2015年11月の外食市場規模は3,199億円(前年同月比-118億円・東名阪3圏域計) 頻度低下が要因で3圏域とも前年実績割れ 前月比では「鍋類専業店」がプラス、「居酒屋」はマイナス
株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)に設置された「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパー グルメ リサーチセンター」では、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2015年11月度の「外食市場調査」を実施しましたので調査結果をご報告いたします。
【今月のポイント】
2015年11月の外食市場規模は東名阪3圏域合計で3,199億円で前年同月比(以下、前年比)は-118億円。3圏域すべてで前年実績を下回った。外食単価は3圏域合計では12カ月連続の上昇(前年比+95円)であったが、外食頻度の低下(前年比-0.22回)を補いきれなかった。特に関西圏では、11カ月ぶりに外食単価が前年比マイナスになるなど、市場規模のマイナス幅がもっとも大きかった(前年比-72億円)。業態別では、「居酒屋」が前月比-79億円とマイナス幅がもっとも大きかった。特に関西圏での利用機会の減少割合が大きく、「すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店」の利用機会が増加しているものの、補うまでには至らなかった。暖冬の影響か『ホットペッパー グルメ』の11月のフリーワード検索においても、鍋類の検索数が伸び悩む傾向にあり、動きが一致する。
【3圏域計(首都圏・関西圏・東海圏)】
・2015年11月の外食(※1)実施率は 75.7% (前月比増減 +0.1pt、前年比増減 -1.0pt)
・2015年11月の外食頻度(※2)は 4.07回/月 (前月比増減 -0.22回、前年比増減 -0.22回)
・2015年11月の外食単価は 2,493円 (前月比増減 +79円、前年比増減 +95円)
・2015年11月の外食市場規模(※3)は 3,199億円 (前月比増減 -63億円、前年比増減 -118億円)
※1 外食:夕方以降の食事について、お店で食事した場合を対象。消費地の範囲として、各圏域の居住者が各圏域の対象都府県内でおこなった外食を対象としており、圏域外でおこなった外食は含んでいない。また、夕方以降、1日2回までの外食を含む
※2 外食頻度:外食実施者の1カ月あたりの平均外食回数
※3 外食市場規模:各圏域の当該年齢人口(14年3月までH22国勢調査、14年4月からH24人口推計、15年4月からH25人口推計)×外食実施率×外食頻度×外食単価で算出
(参考)基準人口(前年度比)は、3圏域・計:-0.8%、首都圏:-0.6%、関西圏:-1.0%、東海圏:-0.7%
【圏域別】
・外食実施率は、首都圏:75.7%(前年比増減 -1.3pt)、関西圏:75.3%(同 -0.8pt)、東海圏:76.2%(同 -0.7pt)
・外食頻度は、首都圏:4.33回/月(前年比増減 -0.25回)、関西圏:3.87回/月(同 -0.15回)、東海圏:3.47回/月(同 -0.25回)
・外食単価は、首都圏:2,581円(前年比増減 +170円)、関西圏:2,422円(同 -64円)、東海圏:2,236円(同 +69円)
・外食市場規模は、首都圏:1,999億円(前年比増減 -24億円)、関西圏:824億円(同 -72億円)、東海圏:377億円(同 -21億円)
【業態別】(3圏域計)
・業態別の市場規模は、前月との比較で【すき焼き、しゃぶしゃぶ、鍋、おでん等の専業店】(前月比増減+24億円)でプラス幅が最も大きい。前月、最もプラス幅が大きかった【居酒屋】は外食回数が減ったことにより、市場規模はマイナスとなった(前月比増減-79億円)。
詳細については下記URLをご確認ください。
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