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ELSOUL LABO B.V.

ERPC プラットフォームの高速 Ethereum RPC アルファテスター募集開始

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Web3 インフラプラットフォーム「ERPC」は、Solana で磨いてきた高速インフラの技術を Ethereum へ拡張し、高速 Ethereum RPC のアルファテスター募集を開始

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)と Validators DAO が運営する Web3 インフラプラットフォーム「ERPC」は、Solana で磨いてきた高速インフラの技術を Ethereum へ拡張し、高速 Ethereum RPC のアルファテスター募集を開始いたします。

本アルファテストでは、既に他社 Ethereum RPC をご利用中で比較検証が可能な開発者・事業者の皆様から実際のユースケースに基づくフィードバックをいただき、Ethereum RPC の高速化と安定化をより実運用レベルへ近づけていきます。

背景 - Solana で磨いてきた高速インフラと、マルチチェーン対応を進める理由
ERPC はこれまで Solana 向け高速 RPC インフラとして、多くの開発者や高頻度取引プロジェクトにご利用いただきながら、継続的に高速化と安定化を進めてきました。世界各地のデータセンターを実際に借り上げ、Solana の実トラフィックを流して検証する工程を積み重ねることで、CPU 世代、ネットワーク経路、PNI 設定、OS チューニング、ストレージ構成など、ブロックチェーン特有の負荷に最適化した基盤を構築してきました。

その結果、Solana においては最速クラスの RPC インフラとして評価される水準に到達しています。
Backpack の「Best Solana RPC Providers 2025」では、Solana 上で dApps・DeFi・NFT を構築する開発者や高頻度取引を行う利用者向けに、主要な RPC プロバイダーが比較されています。この特集において、ERPC はベスト 5 に選出されています。

Best Solana RPC Providers in 2025: A Complete Guide to Fast and Reliable Solana RPC Nodes: https://learn.backpack.exchange/articles/best-solana-rpc-providers-in-2025

現在の Web3 開発では、単一チェーンではなく複数のチェーンを用途に応じて組み合わせるケースが増えています。高速アプリケーションを構築する開発者にとって、Solana と同等の速度と安定性を Ethereum や他チェーンでも求める声は自然と強くなってきました。

加えて、私たち自身が Solana チェーンで NFT カードゲームの開発を開始した際、単純な 10 連ガチャのようなミント処理であっても安定せず、インフラ側の速度と揺れがアプリケーション体験を大きく左右することを痛感しました。「高速で安定した RPC がなければプロダクトは成立しない」という現実が、私たちのインフラ思想の原点となっています。

こうした状況から、ERPC はまず Ethereum を起点にマルチチェーン対応を段階的に進めています。Ethereum RPC には依然として構造的な改善余地が大きく、Solana で培ってきた高速インフラの知見がそのまま活かせることも確認しています。今回のアルファテストは、この最適化プロセスを進めるためのものです。

なぜ Ethereum から着手するのか
Ethereum は Web3 最大規模の開発者コミュニティと資産規模を持ち、DeFi・NFT・L2 など幅広いアプリケーションの基盤となっています。高速 RPC を求める声も非常に多く、最初の対応対象として最も適切なチェーンです。

また、多くの Ethereum RPC は大規模汎用クラウド上で構築されており、仮想化レイヤーの多重化、CPU オーバーコミット、旧世代 CPU、内部ネットワーク構造など、ブロックチェーン用途において性能面の限界が存在します。

実際の簡易計測でも、汎用クラウド提供の Ethereum RPC と比較し、Web3 特化インフラでは最大 10 倍程度高速な環境が存在する例が確認されています。さらに、同一プラットフォーム上で Solana RPC と比較した場合、ERPC の Solana RPC は 2 倍以上高速であることもわかっています。

これはすなわち、インフラ設計とデータセンター選定によって 既存の Ethereum RPC の 20 倍前後の高速化余地がある ことを示しています。

今回の高速 Ethereum RPC の開発は、その改善余地を現実のサービスへ落とし込むフェーズです。

高速 Ethereum RPC を支える ERPC のインフラ設計
ERPC の Ethereum RPC は、ノードを起動しただけの構成ではなく、Solana で蓄積した高速インフラ設計を前提に構築されています。主な特徴は以下のとおりです。
- 最新世代の高クロック CPU、ECC DDR5 RAM、NVMe を前提とした高 I/O 設計
- CPU オーバーコミットを避け、常時フルターボ運用によるレイテンシ安定化
- 適切なデータセンターの選定と、PNI・トランジット・IX を含めたネットワーク近接性の最適化
- Solana RPC・gRPC・Shredstream の運用で得たネットワーク設計・監視・障害対応の知見を適用
- RPC ノードとゼロ距離で接続可能な VPS / ベアメタル構成の提供
- オープンソースソフトウェア SLV 開発によるノード構築自動化および運用知見の活用

これらにより、単発ベンチマークではなく、実運用を前提とした高速性・安定性・継続性を重視した構成を実現しています。

アルファテストの目的
今回のアルファテストでは、ERPC の高速 Ethereum RPC が実際のユースケースでどのように動作するかを精密に検証し、レイテンシ・安定性・処理傾向・例外挙動などの改善点を洗い出します。

インフラ側だけでは把握しきれない“実運用で重要な差”は、高頻度トレーダーや大規模アプリケーション運用者など、実際に利用しているユーザーが最も深く理解しています。ERPC の Solana RPC も、利用者の皆様からのフィードバックを基に最適化してきました。

Ethereum RPC においても、実ユースケースで寄せられるフィードバックを反映しながら、設定・構成・ネットワークを含む全体品質を仕上げていきます。

アルファテスター募集概要
対象となるのは、以下の条件を満たすご利用者の皆様です。
- 既に他社の Ethereum RPC を利用しており比較検証が可能であること
- トレード、DeFi、NFT、ボット、バックエンドなど実際のユースケースで利用できること
- 本番または本番同等環境で検証可能であること

想定されるユースケース例:
- 高頻度・中頻度トレード戦略
- DEX / NFT / DeFi のバックエンド処理
- インデクサー、監視、データ取得システム
- L2 や他チェーン連携を含む RPC ベース処理

検証期間中は構成調整が発生するため、既存 RPC と併用した比較検証を推奨しています。

Ethereum RPC by ERPC Alpha Tester Application Form: https://forms.gle/y33LNfs9XEeegWZt6

今後のマルチチェーン展開について
Ethereum RPC の最適化を進めつつ、BNB チェーンをはじめ他チェーンへの対応も、時価総額やユースケースに応じて順次進めていきます。

複数チェーンを横断してインフラを運用することで、各チェーンが持つ特性やボトルネックの相互理解が進み、ERPC 全体の設計品質と運用精度をさらに高めることができます。また、ERPC が拡張しているエッジデータセンターのキャパシティは、Solana・Ethereum を含む Web3 全体のネットワーク品質向上にも寄与します。

最終的には、Solana・Ethereum・BNB チェーンなどをまたぐ環境であっても、ご利用者の皆様が「高速で、安定していて、扱いやすい」インフラとして ERPC を選択できる状態を目指しています。

参加方法・お問い合わせ
高速 Ethereum RPC アルファテストへの参加をご希望の方は、下記フォームよりお申込いただき、Validators DAO 公式 Discord にてお待ち下さい。テスターとして選定された方には、Discord 上で専用チャンネルをご案内いたします。

Ethereum RPC by ERPC Alpha Tester Application Form: https://forms.gle/y33LNfs9XEeegWZt6
ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja
Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR

ERPC は今後も、ご利用者の皆様からのフィードバックを重視しながら、Web3・ブロックチェーン時代に求められる高速で信頼性の高いインフラを提供してまいります。

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