情報セキュリティとAI固有のリスクを継続的に管理するマネジメント体制を第三者認証

株式会社 Elith (本社: 東京都文京区、代表取締役 CEO & CTO: 井上 顧基、以下「Elith」) は、企業向け AI 活用 SaaS プラットフォーム「GENFLUX」の提供を対象範囲として、情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) の国際規格「ISO/IEC 27001:2022」および AI マネジメントシステム (AIMS) の国際規格「ISO/IEC 42001:2023」の認証を、2026 年 8 月 21 日付で取得したことをお知らせいたします。
■ 認証取得の背景
企業による生成AIの活用が、検証段階から日常業務や重要な意思決定を支える本番環境へと広がる中、AIプロダクトには従来の情報セキュリティに加え、AI固有のリスクや影響を継続的に管理する仕組みが求められています。
企業向けSaaSでは、プロダクトが扱う情報の管理、開発環境へのアクセス、変更履歴、インシデント発生時の対応などを継続的に運用することが不可欠です。一方、AIシステムでは、利用される業務やデータ、モデル、法制度、社会からの期待が変化する中で、想定用途やリスクを捉え直し、評価や対策を更新し続ける必要があります。
Elithは「GENFLUX」の提供にあたり、これらを個別の取り組みとしてではなく、継続的に改善するマネジメントシステムとして整備してきました。
情報セキュリティの観点では、情報資産とリスクの管理、アクセス管理、教育、インシデント対応、内部監査、経営層による見直しなどを実施しています。
またAIマネジメントの観点では、AIリスクの評価、AIシステムが及ぼす影響の評価、データおよびAI資源の管理、役割と責任の明確化、教育、インシデント対応、内部監査などを一連のプロセスとして整備しています。
今回の認証取得は、「GENFLUX」の提供に関するElithの情報セキュリティマネジメントシステムおよびAIマネジメントシステムが、それぞれISO/IEC 27001:2022、ISO/IEC 42001:2023の要求事項に適合していることを第三者認証機関が確認したものです。
■ 取得した認証について
今回Elithが取得したのは、情報セキュリティとAIマネジメントに関する2つの国際規格です。
ISMS
- 認証規格: ISO/IEC 27001:2022
- マネジメントシステム: 情報セキュリティマネジメントシステム
- 登録組織名: 株式会社Elith
- 対象範囲: 企業向けAI活用SaaSプラットフォーム「GENFLUX」の提供
- 登録日: 2026年8月21日
- 審査機関: SGSジャパン株式会社
- 認証登録番号: JP26/00000275
AIMS
- 認証規格: ISO/IEC 42001:2023
- マネジメントシステム: AIマネジメントシステム
- 登録組織名: 株式会社Elith
- 対象範囲: 企業向けAI活用SaaSプラットフォーム「GENFLUX」の提供
- 登録日: 2026年8月21日
- 審査機関: SGSジャパン株式会社
- 認証登録番号: JP26/00000274
ISO/IEC 27001について
ISO/IEC 27001は、組織が保有する情報資産に対するリスクを適切に管理し、情報の機密性、完全性、可用性を維持するための情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格です。
Elithでは「GENFLUX」の企画・開発・運用を支える情報管理体制を継続的に点検・改善する仕組みを整備しています。
ISO/IEC 42001について
ISO/IEC 42001は、AIを開発・提供・利用する組織が、AIに伴うリスクや影響を組織的かつ継続的に管理するためのAIマネジメントシステムに関する国際規格です。
Elithでは、AIの想定用途、リスク、影響、データ、責任の所在などを継続的に確認し、技術や利用環境の変化に応じて管理方法を見直す仕組みを整備しています。
■ なぜ2つのマネジメントシステムが必要なのか
企業がAIを安心して本番環境で利用するためには、情報を安全に取り扱うことだけでも、AIの品質やリスクを評価することだけでも十分ではありません。
例えば、強固なアクセス管理や情報セキュリティ対策が行われていたとしても、AIが想定外の用途に利用されたり、特定の利用者や業務に不適切な影響を及ぼしたりする可能性があります。
反対に、AIの品質やリスクを適切に評価していても、その基盤となるデータやシステムへのアクセス管理、インシデント対応などが適切に行われていなければ、企業が安心して利用できるサービスとは言えません。
Elithでは、情報セキュリティとAI固有のリスク管理を相互に補完するものとして捉え、両方を継続的に改善することが、企業におけるAIの本番活用を支える基盤になると考えています。
■ 企業向けAI活用SaaSプラットフォーム「GENFLUX」について
「GENFLUX」は、企業が生成 AI を本番環境で継続的に活用するための、品質評価、セキュリティ、運用管理を支援する SaaS プラットフォームです。
生成 AI の応答品質や安全性の評価、AI の利用・出力に伴うリスクの可視化と制御、改善に向けた情報の提示を通じて、企業が AI 導入後も運用を継続的に見直せる環境を提供します。
AI 活用の推進とリスク管理を別々の取り組みにするのではなく、同じ運用の中で扱えるようにすることで、企業における AI の本番活用を支援します。
■ 代表取締役 CEO 井上 顧基のコメント

「企業におけるAI活用が実証実験から本番環境へ広がる中、求められるのはモデルの性能だけではありません。預かる情報をどのように管理するのか、AIが及ぼす影響やリスクをどのように評価するのか、問題が起きた際にどのように対応し、その結果を次の改善につなげるのかまで含めて、継続的に運用する必要があります。
今回、ISO/IEC 27001とISO/IEC 42001の認証を取得したことで、GENFLUXの提供を支える情報セキュリティとAIマネジメントの双方について、継続的に点検・改善するための基準がより明確になりました。
認証取得を到達点とせず、日々の開発と運用へ反映しながら、お客様がAIを安心して本番環境で使い続けられるプロダクト基盤を磨いてまいります。」
■ 今後の展望
Elithは、ISO/IEC 27001:2022およびISO/IEC 42001:2023に基づき、情報セキュリティリスクおよびAIに伴うリスク・影響の評価、従業員教育、内部監査、経営層による見直しを継続してまいります。
また、自社で蓄積した情報セキュリティ、AIセーフティ、AIガバナンスに関する運用知見を「GENFLUX」の品質評価・セキュリティ・ガバナンス機能へ反映します。
技術、利用環境、社会からAIに求められる要件の変化に応じて管理方法そのものを継続的に更新し、企業がAIを安心して本番運用できる基盤づくりを進めてまいります。
■ 株式会社Elith
株式会社Elithは、AIセーフティ・セキュリティを土台に、企業向けAIプロダクトの開発と先端研究に取り組むテックカンパニーです。
製造、金融、医療、社会インフラなど、重要な業務や意思決定を担う領域で、AIの品質、安全性、セキュリティ、ガバナンスを支えるプロダクトとサービスを提供しています。
AIをつくり、評価し、守り、改善し続けるための実践を通じて、企業がAIを安心して本番運用し、社会や産業の重要な意思決定に活用できる基盤づくりを進めています。
社名:株式会社Elith
代表者:代表取締役 CEO & CTO 井上 顧基
本社所在地:東京都文京区本郷2-27-17 フロンティア本郷 I 6-A
事業内容:AIに関する研究、開発、設計、企画、教育、販売、保守、コンサルティング業務
会社概要URL:https://elith.ai
■ 本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社Elith
Eメール:pr-team@elith.ai
最先端のAI技術の教育研修、開発・導入支援、コンサルティングについてのお問い合わせも、お待ちしております。