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公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

シリア北西部イドリブにおける産科病院空爆について―セーブ・ザ・チルドレン

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7月29日午後、シリア北西部イドリブで、子ども支援の国際NGOであるセーブ・ザ・チルドレンが過去2年以上支援してきた産科病院が空爆され、2名が死亡したほか、6名が負傷し、妊娠6ヶ月の女性が両足を失いました。空爆を受けた病院は、地域で唯一の出産設備のある産科病院で、空爆時、病院では2件の手術が行われており、1名の妊婦が出産中でした。

セーブ・ザ・チルドレンは現在、現地パートナー団体と協力しながら、病院の業務継続に最善を尽くしています。空爆で、病院内の設備や、保育器などの医療機器、救急車が損壊したため、現在は救急の患者のみを受け入れ、帝王切開や難産のケースは、近隣地区の病院に搬送しています。

「我々は、あらゆる努力をして妊婦と赤ちゃんのケアを続けています。出産室と保育器室を安全のために地下に移し、スタッフが別の病院から発電機と救急車を借りてきて、緊急のケースに対応しています。外来診療の再開にはしばらく時間がかかりますが、病院の6名の助産師が、自宅での出産をサポートしています。このような困難な時に、スタッフが示してくれる忍耐強さと臨機応変さに感謝しています。」シリア事業ディレクター、ソニア・クシュ

国際人道法に反する医療施設への空爆は、今回が初めてではなく、いかなる正当化もできません。セーブ・ザ・チルドレンは、今回の空爆を最も強い言葉で非難します。

<セーブ・ザ・チルドレン概要>
セーブ・ザ・チルドレンは、すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する、「子どもの権利」が実現されている世界を目指して活動する子ども支援の国際NGOです。1919年に英国で設立され、現在、日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開しています。

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