- 迫る中東リスク 強まる不安:売上DI△3.5ポイント 収益DI+0.1ポイント
総合では、売上DIは-6.0(前回比△3.5ポイント)、収益DIは-8.8(前回比+0.1ポイント)となりました。売上DIが前回比上昇したのは小売業が前回比+13.4ポイント、飲食業が+3.1ポイント、サービス業が+6.3ポイントの3業種、下落したのは製造業が△9.1ポイント、卸売業△0.5ポイント、運輸業が△25.7ポイント、不動産業が△13.7ポイントの4業種となり、明暗が分かれました。
依然続く物価高を背景に仕入価格は高騰し、十分な価格転嫁に苦しむ川下の中小企業では、収益性が悪化し賃上げへの対応にブレーキがかかっています。さらに、中東情勢の緊迫化により原油価格の高騰から燃料エネルギー価格をはじめ、幅広い物価の上昇を招き、長期化の様相を呈しています。
2026年4-6月期は、売上DIが2.8ポイント、収益DIが6.1ポイントそれぞれ下落すると予測しています。

- バラツク設備投資意欲:「予定あり」製造業・卸売業下落
設備投資は、総合では「実施中」が15.7%(前回比+0.9ポイント)、「予定あり」が12.7%(前回比△0.8ポイント)で合計28.4%となりました。
特に、「予定あり」が前回比下落したのは、製造業が10.7%(前回比△2.7ポイント)、卸売業が5.7%(前回比△5.1ポイント)の2業種です。

- 問題点「仕入単価上昇」急伸:「仕入単価上昇」78.1%(前回比+8.9ポイント)
経営上の問題点は、総合では「仕入単価上昇」が78.1%(前回比+8.9)、「一般経費増大」が51.4%(前回比+5.7ポイント)、「売上停滞減少」が42.8%(前回比△3.1ポイント)、「人手不足」が38.4%(前回比△4.7ポイント)となり、中東情勢不安を背景に「仕入単価上昇」が急伸しています。

- 「賃上げ」ブレーキかかる:「実施予定」58.2%(昨年比△1.8ポイント)
「賃上げ」について、「実施予定」は58.2%(昨年比△1.8ポイント)となり、ブレーキがかかりました。特に、飲食業、建設業を除く全ての業種で前年比下落しています。
また、金額ベースでは、ベースアップ、定期昇給ともに「1,000円」未満と「5,000円以上」が増加し、二極化する傾向が見られました。

詳細はこちらからご覧ください。
https://www.osaka-shinkin.co.jp/pdf/report/202603_teirei.pdf
調査時点:2026年3月中旬~3月下旬
対象期間:2026年1~2月期(実績)・3月(予想値) 2026年4~6月期(見通し)
対象企業:当金庫お取引先1,435社(大阪府内、尼崎市)
回答企業数:576社(回答率40.1%)(調査票郵送・Webで回答)