社が「花粉症のオンライン診療」の費用補助を導入した場合、約9割が利用意向
背景には、通院や医療機関・薬局での待ち時間における”時間的負担を減らしたい”ニーズも
「花粉症のオンライン診療」(※)の利用に対する費用補助を会社が導入した場合、利用したいと思うか調査しました。その結果、利用したいと回答した人は約9割にのぼりました。
(※)花粉症のオンライン診療:通院の必要がなく、スマートフォンやPCを使って医師の診察を受けることができ、処方されたお薬は自宅に配送されます。

さらに、その理由を調査したところ、「仕事の合間など、スキマ時間で受診できるから(56%)」「医療機関に行く時間を確保しなくてよいから(45%)」「待ち時間が少なそうだから(40%)」「仕事を休まずに受診できそうだから(40%)」と時間的負担の軽減が上位を占めました。

この結果から、花粉症による仕事への悪影響を感じながらも、通院や待ち時間といった時間的負担を理由に、適切な治療を受けられていない実態が浮き彫りとなりました。こうした課題に対し、通院に伴う時間的負担を軽減できる診療形態の一つとして、オンライン診療の活用余地が示唆されます。
医師のコメント
今回の調査では、約6割の職場で花粉症に対する支援が行われていることが明らかになりました。一方で、従業員が求めている支援は「お薬代や医療費の補助」といった実際の症状を緩和するための治療にかかる費用であるのに対し、実際の職場での支援は「マスク配布」が最多であるなど、ニーズとの乖離も見受けられます。
また、お薬を服用している人の8割超が仕事のパフォーマンス維持を実感している一方で、治療が十分に行えていない人は、通院に伴う移動や待ち時間といった時間的負担が、治療に取り組む上での大きなハードルとなっている実態も示されました。
こうした状況を踏まえると、時間的制約を抑えて受診できるオンライン診療は、働く人にとって治療に取り組みやすくなる選択肢の一つと考えられます。更に、企業における花粉症対策としてオンライン診療を柔軟に活用することは、従業員の治療機会を確保するだけでなく、症状によるパフォーマンス低下を未然に防ぐ一助となることが期待されます。
クリニックフォアの「オンライン花粉症・舌下免疫(保険診療)」について
クリニックフォアのオンライン花粉症・舌下免疫は、自宅など好きな場所から受診ができ、お薬をご自宅のポストに配送します。さらに保険診療で受けられることも特長です。
忙しくて対面診療の医療機関が受診できない時も、安心してご利用いただけます。
<オンライン診療の特長>
・自宅や好きな場所から診察が受けられる
・保険診療による受診が可能
・お薬は最短翌日に自宅に届く(※1)
・院内処方でお薬が届くので、薬局に行く必要なし
(※1)発送日は決済完了時間により前後します。北海道、九州、沖縄、その他離島に関しましては、発送からお届けまで最短2日必要となります。
(※)舌下免疫療法は、初回の診察は対面診療が必須となります。
(※)診察の結果、医師の判断によりお薬の処方ができない場合もございます。
福利厚生サービス「CLINIC FOR WORK」概要
クリニックフォアが提供する企業向け健康経営支援サービス「CLINIC FOR WORK」は、健康経営や生産性向上、女性活躍推進といった企業課題の解決とともに、従業員のヘルスリテラシーやウェルネス向上を支援するサービスです。
従業員とその家族が利用できるクーポンを発行することで、通常よりも手軽にオンライン診療の利用が可能になります。各課題ごとにカスタマイズ可能なオプションプランもございますので、一度ご相談ください。
<概要>

提供可能な診療科目例:内科/皮膚科/花粉症/低用量ピル/禁煙/ドライアイ/漢方/生活習慣病/インフルエンザ/SAS など