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公益財団法人東京都歴史文化財団

【都内3会場】アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」 東京都渋谷公園通りギャラリー

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9月24日(日)~[墨田]→[渋谷]→[立川]にて順次開催! 出張イベント[羽村]や各種関連イベント[渋谷]も

東京都渋谷公園通りギャラリーは、東京都と共に、アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」を、都内3会場にて順次開催いたします。
「ものがたり」をテーマに、皆さまに、アール・ブリュットの魅力を体感していただける展覧会です。

2023年9月24日(日)-10月4日(水) すみだリバーサイドホールギャラリー 

2023年10月21日(土)-12月24日(日) 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2

2024年1月24日(水)- 2月7日(水) たましんRISURUホール(立川市市民会館)展示室

展覧会概要

本展では、その独創性あふれる表現方法により、近年、国内外で注目されるアール・ブリュット作家7名の作品を紹介します。自らの存在を確かめるような「語り」から、他者と共有できる「物語」まで、人は日々さまざまな「ものがたり」と共にあります。本展では、作家それぞれの創作の過程や作品世界における「ものがたり」を味わい、語り合うことをテーマとしています。
“思いを寄せる誰かの姿を架空のストーリーを込めてかたどること”、“飲み終わったビールの空き缶で唯一無二のからくり人形を作ってみること”、“暮らしの断片に向けられるまなざしと、そこに生まれる詩的なあじわい”、“空想の街のジオラマづくりと、そのジオラマに刻まれた‘増殖解体’の熱量の痕跡”、“宇宙や歴史を題材に俯瞰した時空間を捉えようとすること”、“大好きな色鮮やかな鳥を描き夢想する世界を彩ること”、“かつての高度経済成長期の建設労働の記憶と方眼紙に残された数々の描画”。ここには、作家の独自の体験を通じた「語り」の姿と、「物語」として広がる地平が織り交ざりながら存在し、わたしたちの感受や想像をより豊かに刺激します。
本展が、「ものがたり」への思索を通じて、多様な人の創造性との出会いをつくり、語り合う機会となることを願います。

▶アール・ブリュット(Art Brut)とは
フランスの芸術家ジャン・デュビュッフェによって提唱されたことばです。今日では、広く、専門的な美術の教育を受けていない人などによる、独自の発想や表現方法が注目されるアートを表します。

出展作家紹介

鎌江 一美  KAMAE Kazumi
1966年滋賀県生まれ
2006年から土粘土による創作を始め、所属する「やまなみ工房」施設長の「まさとさん」をかたどる作品を作り続ける。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

富永 武  TOMINAGA Takeshi
1948年大阪府生まれ
2013年頃より大阪の釜ヶ崎で生活を送るなか、日課の図書館での読書を通じて「からくり人形」の存在を知り、独学で創作し始める。代表的な参加展覧会として、「かたどりの法則」(2018-2019年、広島、鞆の津ミュージアム)などがある。

畑中 亜未  HATANAKA Tsugumi
1973年北海道生まれ
生活用品から自然現象まで幅広く、独自のモチーフ選びや大胆な画面上の配置を行い、クレヨンを塗り込む筆致で描く。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

hideki  hideki
1981年埼玉県生まれ
廃材やボンドなどミクストメディアで作る空想の街のジオラマを、10年近くかけて自宅内で完成させ、その後も作り変えることを繰り返している。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット☆アート☆日本2」(2015年、滋賀、ボーダレス・アートミュージアムNO-MA)などがある。

松本 寛庸  MATSUMOTO Hironobu
1991年北海道生まれ、幼少期に熊本県へ移る
動物や昆虫などの生き物から、宇宙や歴史へと関心がひろがる。図鑑や本から得た知識を抽象度のある視覚イメージの世界に展開させる。代表的な参加展覧会として、「『KOMOREBI』日本のアール・ブリュット」(2017-2018年、フランス、ナント、リュー・ユニック)などがある。

ミルカ  MIRUKA
1992年大阪府生まれ
色彩豊かな鳥を色鉛筆で緻密に描き、淡い色の音符を敷き詰めた背景とのコントラストで独自の世界を創る。大阪府内の「YELLOW」に所属。代表的な参加展覧会として「日本のアール・ブリュット もうひとつの眼差し」(2018-2019年スイス、ローザンヌ アール・ブリュット・コレクション)などがある。

山崎 健一  YAMAZAKI Kenichi
1944年新潟県生まれ、2015年没
入院中の病室で方眼紙にコンパスや定規、ボールペンなどを使い、描き続けた作品が3,000点ほど残される。代表的な参加展覧会として「アール・ブリュット・ジャポネ」(2010-2011年、フランス、パリ、アル・サン・ピエール)などがある。

音声ガイド(全会場・無料)

本展の音声ガイドナビゲーターは森崎 ウィンさん。
アール・ブリュット作家7名の作品に込められた“ストーリー”やその魅力を、森崎さんの語りでお楽しみいただけます

森崎 ウィン
俳優・アーティスト。ミャンマー出身、映画・ドラマ・舞台等で活躍。2018年ハリウッドデビュー。2020年、アジアから世界に発信するエンターテイナーとしてメジャーデビュー。ミュージカルでも『SPY×FAMILY』(2023)などの話題作で主演。

関連イベント (全て、東京都渋谷公園通りギャラリーにて開催)

■ トークイベント
[事前申込制]*手話通訳付き
開催日時|2023年10月21日(土)17:00−18:30
会場|東京都渋谷公園通りギャラリー
申し込み|2023年9月27日(水)より先着順
定員|25名程度
ゲスト|上田 假奈代(詩人、釜ヶ崎芸術大学主宰)× 岸 政彦(社会学者、京都大学教授)

■ 詩のワークショップ
[事前申込制] *手話通訳付き
開催日時|2023年10月22日(日)14:00−16:00
会場|東京都渋谷公園通りギャラリー
申し込み|2023年9月27日(水)より先着順
定員|20名(中学生以上)
講師/ファシリテーター|上田 假奈代

■ 分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」といっしょに鑑賞ツアー
[事前申込制]
開催日時|
2023年11月10日(金)19:00−20:00
2023年11月18日(土)10:00−11:00
(いずれも開館時間外)
会場|東京都渋谷公園通りギャラリーおよびオンライン
申し込み|2023年10月11日(水)-10月24日(火)
*抽選の上、ご参加いただける方には10月27日(金)までにメールにてご連絡いたします。
定員|各回6名(遠隔参加2名、会場参加4名)

上記のほかにも、ギャラリートーク(手話通訳付き)、視覚障害のある方のための鑑賞ツアー、「やさしい日本語」とイラストでわかりやすく紹介するパンフレットを予定しています。

関連イベントへの参加申込方法など詳細は、当ギャラリーWEBサイト https://inclusion-art.jp/s/talesandtalks をご覧ください。

開催概要

展覧会名|アール・ブリュット2023巡回展 「ディア ストーリーズ ものがたり、かたりあう」
会場・会期|
 ■ 第1会場 すみだリバーサイドホールギャラリー
 2023年9月24日(日)-10月4日(水) 10:00-17:00 ※会期中休館なし
 ■ 第2会場 東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1・2
 2023年10月21日(土)-12月24日(日)11:00-19:00 ※月曜休館
 ■ 第3会場 たましんRISURUホール(立川市市民会館)展示室
 2024年1月24日(水)-2月7日(水)10:00-17:00 ※会期中休館なし
 □ 出張イベント プリモホールゆとろぎ(羽村市生涯学習センター)展示室
 2023年11月26日(日)※詳細は後日、当ギャラリーWEBサイトにてお知らせいたします。
観覧料|無料
出展作家|鎌江 一美、富永 武、畑中 亜未、hideki、松本 寛庸、ミルカ、山崎 健一  *五十音順
会場構成|dot architects/ドットアーキテクツ
主催|東京都、東京都渋谷公園通りギャラリー(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)
協力|立川市、羽村市教育委員会  後援|墨田区
公式サイト|https://inclusion-art.jp/s/talesandtalks

東京都渋谷公園通りギャラリーとは

東京都渋谷公園通りギャラリーは、アートを通してダイバーシティの理解促進や包容力のある共生社会の実現に寄与するために、アール・ブリュット等をはじめとするさまざまな作品の展示等により、一人ひとりの多様な創造性や新たな価値観に人々が触れる機会を創出します。

〒150-0041 東京都渋谷区神南1-19-8 渋谷区立勤労福祉会館 1F
開館時間|11:00−19:00
休館日|月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始、展示替え期間
電話|03-5422-3151

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