10月1日~5日「CEATEC JAPAN 2013」(幕張メッセ)
株式会社エフエム東京(東京都千代田区、代表取締役社長:千代勝美、以下「TOKYO FM」)は、10/1~5に幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2013」会場にて、TOKYOFMブースにて実験試験局免許を取得しV-Lowマルチメディア放送(※)の電波を発射、さまざまな受信機で多彩なコンテンツを展示・デモ致します。
また、10/4(金)には「V-Lowマルチメディア放送の1dayコンファレンス」を開催いたします。
<TOKYO FMブース 展示物概要> ホール6 ブース番号6G01
1.番組連動クーポン配信実験
番組と連動したクーポン配信やポイント付与を行います。受信機に蓄積されたクーポンやポイントは、DNP(大日本印刷)のO2Oコミュニケーションサービスプラットフォーム「PASSMART」にシームレスに引き渡され、いつでもリアル店舗で利用可能となります。
2.広告連動型地域情報配信実験
V-Lowマルチメディア放送の開始に向け開発された全く新しい広告モデル『Time Push』。Time Pushの特徴であるコマーシャルカードと、20~30代の主婦をターゲットとした音声番組が有機的に連動することで、デジタルチラシの閲覧数を高め、効果的なクロスマーチャンダイジングを実現します。
3.ショートムービー
DLEが構想するショートコンテンツで構成されるデモ番組をブース内のデジタルサイネージで放映します。DLEが保有する「鷹の爪団」や「かよえ!チュー学」などのショートアニメや地域ブロックに即したCMで構成されます。どこから見ても楽しめるをコンセプトに、テレビでもないラジオでもない、V-Lowならではの斬新なプログラムです。
4.O2O2O展開と広告効果測定実験
タブレット端末を用いて、V-Lowマルチメディア放送の番組内で流れるCMをトリガーにして聴取者を在庫のある店舗へストレスなく誘導する、放送と通信の連携方式(O2O)の実証実験です。
5.ドライバー向け交通情報実験
V-Lowマルチメディア放送を用いた高速道路走行中のドライバーに向け情報表示のデモンストレーションです。ハイウェイラジオがタップひとつでいつでもお聴きいただけるほか、現在地に応じた高速道路情報を表示いたします。
6.交通サイネージビジネスWG
バス車内のサイネージに向け、V-Lowマルチメディア放送を利用してタイムリーな情報を配信・表示するシステムをデモ展示。走行中の路線バスに搭載したチューナーでV-Lowマルチメディア放送を受信し、この情報をレシップ製液晶表示機「OBC-VISION」に転送。ニュース、天気予報から広告、災害緊急情報まで常時新しい情報をタイムリーにバスの乗客に提供するシステムを実現いたします。
7.中吊り広告
電車内の中吊り広告の一部に電子ペーパーを組み込み、デジタルコンテンツを表示する、紙媒体とは違う新しいサイネージを提案します。将来的には、V-Low波のIPDCによりコンテンツを配信することを予定しており、タイムリーな情報をご提供します。
技術・コンテンツ協力
マルチメディア放送ビジネスフォーラム内
コンテンツ流通WG(大日本印刷、TOKYOFM)
垂直統合型ビジネス検討WG(共同販促、FM福岡、TOKYOFM、クワトロメディア)
番組連動型アプリ・広告WG(電通、FM新潟、TOKYOFM、オプト、NNS)
交通サイネージビジネスWG(レシップ、TOKYOFM)
<V-Lowマルチメディア放送 1dayコンファレンス>
日 時 : 平成25年10月4日(金) 10時 ~ 17時
場 所 : 国際会議場2階 201会議室
「V-Lowマルチメディア放送が切り開く、全く新しい放送サービスとライフスタイルイノベーション」
いよいよ来年からスタートするV-Lowマルチメディア放送は、既存の放送にはない全く新しい放送サービスです。V-Lowマルチメディア放送が、暮らしを変え、社会を変えていきます。
V-Lowマルチメディア放送の制度や放送政策についても、総務省情報流通行政局の南俊之審議官からご紹介いただくほか、V-Lowマルチメディア放送で導入する新たなプラットフォームにより実現する「新産業の創出」「新しい車載向けサービス」「公共空間におけるサイネージ」「地域防災と安全・安心」「地域活性化」など、V-Lowマルチメディア放送が作る未来の社会像をご紹介いたします。
総合司会: 慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授 中村 伊知哉
■TOKYO FMについて
株式会社エフエム東京及び全国FM放送協議会(JFN)加盟各社は、V-Lowマルチメディア放送の委託放送事業者となるべく、2009年10月7日に全国6社のブロック別ソフト会社を設立致しました。福岡地区での実証実験を通じて、V-Lowマルチメディア放送の最終実験に取り組んでおり、来年に始まると言われている本放送へ向けて参入すべく準備を進めております。V-Lowマルチメディア放送において、音声や映像をリアルタイムで楽しむだけではない、データ放送を活用した「安心安全・便利な放送サービス」、「役立つ放送サービス」の実現を目指しております。
■(※)V-Lowマルチメディア放送
地上テレビジョン放送のデジタル化に伴い利用可能となるVHF帯(超短波帯)を用いて実現を図る「マルチメディア放送」は、携帯端末や車載型の受信機で、移動しながらでも情報を入手できる「携帯性・移動性」と、不特定多数に対して同時に情報を提供することができる「放送」という機能を有する新たなメディアとして期待されている。また、映像・音響・データ等の様々な情報を柔軟に組み合わせた、従来にはない新しい放送番組が期待されている。
このうち、207.5MHz~222MHzの周波数帯を用いる「V-Highマルチメディア放送」は、全国を対象とした放送であり既にサービス開始されていますが、90MHz~108MHzの周波数帯を用いる「V-Lowマルチメディア放送」は、各地方の都道府県からなる「地方ブロック」を対象とし、地域密着の生活情報や安心安全情報等を放送する「地方ブロック向け放送」として、地域の活性化やより安全安心な社会の実現に寄与することが期待されている。当該放送については、2012年(平成24年)から全国で実証実験が進められており、また、2013年(平成25年)3月~4月に実施された「マルチメディア放送に係る参入希望調査」においても参入希望意見が寄せられている。
以上