2026年2月13日と14日に横浜市で開催された『第41回 日本栄養治療学会※1学術集会(JSPEN 2026)』において、ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニー(本社:兵庫県神戸市、カンパニープレジデント:中島昭広)が販売、提供するPHGG※2配合流動食に関する研究成果が発表されました。
ネスレ ヘルスサイエンスは、科学的な根拠に基づき、顧客課題や社会課題の解決に向けた栄養に関するソリューションを提供し続けることを目指しています。今後も、研究活動や学術発表によって栄養療法の発展に寄与するとともに、科学的根拠に基づいた製品やサービス、情報提供を行っていきます。
※1 日本栄養治療学会(英文名称 Japanese Society for Parenteral and Enteral Nutrition Therapy(JSPEN)):静脈経腸経口栄養を中心とする栄養療法及びそれらを支える基礎的栄養学全般に関する会員相互及び内外の関連学術団体との研究連絡、知識の交換、提携の場となることを通して、代謝及び栄養学の進歩普及に貢献するための事業を行い、学術文化の発展と医学及び医療の向上に資することで国民の健康と福祉に寄与することを目的としています。
※2 PHGG(Partially Hydrolyzed Guar Gum:グアーガム分解物):インド・パキスタン地方で主に栽培されている豆科植物(えんどう豆の一種)であるグアー豆の種子胚乳部分から取れるグアーガムを加水分解した水溶性食物繊維です。
PHGG配合流動食600kcalによる2回投与法が血糖変動に与える影響
研究の背景
昨年のJSPEN2025※3では、PHGG配合流動食600kcalによる2回投与法が、非糖尿病患者において血糖変動や栄養状態へ悪影響を及ぼさず、QOL向上や業務負担軽減に寄与することが報告されました。
今回の発表では、糖尿病患者を含めた認容性の評価に研究範囲を拡大し、PHGG配合流動食600kcalによる2回投与法が血糖変動に与える影響を検証しました。
※3 第40回日本栄養治療学会学術集会でネスレ ヘルスサイエンスのPHGG配合流動食研究成果を発表 | ネスレ日本株式会社のプレスリリース
研究方法
PHGG配合流動食600kcalによる1日2回投与法へ変更した非糖尿病患者4例・糖尿病患者5例を対象に、14日間の持続血糖モニタリング(CGM:フリースタイルリブレ2にて測定)による血糖関連の指標を評価しました。
主な結果
- 非糖尿病患者4例では、PHGG配合流動食600kcalによる1日2回投与法に切り替えた後も、CGMで血糖変動は良好に維持され、安全に運用可能でした。
- 糖尿病患者5例では、血糖変動は非糖尿病患者に比べ大きいものの、食後血糖の確認と治療薬調整により全例で継続可能であり、HbA1cの低下を示した症例も確認されました。
- 糖尿病患者では、PHGG配合流動食1日3回投与法よりも2回投与法の方が、目標血糖範囲内の時間の割合は増加し、平均グルコース値も低下しました。
糖尿病を有する同一患者で、PHGG配合流動食を1日3回投与から2回投与へ切り替えた際のCGM変化



左:橋本 創(はしもと つくる)先生(医療法人 旭会 園田病院 理事長・院長)
右:木村 明佳(きむら さやか)先生(医療法人 旭会 園田病院 栄養課)
‐発表概要‐
演題名:高濃度流動食600kcalによる2回投与法が血糖変動に与える影響
試験デザイン:後ろ向き観察研究
発表者:木村 明佳、橋本 創(医療法人 旭会 園田病院)
ネスレ ヘルスサイエンス
■ネスレ ヘルスサイエンスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、2011年食品飲料業界のリーディングカンパニーである「ネスレ」によって創設された、先進的なヘルスサイエンスカンパニーです。世界140カ国以上で、12,000人以上の社員が在籍し、消費者向け健康製品、医療介護施設向け栄養補助製品、科学的知見を取り入れたビタミンやサプリメントなど、幅広いブランドを展開しています。「高い付加価値」と「グローバルな研究開発力」を強みとし、「栄養の力」を基軸に、総合的に健康をサポートする提案をしています。
■ネスレ ヘルスサイエンスのパーパスについて
ネスレ ヘルスサイエンスは、“Empowering healthier lives through nutrition(栄養を通じて、人々のより健康的な生活を支援すること)”をパーパスとしています。消費者、医療・介護現場が願う健康的な生活のため、高品質で科学的根拠に基づく栄養ソリューションを顧客に提供しています。