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ボッシュ株式会社

SU-MM5.10:コンパクトでパワフル ボッシュの傾斜角センサーがDucati 1199 Superleggeraに搭載

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・モーターサイクルの安全・快適機能のために車両ダイナミクス関連データを提供

・ニューDucati 1199 Superleggeraに採用

モーターサイクルは、エンジン、シャシー、ブレーキの絶え間ない改良で、よりパワフルになっています。トラクションコントロールやABSなどの電子制御機能は、たとえコーナーで急加速したり急ブレーキをかけたときでも、こうした高性能なモーターサイクルを安全に制御できるようライダーをサポートします。ボッシュのSU-MM5.10傾斜角センサーは、これらの機能が必要とする車両ダイナミクスに関するデータを供給します。走行中のモーターサイクルの縦加速度、横加速度、鉛直加速度、ヨーレート、ピッチレート、ロールレートを測定し、これらの情報を用いて傾斜角を計算するのです。Ducatiは、このパワフルなセンサーをエクスクルーシブな1199 Superleggeraの心臓部に採用することを決めました。このセンサーから供給されるデータは、新しいDucati の新機能、ドゥカティ・ウィリー・コントロールなどのために利用されます。また、ボッシュはコンパクトで高性能なABSシステム「ABS 9M」も供給します。

この傾斜角センサーの重量はわずか40g と、前世代よりも約60%軽量化され、サイズも約2/3となっています。この非常にコンパクトなユニットはフレキシブルにモーターサイクルに組み込めるだけでなく、MEMS(マイクロ エレクトロ メカニカル システム)技術が用いられた微小コンポーネントを使用することで、電力消費量がわずか65ミリアンペアに抑えられています。また、SU-MM5.10はボッシュのシステムに限らず、あらゆるモーターサイクル用ABSと組み合わせることができるほか、顧客の仕様に基づき、傾斜角センサーがいわゆる5D信号(縦加速度、横加速度、鉛直加速度、およびモーターサイクルのヨーレートとロールレート)を供給することで、外部のコントロールユニットを用いて傾斜角を計算することもできます。なお、傾斜角センサーは測定・計算したすべてのデータをCANバス経由で伝達します。

ボッシュはあらゆるクラスのモーターサイクルにブレーキシステムを供給

ボッシュは最新のABS Generation 9をベースに、前輪だけを制御するロバストなフロントABSから、base、plus、そしてABS enhancedまで、すべてのクラスのモーターサイクル向けのブレーキコントロールシステムを供給しています。このうち最も高性能なABS enhancedは、電子制御式コンバインドブレーキシステム機能により、ライダーが前後いずれかのブレーキの操作をしただけで、前輪と後輪の間で可能な限りブレーキフォースの配分を最適化します。さらに、2013年末にはボッシュのモーターサイクル用スタビリティコントロールの量産が開始されます。これは傾斜角に応じてエンジンとブレーキのパフォーマンスを調整するセーフティシステムで、物理的法則に逆らうことはもちろんできませんが、たとえコーナーで急ブレーキをかけた場合でも、モーターサイクルをきわめて安定した状態に保ちます。

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