食卓の焼き魚を狙い、飼い主の服の上で堂々昼寝。抱っこから逃れようと暴れ、花瓶を倒して知らんぷり……。猫のいる日常の何気ない、けれどたまらなく愛おしい瞬間を描き出す日本画家・小熊香奈子さん初の画集です。

『コイモ 小熊香奈子画集』小熊香奈子 著/辰巳出版
獲物を狙う目つき、いたずらがばれてしらばっくれる顔など、ふてぶてしくも愛らしい多彩な表情の猫を描く日本画家・小熊香奈子さん。SNSでもその作品がたびたび話題となる著者初の画集『コイモ 小熊香奈子画集』(https://amzn.to/4pVvffp)が、2026年1月28日(水)に発売されます。楽天ブックス「美術部門」ではランキング1位(※)を獲得した話題作です。
※2025年12月20日時点、当社調べ

「佳き日」(2024年)
小熊 香奈子(Oguma Kanako)
大阪府和泉市出身。現在は和歌山にアトリエを構える。大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修士課程修了。第43回日春展奨励賞、第8回日展・第1科(日本画)特選受賞。和歌山の漁港で捕れた魚や実家で育った野菜、庭に咲いた花々など、身近なモチーフを精緻な筆致で繊細に描く。
X:https://x.com/dorodangobonta/Instagram:https://www.instagram.com/dorodangobonta

「だいどこ日記」(2024年)
観察を重ねて描かれた「猫らしさ」
小熊さんの作品は、色紙サイズの小さなものから、長辺2m超えの大きなものまでさまざまですが、作品すべてに愛猫の「コイモ」(6歳♀)が登場します。
2019年5月に母猫とはぐれて近所の溝の中で鳴いていたところを保護した子猫で、泥まみれで掘りたての里芋そっくりだったことから「コイモ」と命名されました。2020年、新型コロナウイルスの流行によりコイモと触れ合う時間が増えるにつれ、コイモのスケッチも増え、それらがコイモとの日々を描き綴った作品となっていったと、小熊さんは語ります。

本画集には、これまでに描かれたコイモのスケッチも収録
写真を参考に描くことはせず、観察に観察を重ねて描かれたコイモは今にも動き出しそうな躍動感にあふれています。毛の1本1本までが精緻に描き込まれた姿からは、ふんわりとした毛並みやもっちりとした肉感を感じ取れるほど。
小熊さんは、コイモのありのままの姿を写生するのではなく、実際よりも少し太めに、猫らしい線を探し出して描くといいます。写実的でありながら「猫らしさ」を巧みにデフォルメすることで、見る人それぞれが自分の愛する猫や記憶の中の猫を思い起こし、猫への愛を改めて感じることのできる作品となっています。

左「ゆず」(スケッチ、2020年)、右「冬至」(2024年)
本画集は、前半では食卓や鏡の前、飼い主の服の上でくつろぐコイモなど、猫のいる日常を描き出した作品を収録しています。後半では、花々が咲き乱れる中で昼寝したり、蝶々と戯れる様子など、幻想的な世界観の作品を収録。細かく描きこまれた繊細な草花や蝶々、豪華絢爛な花々も見どころです。

「二月のデイドリーム」(2025年)
モデル猫・コイモも登場
本画集では作品のほかに、小熊さんへのインタビュー(雑誌『猫びより』2025年春号より再録)や、花や魚、野菜や果物などのスケッチ、そしてコイモのスナップ写真も収録。
小熊さんが創作をするかたわらでのびのびと振る舞っているコイモが、創作をときに見守り、ときに邪魔する様子からは、猫と暮らす楽しさと幸福を感じられます。
「コイモの柔らかさや温もりを思いながら、一本一本毛並みを描いていくことは、コイモと過ごす一日一日を重ねることに似ている気がします」(本書「はじめに」より抜粋)

左:里芋フォルムは健在 右:スケッチに使用する色鉛筆にじゃれつく
<書籍情報>

書 名:コイモ 小熊香奈子画集
著 者:小熊香奈子
発 行:辰巳出版株式会社
発売日:2026年1月28日
定 価:1,980円(本体1,800円+税)
体 裁:A5判(縦210×横148mm)/144ページ/オールカラー
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