~生産性8-9%向上の実証を経て、経営と現場をデータで直結する「真のDX」へ~

「すべての顧客が、顧客との関係性を根拠にした正しい経営判断ができる世界を作る」をミッションに掲げる株式会社Magic Moment(本社:東京都港区、代表取締役CEO:村尾祐弥、以下Magic Moment)は、日本電気株式会社(本社:東京都港区、取締役 代表執行役社長 兼 CEO:森田隆之、以下NEC)が、営業組織の抜本的変革基盤として「Magic Moment Playbook」を採用し、1,000名規模での導入を開始することを発表いたします。また両社は、NECの全社導入を見据えて「企業神経系」再構築プロジェクトを始動します。
これは単なるSaaSの導入ではありません。日本の大企業が長年抱えてきた「営業現場の入力負荷」と「経営判断と現場実態の断絶」という構造的な病理を、AIテクノロジーによって根底から解決しようとする、歴史的な挑戦の始まりです。
導入の背景:営業の手入力は「人類の失敗」である
多くの日本企業において、高価なSFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理システム)は、現場営業担当者にとって「入力作業を強いる管理ツール」と化しています。NEC様では、データを全社的に共有するデータドリブン経営を導入し、経営判断の迅速化と高度化と現場での自律的な判断を実現しました。その一方で、データ可視化のためには営業活動における商談数や受注見込み等を詳細に入力する必要があり、現場の入力負荷によるデータの欠損や質のばらつき、そして何より「顧客に向き合うべき時間が奪われている」という課題に直面していました。
Magic Momentは、「手入力は人類の失敗である」という信念のもと、人が入力しなくてもデータが集まる仕組み(Data Capture)こそが、次世代の経営基盤になると提唱してきました。この思想に、データ入力を効率化しデータドリブン経営を組織に定着させるシステムを模索していたNEC様が深く共感。Salesforceのカスタムオブジェクトへの柔軟な対応に加え、早期成果創出を前提としたカスタマーサクセス体制、エンタープライズ企業でも対応できる権限設定が評価され、今回のパートナーシップが実現しました。
プロジェクトの核心:Magic Moment Playbook Capture が選ばれた3つの理由
数あるグローバル製品や国内ツールとの比較検討を経て、Magic Momentが選定された理由は、機能の多寡ではなく、「企業を変革する思想と実装力」にあります。
1. 「入力ゼロ」の衝撃:Data Captureによる自動化
メール、カレンダー、Web会議などの日常業務ツールと連携し、営業活動をAIが自動的に記録・構造化します。先行導入部門の実証では、現場の入力負荷を極限まで削減しながら、データの網羅性と鮮度を劇的に向上させることに成功しました。
2. 「勝ち筋」の民主化:トップセールスの形式知化
個人のスキルに依存していた営業プロセスを、データ分析に基づいて標準化。「Playbook(台本)」としてシステムに実装することで、1,000名の営業担当者が迷うことなく、トップセールスと同じ品質のアクションを実行できる環境を構築します。実証実験では、このアプローチにより営業生産性が約8~9%向上するという有意な結果が確認されました。
3. 「企業神経系」の再構築:経営判断の解像度向上
現場の活動データ(事実)がリアルタイムで経営層に届き、経営の意思決定が即座に現場のアクションとして反映される。この双方向のデータ連携により、NEC様は市場の変化に瞬時に適応する「学習する組織(企業神経系)」へと進化します。既存のSalesforce環境を活かしながら、そこに「魂」としてのデータを注ぎ込むアプローチです。
今後の展望
本プロジェクトは、1,000名規模での導入を皮切りに、NECグループ全体への展開も視野に入れています。また、共同で定める組織進化指標を活用し、変革の進捗を定量的に測定・改善し続けることで、日本企業のDXの新たなモデルケースとなることを目指します。
代表コメント
日本電気株式会社 コーポレートITシステム部門長 兼 経営システム統括部長 中田 俊彦様
私たちNECは、デジタル技術の活用により社会価値を創造し続けるため、自社の営業プロセスの変革にも挑戦しています。その一環として、「Magic Moment Playbook」の導入を決定しました。
Salesforceを活用したデータ経営を深化させる上で、現場の入力負荷とデータの質は長年の課題でした。本ツールの自動録音・連携機能は、営業担当者を事務作業から解放し、創造的な提案活動へのシフトを可能にしました。その結果、商談の文脈を含むリッチな情報がSalesforceに正しく蓄積され、真の顧客理解に基づいたアクションが可能となります。
特筆すべきは、NECが培ってきた「勝ちパターン」を、テクノロジーの力で全社員が実践可能になる点です。ベストプラクティスをシステムがナビゲートすることで、個人のスキルに依存しない強い組織を構築し、商談勝率の確実な向上を見込んでいます。
「Magic Moment Playbook」は、NECの営業文化を進化させる強力なドライバーです。今後も最先端の技術を積極的に取り入れ、お客様の成功に貢献してまいります。
株式会社Magic Moment 代表取締役CEO 村尾祐弥
「『失われた30年』と言われる日本経済の停滞の主因の一つは、企業が顧客との関係性という最も重要な資産を、データとして正しく蓄積・活用できてこなかったことにあります。 日本を代表するテクノロジー企業であるNEC様が、この本質的な課題に正面から向き合い、『手入力の撤廃』と『企業神経系の再構築』という英断を下されたことに、深い敬意を表します。 CRMは、もはや『管理の道具』ではありません。経営者が正しい判断を下すための『参謀』であり、現場が顧客に感動を届けるための『武器』へと進化しなければなりません。NEC様とのこの取り組みが、日本企業の覚醒を告げる狼煙(のろし)となるよう、我々も全社一丸となって伴走してまいります。」
なお、本プロジェクトの推進プロセスや裏側については、日本電気株式会社 セールスDX推進グループ プロフェッショナル 原田隆洋氏が登壇する以下のウェビナーにて紹介します。
・タイトル:「NEC 営業1,000名の手入力全廃と「企業神経系」の再構築 ~Salesforce で『勝ちパターン』を組織実装し、投資対効果を最大化させる変革の裏側~」
・開催日時:2026年2月19日(木)12:00~13:00
・詳細/お申し込み:https://magicmoment.jp/webinar/20260219
株式会社Magic Momentについて
Magic Momentは、AI営業エンゲージメントプラットフォーム「Magic Moment Playbook」と、AI×人のハイブリッド営業支援「Revenue BPaaS」を提供しています。Googleやfreeeで営業組織構築をリードしてきた村尾祐弥が2018年に創業。「GO TRUE WAY」を合言葉に、本質的な価値追求を通じて、日本企業の生産性革命を牽引しています。
・コーポレートサイト: https://www.magicmoment.jp/
・採用情報: https://www.magicmoment.jp/recruit/