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公益財団法人日本ユニセフ協会

【プレスリリース】ナイジェリア ボルノ州・ヨベ州 保健、水と衛生、栄養の支援を拡大

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チボックでも支援物資を配給

※本信は ユニセフ本部の情報をもとに、日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集
したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_73874.html でご覧いただけます

【2014年6月18日バウチ(ナイジェリア)発】

ユニセフは、緊迫した情勢が続くナイジェリア北東部で、保健、栄養、水と衛生サービス
の改善の支援活動を拡大しています。

これまでにボルノ州とヨベ州に、基本的な保健キット1,000セット以上を提供、これは今月
実施しているキャンペーン期間中に、40万人以上の基本的な保健ニーズを満たす量です。
これらのキットは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の資金提供により実現しました。

あわせて、これら2つの州で支援する一次医療センターを、43施設から65施設へ増強する
ための支援を実施。最も厳しい状況に置かれている母子に焦点を絞り、保健サービス、
栄養、水と衛生のサービスを組み合わせて支援していきます。ボルノ州とヨベ州では、
保健施設や給水所、農場への襲撃により、地元社会、特に子どもたちに甚大な影響が
及んでいます。

ユニセフは必須の医薬品や医療品、保健施設の備品などを調達し、施設が週6日運営され、
定期的な予防接種や妊産婦への保健サービス、外来での治療サービスが受けられるように
支援を行います。

プロジェクトでは、ボルノ州とヨベ州で重度の栄養不良にある子ども1万1,300人の治療も
行う予定です。これら2州を含むナイジェリア北東部では、今年だけですでに、栄養不良
にある20万人の子どもたちの治療が行われています。

ユニセフは、保健施設周辺やコミュニティに、給水設備やトイレの設置も進めていきます。

ユニセフ・ナイジェリア事務所代表のジャン・ゴフは「人道支援のニーズは極めて高い
ものの、現場で活動を行える人道支援団体はほとんどありません。自宅や生活手段を失い、
暴力から逃れようと、何十万人もの人が避難生活を送っています。避難している方々に
とって、食糧や保健サービス、水を手入れることは大きな課題です」と述べました。

今回の支援は、日本政府、EU、チルドレン・インベストメント・ファンド財団の資金提供
を受け、実現しました。

ナイジェリア北東部は、人道支援ニーズが極めて高く、今後もさらなる活動資金が必要です。

ユニセフは先週、2,000リットルの貯水が可能なタンク3基、毛布、マットレス、せっけん
やその他の基本的な生活必需品をボルノ州のチボックに提供しました。チボックでは、
今年4月と5月に、女子生徒284名が誘拐されています。

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Geoffrey Njoku, UNICEF Nigeria, Tel: +23 80 352 50 288 gnjoku@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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