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独立行政法人国立高等専門学校機構

【K-SEC】苫小牧高専にて「日本シーサート協議会 出前授業」を実施しました

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サイバーセキュリティ教育の重要性について学ぶ


日本シーサート協議会 講師陣

 KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター(K-SEC:KOSEN Security Educational Center)の運営校である木更津工業高等専門学校(千葉県木更津市 校長:先村律雄 以下「木更津高専」)と高知工業高等専門学校(高知県南国市 校長:江口忠臣)と苫小牧工業高等専門学校(北海道苫小牧市 校長:長野克則 以下「苫小牧高専」)は、令和8年1月13日(火)に苫小牧高専にて「日本シーサート協議会 出前授業」を実施しました。

本出前授業の概要

 本授業は、情報系学生を対象に、CSIRT(シーサート、セキュリティインシデントに対応する際に構築されるチーム)の構築や演習を通して、情報系学生が持つべきサイバーセキュリティのスキルやチームワークを学ぶこと、セキュリティ技術者として働くこととはどういうことかを理解すること、教員の研鑽や連携強化を目的として、今年度初めて開催されました。今回、講師には日本シーサート協議会から6名の現役のセキュリティエンジニアが苫小牧高専に来訪し、情報科学・工学系 4年生35名を対象にして、CSIRTの構築やボードゲームを通した実践、セキュリティエンジニアの働き方に関する車座が行われました。

出前授業の様子

 本出前授業では、全国の高専からサイバーセキュリティの教育に関わる先生が参加しました。

 最初に日本シーサート協議会より、「CSIRTとは」に関する座学講義が行われました。実際に組織内でのCSIRTの役割、組織間を結んだCSIRTの情報連携といった内容が説明され、その役割を理解しました。そこでは技術だけではなく人に対する教育の重要性が繰り返し伝えられていました。

 その後、学生6人+日本シーサート協議会のメンバー1人でテーブルを囲み、NCAが作成したボードゲームを行いました。人生ゲームのようなボードゲームで、CSIRTのチームを複数年かけて育てていくゲームでした。特定のマスに止まるとセキュリティインシデントが起きる、また企業である春の人事異動といったイベントも再現されており、完成度が非常に高いものであることがわかりました。また、セキュリティインシデントも実際の事例を踏まえたものが用意されており、それを読むだけでも非常に勉強になるものでした。学生側からも「こんなインシデントがあるんだ」といった感想がありました。

 最後に、車座を行いました。車座では、社会人として先輩であるセキュリティエンジニアの方々が「社会人として働くとはどういうことか」を提示しながら「学生の意識はどういうものか」を学び、学生側からも実際のエンジニアからの話を聞けるよい機会となりました。

 1月14日はNCAからNCA人材育成ワーキンググループが執筆したセキュリティエンジニアの教科書 ( https://www.amazon.co.jp/dp/B0D1JHYFLZ/ ) が寄贈されました。この教科書は参加した高専の先生方にも配布されております。

学生の感想

 以下のような感想が寄せられております。
「今回の講義内でCSIRTの役割やどのような風にインシデントに対しての対策を講じているのかを学ぶことができた。また、人材育成ゲームでは集団には一人の優秀な人材がいることも大切だが、それ以上にいろいろな人材で協力して対応するほうが大切であると感じた。車座では普段聞けないような話を聞き、インシデントが起こった後の対応について聞くことができた。特に、個人情報漏洩が起こった後はどのような対策をするのかについてはとても参考になる回答を得ることができた。」
「ゲーム形式で参加している学生が楽しめるような形式であったため、楽しく参加することができた。ルールなどの不明点が多く、理解した状態でもう一度やってみたいと思った。初めは、情報セキュリティの組織であるため、パソコンなどを利用したゲームを想像していたが、誰でも簡単に楽しめそうなものであった。また、座談会では学生が聞きたいことに対して先に回答を準備しており、スムーズに聞きたい内容を知ることができた。こちらからの質問にも快く回答してくれたため、楽しい時間となった。」

 今後も、国立高等専門学校機構では、K-SECを中心として、全国国立高専でサイバーセキュリティ教育を推進して参ります。


NCA人材育成WG作成のボードゲームの様子

苫小牧工業高等専門学校について

 1年生は専門分野を問わず学級編成を行い、2年生からは電気電子、機械、環境、化学、情報 などの専門分野を選択します。4年生からは、工学的知識に加えてマネジメント感覚を持った人材を育成するフロンティアコースも設置しています。ICTスキルをもち、柔軟で視野の広い次世代型技術者を育成するため、充実した数理・データサイエンス・AI教育プログラムを全学生に提供しています。令和8年度からデジタル産業や半導体産業の製造現場で実践的技術者となる人材育成を目的として、情報エレクトロニクス系を設置します。

    苫小牧高専 外観

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 苫小牧工業高等専門学校
所在地:北海道苫小牧市字錦岡443番地
代表者:長野 克則
設立:1964年
URL:https://www.tomakomai-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

木更津工業高等専門学校について

 木更津工業高等専門学校は、1967年に千葉県木更津市に創設された国立高専専門学校であり、これまでの約58年間で本科卒業生は8510名、専攻科修了生は769名に上り、国内外の様々な領域で幅広く活躍しています。本校の方針により、幅広い教養を基本とし、国際的視野を持ち、自ら考え決断する判断力、自ら工夫し新しいものを造り出す創造力、自らの信念に基づき困難にも屈せず遂行する実行力の三つの能力を備えた創造的エンジニアとしての人材の養成を目指します。あわせて、健康な身体と精神、豊かな情操を培い、各専門の科学技術発展と成果の基礎となる理論を十分に理解して、社会に貢献でき、広範囲に活躍する実践的技術者の育成教育に努めます。

木更津高専 外観

【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
所在地:千葉県木更津市清見台東2-11-1
校長:先村 律雄
設立:1967年
URL:https://www.kisarazu.ac.jp
事業内容:高等専門学校・高等教育機関

KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター(K-SEC:KOSEN Security Educational Center) 

 これまで高専の行ってきたサイバーセキュリティ教育をさらに高度化し、以下の取り組みを中心に、これからのサイバー空間とフィジカル空間が融合した社会に求められる人材の育成に貢献するため、高専機構本部にKOSENサイバーセキュリティ教育推進センターが設置され、木更津高専と高知高専が運営校となっています。

KOSENサイバーセキュリティ教育推進センター ( https://k-sec.kisarazu.ac.jp/ )

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