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令和2年度 100年以上の歴史を持つ「昭憲皇太后基金」の配分決定 ~約4,440万円を14カ国に~

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~世界で最も古い開発協力基金~ 世界170カ国、累計額約16億2,840万円

赤十字国際委員会、国際赤十字・赤新月社連盟で構成される昭憲皇太后基金合同管理委員会は、今年度の同基金の配分先を決定しました。14カ国の赤十字・赤新月社に対し、総額約4,440万円(40万160スイスフラン)が配分されます。これまでの配分は大正10年の第1回から今回(第99回)までで、累計約16億2,840万円、配分先は170の国と地域にのぼります。

[表: https://prtimes.jp/data/corp/33257/table/60_1.jpg ]

◆◇◆◇ 第99回 昭憲皇太后基金支援事業 ◆◇◆◇

1. ナミビア赤十字社(アフリカ):約321万円(28,940スイスフラン)

学校における救急法の普及

国内の学校10校において救急法の講習を実施します。

2. シエラレオネ赤十字社(アフリカ):約269万円(24,226スイスフラン)

献血と緊急時の産科ケアへの取り組み

特に妊婦や乳児が安全な血液製剤を利用できるよう目指します。

3. ウガンダ赤十字社(アフリカ):約333万円(30,000スイスフラン)

オンラインでの献血者募集

オンラインを活用し、献血者の募集に取り組みます。

4. アルゼンチン赤十字社(南アメリカ):約252万円(22,694スイスフラン)

オンラインを活用した赤十字社における幹部職員の養成

オンライン上での対話や議論が可能なコースを作成し、各地域における赤十字社の幹部職員を養成します。

5. パナマ赤十字社(南アメリカ):約365万円(32,882スイスフラン)

平和教育と環境教育の推進

開発戦略の一環として、社会課題や環境問題に対応するため、平和教育と環境教育を推進します。

6. トリニダード・トバゴ赤十字社(南アメリカ):約332万円(29,900スイスフラン)

バーチャルリアリティを活用した防災事業

バーチャルリアリティの技術を活用して、地震やハリケーンに対する社会の防災意識を高めます。

7. 東ティモール赤十字社(アジア大洋州):約331万円(29,799スイスフラン)

性と生殖に関する健康についての若年層の知識向上

性と生殖に関する健康について若年層への教育キャンペーンを実施し、社会の理解向上を図ります。

8. トンガ赤十字社(アジア大洋州):約378万円(34,100スイスフラン)

障がいのある子どもたちへの支援

障がい者センターにおいて、子どもたちが安全に移動できるよう支援します。

9. ブルガリア赤十字社(ヨーロッパ):約311万円(28,000スイスフラン)

オンラインを活用した救急法の普及

オンライン上で救急法を学べるツールを作成し、普及します。

10. ギリシャ赤十字社(ヨーロッパ):約314万円(28,250スイスフラン)

防災事業への取り組み

支部や地域コミュニティにおいて災害対応チームを結成します。

11. リトアニア赤十字社(ヨーロッパ):約275万円(24,810スイスフラン)

救急法の普及

救急法の講習受講者に対して、家族や友人、職場への更なる普及への協力を呼びかけます。

12. モンテネグロ赤十字社(ヨーロッパ):約313万円(28,188スイスフラン)

ボランティア活動の強化

若手ボランティアのリーダーを通して、ボランティア活動に対する意識の向上を図ります。

13. イラク赤新月社(中東・北アフリカ):約315万円(28,371スイスフラン)

乳がんに関する意識の向上

女性ボランティアを養成し、乳がんの発生率を抑えたり早期発見したりするための情報を発信し、意識の向上を目指します。

14. パレスチナ赤新月社(中東・北アフリカ):約333万円(30,000スイスフラン)

赤新月社の組織体制の強化

IT研究室を設置し、パレスチナ赤新月社の職員やボランティアの研修の場とします。

                    ※1CHF=110.98円(4月6日レート)

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