募集賃料 5ヵ月ぶりに12,000円／坪台へ上昇
三幸エステート株式会社（本社：東京都中央区、取締役社長：武井重夫）は、2023年8月度の名古屋市オフィス賃貸状況（空室率＆現空面積：全規模、募集賃料＆募集面積：全規模、規模別空室率、主要エリア※1空室率：全規模）および全国6大都市（東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡）の大規模ビルのマーケットデータをまとめた 「オフィスマーケット2023年9月号 名古屋」を公表します。
※1：主要エリア＝名古屋市名駅エリア・栄エリア・伏見エリア
2023年9月号概要
全規模ビル 空室率＆潜在空室率：空室率 小幅に上昇するも前向きな需要の割合は高い状況
全規模ビル 募集賃料＆募集面積：募集面積 2021年2月以来の13万坪台へ減少
規模別 空室率：「大規模」10ヵ月ぶりに5％台へ上昇
全規模ビル 主要エリア 空室率：主要3エリアで異なる動き
※大規模ビル：1フロア面積200坪以上、大型ビル：同100坪以上200坪未満、中型ビル：同50坪以上100坪未満
※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます https://www.sanko-e.co.jp/data/
支店長の視点
新築ビルへ移転したテナントの二次空室について、募集の開始後、比較的早期に後継テナントを成約するケースが散見される。特に立地やビルグレードと賃料のバランスが良好なビルが引き合いを集めている。既存ビルは一般的に新築ビルとは価格差があることから、予算的に検討が可能なテナントが多いこともリーシング活動が進展する要因となっている。(名古屋支店長 妹尾哲也)
名古屋市 全規模ビル 空室率＆潜在空室率
空室率 小幅に上昇するも前向きな需要の割合は高い状況
空室率は前月比プラス0.06ポイントの4.82％となり、2ヵ月連続で小幅に上昇した。新築ビルがまとまった面積の空室を抱えて竣工したことが主な上昇要因となっている。潜在空室率は前月比マイナス0.05ポイントの6.28％だった。オフィス需要は拡張やビルグレード改善目的での移転等、前向きな需要の割合が高い状況が続いている。100坪以上の比較的大口の事例も見られ、既存ビルでの成約が進んでいる。
＜空室率＆潜在空室率＞
※空室率：貸付総面積に対する「現空面積」の割合
※潜在空室率：貸付総面積に対する「募集面積」の割合
既存ビルにおいて、テナント退去前を含む募集床が対象
※統計開始日： 1994年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
名古屋市 全規模ビル 募集賃料＆募集面積
募集面積 2021年2月以来の13万坪台へ減少
募集賃料は前月比プラス261円／坪の12,171円／坪となった。募集賃料は6ヵ月ぶりで上昇したが、オーナー側が募集条件を見直す動きは限定的な水準に止まっている。
＜募集賃料＆募集面積＞
※募集賃料： 共益費込
※募集面積： 各統計日において公開されているテナント募集中面積の合計
※統計開始日： 1994年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
名古屋市 規模別 空室率
「大規模」10ヵ月ぶりに5％台へ上昇
＜規模別 空室率＞
※大規模ビル： 1フロア面積200坪以上の賃貸オフィスビル
※大型ビル： 同100坪以上200坪未満の賃貸オフィスビル
※中型ビル： 同50坪以上100坪未満の賃貸オフィスビル
※統計開始日： 1994年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
名古屋市 全規模ビル 主要エリア 空室率
主要3エリアで異なる動き
＜主要エリア 空室率＞
※統計開始日： 1994年1月1日
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
6大都市 空室率 募集賃料（大規模ビル）
＜空室率の推移（6大都市 大規模ビル）＞
＜募集賃料の推移（6大都市 大規模ビル・主要駅前地区）＞
※募集賃料 ： 共益費込
※2023年8月末現在および各年12月31日時点
その他の全国6大都市の大規模ビル（東京・札幌・仙台・名古屋・大阪・福岡）のマーケットデータをまとめた各都市のプレスリリースは、下記リンク先よりダウンロードいただけます。
https://prap.gigapod.jp/fde6908175f37b14bb1bfc44c85df0470b40c48e4
三幸エステートHP：https://www.sanko-e.co.jp/
三幸エステート株式会社について
三幸エステート株式会社（1977年5月17日設立）は、企業のオフィス戦略を総合的にサポートしています。最適なワークプレイスの検証・提案から、賃貸オフィスビルの選定サポートと仲介、プロジェクト遂行に不可欠なマネジネント機能の提供まで、オフィスに関するあらゆるニーズに幅広くお応えしています。
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