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テックタッチ株式会社

「SaaS is Dead」の正体を検証ーーAI時代に求められるSaaS「再定義」と日本企業のジレンマ

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~半数超がSaaS上の手作業に課題、AI前提移行は進まず~

テックタッチ株式会社は、従業員1,000名以上の大企業の情報システム・DX推進担当者・責任者109名を対象に、「SaaS is Dead」検証調査を実施しました。
近年、「SaaS is Dead(SaaSは終わった)」という言説が一部で囁かれる中、本調査は、実際に大企業がSaaS導入によって「DXの成果」を実感できているのか、あるいは現場レベルでどのような課題が生じているのかを浮き彫りにすることを目的としています。その結果、半数以上が「AIなら自動化できるはずの作業」を 今なおSaaS上で手動で行っていることに課題を感じている一方、「AI前提の新SaaS導入」を重視する企業は24.8%にとどまりました。SaaSの是非ではなく、「AI時代にどう再定義するか」。日本企業は今、その入口に立っています。

01|SaaS上の手作業に、半数超が課題感
02|SaaSに求める価値は、「操作性」から「AIによる業務の実行支援」へ
03|一方で、AI前提の新SaaS導入には慎重姿勢(移行は限定的)

本調査のダウンロードはこちら:https://techtouch.jp/resources/ebook_saas-is-dead2026/
■調査概要
- 調査名称:「SaaS is Dead」検証調査2026
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー(R)︎」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2026年4月9日~同年4月10日
- 有効回答:大企業(従業員1,000名以上)の情報システム・DX推進担当者・責任者109名

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
■「SaaS is Dead」論の先で、日本企業は何を感じているのか
「SaaS is Dead(SaaSは終わった)」という議論について、「知っている」「聞いたことがある」と回答した割合は53.2%と半数超となりました。一方で、約45%は「知らない」と回答しており、認知にはばらつきが見られます。
しかし注目すべきは、こうした認知の差に関わらず、現場では共通した課題意識が既に顕在化している点です。

「Q1. あなたは、「SaaS is Dead(SaaSは終わった)」という議論が広がっていることを知っていますか。」(n=109)と質問したところ、「SaaS is Dead」という議論について、28.4%が「知っている」、24.8%が「聞いたことはあるが、詳しくは知らない」と回答しました。一方で、45.0%の方は「知らない」と回答し、認知にばらつきがあることが明らかになりました。

・知っている:28.4%
・聞いたことはあるが、詳しくは知らない:24.8%
・知らない:45.0%
・わからない/答えられない:1.8%
■課題はSaaSではなく、“人がやっていること”だった
調査の結果、SaaS上で「AIによる自動化・効率化が期待される業務」を人手で行っていることに対し、半数以上(50.5%)が課題を感じていると回答しました。

具体的には、「データの集計・加工」(56.4%)「定型レポート作成」(50.9%)など、定型的な情報処理業務が上位に挙げられています。
さらに、「データ入力」や「入力ミスのチェック・修正対応」「承認・確認作業」といった業務も依然として人手に依存しており、SaaSが“人が操作するツール”として使われ続けている実態が明らかになりました。
この結果は、課題の本質がSaaSそのものではなく、「業務の進め方」にあることを示しています。

「Q2. あなたは、現在お勤め先で利用しているSaaSにおいて、「AIなら自動化・効率化できるはずの作業」を、今なお人間が手動で行っている状況について、どのように感じていますか。」(n=109)と質問したところ、「非常に課題を感じている」が19.3%、「やや課題を感じている」が31.2%という回答となりました。

・非常に課題を感じている:19.3%
・やや課題を感じている:31.2%
・あまり課題を感じていない:28.4%
・全く課題を感じていない:7.3%
・わからない/答えられない:13.8%

「Q3. Q2で「非常に課題を感じている」「やや課題を感じている」と回答した方にお聞きします。具体的に、どのような場面で課題を感じていますか。(複数回答)」(n=55)と質問したところ、「データの集計・加工を手動で行っていること」が56.4%、「定型的なレポート・報告書の作成を手動で行っていること」が50.9%、「SaaSの操作方法を覚えること自体に負荷がかかること」が34.5%という回答となりました。

<主な回答(複数回答)>
・データの集計・加工を手動で行っていること:56.4%
・定型的なレポート・報告書の作成を手動で行っていること:50.9%
・SaaSの操作の習得負荷:34.5%
・データ入力の負荷:32.7%
・入力ミス・修正対応:30.9%
・承認・確認作業:30.9%
・SaaS間でのデータ転記・コピー&ペーストを手動で行っていること:27.3%
・複数のSaaSを操作の煩雑さ:21.8%
■SaaSの価値は「操作」から「AIによる実行」へ
調査を通じて、SaaSに求められる価値軸そのものが変わり始めていることが明らかになりました。
今後の進化の方向性として「AIによる業務実行支援・自動実行」を重視する層(36.7%)が、「UI/UX改善」(操作性改善)重視の層(22.0%)を大きく上回りました。
これは、従来の「使いやすいツール」から「業務を実行する基盤」へと、期待がシフトしていることを意味します。

また、SaaSに蓄積されたデータについても「活用できていない」と感じる層は37.6%に達しています。そうした層が求めているのは、ダッシュボードの整備よりも「AIによる異常値・リスク自動検知」(43.9%)や「次のアクション提案」(41.5%)といった、分析ではなくデータをもとに"判断・実行を支援する機能です。

「Q4. 今後のSaaSの進化の方向性として、あなたのお勤め先ではどの方向をより重視すると考えますか。」(n=109)と質問したところ、「どちらかといえば、AIによる業務実行支援・自動実行が進む方向を重視する」が22.9%、「AIによる業務実行支援・自動実行が進む方向を重視する」が13.8%という回答となりました。

・画面やUI/UXがより直感的で使いやすく改善される方向を重視する:6.4%
・どちらかといえば、画面やUI/UXの改善の方向を重視する:15.6%
・どちらともいえない:30.3%
・どちらかといえば、AIによる業務実行支援・自動実行が進む方向を重視する:22.9%
・AIによる業務実行支援・自動実行が進む方向を重視する:13.8%
・わからない/答えられない:11.0%

「Q5. あなたのお勤め先では、SaaSに蓄積されたデータを、自社で十分に分析・活用できていると思いますか。」(n=109)と質問したところ、「十分に活用できている」が3.7%、「ある程度は活用できている」が37.6%という回答となりました。

・十分に活用できている:3.7%
・ある程度は活用できている:37.6%
・あまり活用できていない:25.7%
・ほとんど活用できていない:11.9%
・わからない/答えられない:21.1%

「Q6. Q5で「あまり活用できていない」「ほとんど活用できていない」と回答した方にお聞きします。SaaSに蓄積されたデータの活用において、今後求めるものを教えてください。(上位3つまで回答可)」(n=41)と質問したところ、「AIが異常値やリスクを自動検知してアラートを出してくれること」が43.9%、「AIがデータに基づいて次に取るべきアクションを提案してくれること」が41.5%、「分析のためのダッシュボードやBIツールが強化されること」が29.3%という回答となりました。

・AIが異常値やリスクを自動検知してアラートを出してくれること:43.9%
・AIがデータに基づいて次に取るべきアクションを提案してくれること:41.5%
・分析のためのダッシュボードやBIツールが強化されること:29.3%
・複数のSaaSのデータを横断して統合的に分析できること:19.5%
・AIが自動でデータを分析し、レポートを生成してくれること:14.6%
・データの可視化やグラフ作成がより簡単になること:12.2%
・その他:2.4%
・わからない/答えられない:12.2%
■変わりたいが変われないーー再定義のジレンマ
では、価値観の変化と歩調を合わせて移行は進んでいるのでしょうか。結論として、日本企業は再定義の必要性を感じながらも、既存資産やコストといった現実的な制約を踏まえ、一足飛びの移行には踏み切れていません。

SaaS投資方針では「既存SaaS+AI統合」派(28.5%)と「AI前提の新SaaS導入」派(24.8%)が拮抗し、「どちらともいえない」層も31.2%に上ります。この拮抗と未決定層の厚さは、「乗り換えコスト・移行負担」(54.8%)や「蓄積データの活用」(51.6%)といった制約を踏まえながら、「どこから再定義に着手するか」を見極めている段階にあることの表れと言えます。一方で新SaaS派も「業務プロセスの見直し」「AI前提設計の必要性」といった構造的問題意識を認識しており、方向は異っても、"AI時代に業務のあり方そのものを再設計する必要がある"という問題意識は両者に共通しています。つまり今、日本企業は「変わる必要性」と「変われない現実」の間にある状態にあります。

今後12ヶ月の方針としては「利用率の低いSaaSの解約・統合」(22.0%)と「AIネイティブSaaSへの乗り換え」(18.3%)が並走しており、既存資産の整理と新領域への投資を同時に進める慎重な再定義の姿が見えています。

「Q7. 今後のSaaS投資・選定の方向性として、あなたのお勤め先ではどの方向をより重視すると考えますか。」(n=109)と質問したところ、「既存のSaaSを活かしながら、AI機能を追加・統合していく方向を重視する」が13.8%、「どちらかといえば、既存SaaSにAI機能を追加・統合していく方向を重視する」が14.7%という回答となりました。

・既存のSaaSを活かしながら、AI機能を追加・統合していく方向を重視する:13.8%
・どちらかといえば、既存SaaSにAI機能を追加・統合していく方向を重視する:14.7%
・どちらともいえない:31.2%
・どちらかといえば、AI活用を前提に設計された新しいSaaSを取り入れていく方向を重視する:15.6%
・AI活用を前提に設計された新しいSaaSを取り入れていく方向を重視する:9.2%
・わからない/答えられない:15.6%

「Q8. Q7で「既存のSaaSを活かしながら、AI機能を追加・統合していく方向を重視する」「どちらかといえば、既存SaaSにAI機能を追加・統合していく方向を重視する」と回答した方にお聞きします。そのように考える理由を教えてください。(複数回答)」(n=31)と質問したところ、「システムの乗り換えにかかるコストや移行負担が大きいから」が54.8%、「既存SaaSに蓄積されたデータや設定をそのまま活かしたいから」が51.6%、「従業員への操作教育の負担や、現場の混乱を避けたいから」が35.5%という回答となりました。

・システムの乗り換えにかかるコストや移行負担が大きいから:54.8%
・既存SaaSに蓄積されたデータや設定をそのまま活かしたいから:51.6%
・従業員への操作教育の負担や、現場の混乱を避けたいから:35.5%
※詳細は調査レポートを参照

「Q9. Q7で「どちらともいえない」と回答した方にお聞きします。そのように考える理由を教えてください。(複数回答)」(n=34)と質問したところ、「業務領域によって、既存を活かすべきか新しく導入すべきかが異なるから」が32.4%、「自社の予算や人員リソースの見通しが立っておらず、判断できないから」が32.4%という回答となりました。

・業務領域によって、既存を活かすべきか新しく導入すべきかが異なるから:32.4%
・自社の予算や人員リソースの見通しが立っておらず、判断できないから:32.4%
・AI活用の具体的なイメージが湧いておらず、方針が決まっていないから:11.8%
・既存SaaSの拡張と新しいSaaSの導入、どちらが自社にメリットがあるか比較検討中だから:11.8%
・AI技術の進化が早く、どのタイミングで投資すべきか様子を見ているから:8.8%
・その他:5.9%
・わからない/答えられない:14.7%

「Q10. Q7で「どちらかといえば、AI活用を前提に設計された新しいSaaSを取り入れていく方向を重視する」「AI活用を前提に設計された新しいSaaSを取り入れていく方向を重視する」と回答した方にお聞きします。そのように考える理由を教えてください。(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「AI前提で設計されたSaaSの方が操作性やパフォーマンスが優れると思うから」が48.1%、「最新のAI技術の恩恵を、スピーディかつ最大限に享受したいから」が44.4%、「AIの導入を機に、業務プロセスをゼロベースで見直したいから」が40.7%という回答となりました。

・AI前提で設計されたSaaSの方が操作性やパフォーマンスが優れると思うから:48.1%
・最新のAI技術の恩恵を、スピーディかつ最大限に享受したいから:44.4%
・AIの導入を機に、業務プロセスをゼロベースで見直したいから:40.7%
※詳細は調査レポートを参照

「Q11. 「SaaS is Dead」論を踏まえ、あなたのお勤め先では今後12ヶ月のSaaS方針として、どのような動きがありますか。当てはまるものを教えてください。(複数回答)」(n=109)と質問したところ、「利用率の低いSaaSの解約・統合を検討している」が22.0%、「AIネイティブなSaaSへの乗り換えを検討している」が18.3%、「利用中のSaaSの棚卸し・整理を実施する予定である」が16.5%という回答となりました。

・利用率の低いSaaSの解約・統合を検討している:22.0%
・AIネイティブなSaaSへの乗り換えを検討している:18.3%
・利用中のSaaSの棚卸し・整理を実施する予定である:16.5%
※詳細は調査レポートを参照

「Q12. Q11で「わからない/答えられない」以外を回答した方にお聞きします。Q11で回答した以外に、AI時代におけるSaaSの在り方や今後のSaaS活用方針について、お考えがあれば自由にお聞かせください。」(n=71)と質問したところ、26の回答を得ることができました。

<自由回答・一部抜粋>
・SaaS is deadの議論は短絡的であり、SaaSかAIかではなく、両者を適切に組み合わせて活用することが重要。またそれらを適用する業務そのものが非効率な手順のままではSaaSもAIも使いこなすことは困難。
・AIエージェントが自律的に動かすことを前提にSaaSを設計することが当たり前になると思う。
・予算が限られているため、ピンポイントで自社の課題に適用したAI活用を進めていく必要性を感じている。
・使いやすさと金額による。AIも100%信用できるものではない。
・最新動向に追随できる人材の育成が急務である。
■まとめ
本調査から明らかになったのは、日本企業においてSaaSは「終わる」のではなく、「再定義される段階に入っている」という事実です。
現場ではすでに、SaaS上の手作業やデータ活用不足といった課題が顕在化し、求められる価値も「操作性」から「AIによる実行支援」へと移行しています。

一方で、移行コストや既存資産といった現実的な制約により、企業は一足飛びの変革ではなく、段階的な再設計を模索しています。
SaaS再定義の本質は、ツールの置き換えではなく、業務の進め方そのものを見直すことにあります。
テックタッチは、既存の業務システムやSaaS資産を活かしながらAI活用を前進させる現実的なアプローチで企業を支援しています。SaaSを単なる"利用ツール"としてではなく、AI時代の業務実行基盤として再定義していく企業の変革を、これからも支えていきます。

本調査のダウンロードはこちら:https://techtouch.jp/resources/ebook_saas-is-dead2026/

■AI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」について
テックタッチ株式会社は、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を提供し、国内シェアNo.1(※)を誇ります。1,000万人(2026年1月時点 ※自社調べ)を超えるユーザーに利用され、大手企業や官公庁などに導入されています。「テックタッチ」は、ノーコードで操作ガイドを簡単に作成・実装できるため、システム担当者の負担を軽減し、ユーザーのスムーズなシステム利用を促進します。グッドデザイン賞、経済産業省が選ぶJ-Startup認定など、受賞多数。AI機能を強化したDAPの開発に注力する他、意思決定AIエージェント「AI Central Voice」の提供を開始し、あらゆる企業のIT活用を支援しています。

(※1)出典:テックタッチ株式会社「テックタッチ、DAP市場で売上高5年連続No.1を獲得市場シェア52.4%、あらゆる企業規模で導入が拡大」(2025年11月13日)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000366.000048939.html

<テックタッチで設定したナビゲーションの例>
詳しくはこちら:
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=ANlhdR2MJo4 ]

【テックタッチ株式会社 会社概要】
会社名   :テックタッチ株式会社
設立    :2018年3月1日
代表取締役 CEO:井無田 仲
所在地   :〒104-0061
       東京都中央区銀座8丁目17-1 PMO銀座II5F・8F (総合受付 5F)
事業内容  :デジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」およびデータ戦略AIエージェント「AI Central Voice」の開発・提供
URL    :https://techtouch.jp/
メディアURL:https://techtouch.jp/media/

※記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

■ニュースリリースに関するお問い合わせ
<サービス導入に関するお問い合わせ>
テックタッチ株式会社 営業担当:西野
URL:https://techtouch.jp/contact

<取材のお問い合わせ>
テックタッチ株式会社 広報担当:中釜・後藤・藤岡
pr@techtouch.co.jp

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