~【参画企業募集中】理系留学生が研究に専念しながら、日本国内での就職を実現できる新プログラム~
株式会社LabBase(本社:東京都港区、代表取締役CEO 加茂倫明/以下「LabBase」)は、2026年3月25日(水)、奈良先端科学技術大学院大学(所在地:奈良県生駒市、学長:塩崎一裕/以下「NAIST」)と連携し、NAISTに在籍する理系修士・博士留学生の日本国内企業への就職を支援するプログラム「NAIST Bridge Program」を開始します。
本プログラムは、優秀な理系留学生が在学中は研究に集中しながら、日本企業への就職を目指せる環境を整えることを目的として設けられました。日本では、新卒一括採用のスケジュールや日本語力の壁により、海外出身の大学院生が研究と就職活動を両立することが難しいという課題があります。
本プログラムでは、そうした日本特有の就職活動の制約を受けにくい仕組みを整えています。大学院在学中の研究が忙しい時期には英語での選考プロセスに参加し、研究修了後に就労に必要な日本語能力を集中カリキュラムで習得できるようにしています。研究とキャリアの両立を支援する、新しい就職支援モデルです。
LabBaseでは、NAISTの優秀な理系留学生への採用を目指す、本プログラムへの参画企業を募集しております。

取り組みの社会的背景
日本では少子化の進行に伴い、高度専門人材の確保と国内定着が重要な課題となっています。特に理工系分野では、大学院で専門性を高めた人材や海外からの留学生など、高度な知識・技術を持つ人材を産業界で活用していくことが求められています。日本への外国人留学生は増加傾向にあり、2033年には外国人留学生の受け入れ数として40万人が政府目標と定められ、修士学生の5人に1人、博士学生の3人に1人が留学生となる見通しです。しかし、日本に留学している優秀な理系学生が国内で就職せず国外へ流出してしまうケースも多く、高度外国人材の定着は大きな課題となっています。
企業側においても、英語で活躍できる高度人材を採用したいというニーズがある一方で、留学生との接点が少なく採用機会が限られていることや、英語での採用プロセスへの対応負担、候補者の日本語力不足による入社後の定着への不安などが採用の障壁となっています。
学生側にも、日本での就職を希望しながら国内就職に至りにくい構造的な課題があります。特に理系の修士・博士課程の学生は研究活動の負荷が高く、日本独自の新卒一括採用を前提とした就職活動スケジュールが大学院での研究活動と両立しにくい状況にあります。さらに、日本語学習に十分な時間を確保することが難しいことも、国内就職を難しくする要因となっています。
こうした状況はNAISTにおいても同様です。NAISTには、情報、AI、マテリアル、バイオテクノロジーなどの分野で高い専門性を持つ留学生が多く在籍しています。日本文化や日本企業に関心を持って来日する学生も多く、NAISTに在籍する留学生を対象に実施した調査では、留学生の74%が日本での就職に関心を持つと回答しました。一方で、実際に日系企業へ就職している割合は約30%にとどまっています。※奈良先端科学技術大学院大学調査
この課題の解決のために、NAISTとLabBaseは、大学院生が研究に集中しながら就職機会を得られる仕組みを整備するため、新たな支援モデルとして「NAIST Bridge Program」を共同で立ち上げました。
「NAIST Bridge Program」概要
本プログラムは、NAISTに在籍する理系修士・博士留学生を対象に、日本企業との接点創出から選考支援、日本語教育までを一貫して提供します。
在学中に英語で企業との面接・選考を行い、内定を獲得した学生を対象として、大学院修了後から入社までの約6か月間、日本語教育を中心とした集中プログラムを実施します。オンラインと対面授業を組み合わせた約500時間のカリキュラムで、日本語能力試験(JLPT)N3相当(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる)の言語力の習得を目標とします。あわせて、日本企業での働き方やキャリア形成、日本の職場文化への理解を深める講座も実施し、言語面だけでなく定着に必要な知識を総合的に習得できる内容としています。
これにより、企業は高度な専門性を持つ理系留学生に早期に出会い、英語で選考を進めたうえで、入社時には一定の日本語力を備えた状態で受け入れることが可能になります。留学生にとっては、研究活動に専念しながら日本での就職機会を得られる新たな進路選択の仕組みとなります。内定した学生の日本語教育プログラムの受講料は、内定企業が負担することになります。
アカデミア・企業と人材支援サービスを担うLabBaseが連携することで、留学生の国内就職を継続的に支援できる仕組みを構築していきます。
プログラムの開始予定と今後の展望
初年度となる本年は、NAISTに在籍する留学生を対象に、2026年3月25日に学生向け説明会を開催します。
その後、4月から企業との面接・選考を実施します。選考を通過した学生は、9月から2027年3月まで集中的な日本語教育プログラムを受講し、2027年4月の入社を目指します。
今後は他大学への展開も視野に入れ、優秀な理系留学生の国内就職における新たな支援モデルの確立を目指すとともに、日本における高度外国人材活用の仕組みづくりに取り組んでまいります。
奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)について
先端科学技術分野に特化した国立の大学院大学として1991年に設立され、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学などの分野において世界水準の研究教育を行っています。国内外から多くの学生・研究者が集まる国際性の高い研究大学院大学であり、修士・博士課程を中心に高度専門人材の育成を行っています。
大学名:奈良先端科学技術大学院大学
学 長:塩崎 一裕
所在地:〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916-5
設 立:1991年
大学公式サイト:https://www.naist.jp/
株式会社LabBaseについて
「研究の力を、人類の力に。」をパーパスに掲げ、研究エンパワープラットフォーム「LabBase」を運営しています。理系学生と企業を結ぶスカウトサービス「LabBase就職」や、研究者・技術者のキャリア支援サービス「LabBase転職」などを通じ、科学技術の発展と社会実装を加速させる事業を展開しています。
会社名 :株式会社LabBase
代表者 :代表取締役CEO 加茂倫明
設 立 :2016年9月23日
資本金 :779,914 千円 (資本準備金含む)
所在地 :〒105-0003 東京都港区西新橋一丁目1番1号日比谷フォートタワー10F
コーポレートサイト:https://labbase.co.jp/
【本件に関する企業様お問い合わせ先】
株式会社LabBase(ラボベース)営業担当
宮崎 E-mail:koichi.miyazaki@labbase.co.jp Tel:090-3385-7200