~契約書4400件を部門横断でデータベース化し、リスクの低減と契約条件を踏まえた意思決定を実現~

働き方を変えるAXサービスを提供するSansan株式会社は、第一実業株式会社(以下、第一実業)における、取引管理サービス「Contract One(コントラクトワン)」の活用事例とその成果を発表します。
第一実業では、これまで案件ごとに担当部門が契約書の原本を管理していたため、異なる部門、異なる拠点間で契約条件を把握しづらい状況でした。今回、Contract Oneを導入したことで、全社員がデータベースから契約書を確認できるようになり、見落としなどのリスクを低減するとともに、契約条件を踏まえた迅速な意思決定を実現しています。
こうした取り組みを評価し、ビジネスや働き方に変化・イノベーションを起こしたユーザーを表彰する「Sansan Innovation Award 2026」にて「Contract One Innovator」賞を受賞しました。
■サービス導入の背景
第一実業は幅広い業界で事業を展開する総合機械商社であり、成長戦略「V2030」の一環としてDXを推進しています(※1)。業務効率化や新たな価値創出に向けた取り組みを進める中で、契約書についても、誰もがアクセスしやすく、業務に活用しやすい体制の構築が求められていました。
同社では契約書の保管や期日管理は各部門に委ねられていたため、ビジネスの拡大による組織変更や人事異動で担当者が変わる中で、契約書の所在を正確に把握することが難しい状況でした。契約書に迅速にアクセスできないために、条件の把握不足で想定外の出費が発生する、契約期日にもとづいた最適なタイミングでの更新交渉ができない、といった課題がありました。
さらに、営業活動においては、過去の取引履歴や類似案件の契約条件を踏まえた提案が求められるものの、契約書が分散管理されていることで、意思決定に必要な情報の収集に時間を要していました。
そこで、全社統一の契約データベースを構築し、リスク回避と意思決定の加速を支援するため、Contract Oneを導入しました。
■導入後の運用と成果
・約4400件の契約書を網羅的に検索可能にし、リスクを低減
同社ではContract Oneを導入することで、約4400件の契約書のデータ化に加え、基本契約書や代理店契約書と、これらに関連する契約書をひも付けて管理できるようになりました。全社員がクラウド上から横断的に契約書を検索できるようになったことで、従来は半日程度かかっていた検索時間が数分に短縮されるとともに、正確な契約条件の把握を実現しました。
・契約期限の管理を強化し、更新漏れを防止
同社ではContract Oneが備えるアラート機能を活用し、期日が近づいた契約を担当者が漏れなく把握できる体制を構築しました。特に、設備のメンテナンスや継続的な商品供給といった長期契約においては、更新時期を事前に把握することで、余裕を持って取引先と条件交渉を行うことが可能となり、更新漏れによる機会損失の防止につながっています。
・契約データの活用により、営業現場の意思決定を加速
Contract Oneでは、過去から現在締結中の契約書まですべてをデータ化し、契約内容も含めてクラウド上で閲覧することが可能です。同社では、営業が取引先への提案を行う際にContract Oneの契約データを活用することで、顧客ごとの契約履歴や類似案件の契約条件を把握しやすくなりました。これにより、商談の現場で最適な提案がしやすくなり、迅速な意思決定を実現しています。

Contract Oneを見ながら打ち合わせをしている様子
■第一実業株式会社 総務本部 法務部 幸村 洋希様からのコメント
日々の業務においては、必要な時に迅速かつ正確に、締結済みの契約書の内容を把握する必要があります。これまで当社では、契約書が各部門や拠点ごとに管理されており、必要な情報を確認する際には手間がかかる場面がありました。また、過去に締結した契約書はかつて前線に立っていた当社の担当者が交渉の末に合意した条件の蓄積ですが、このような過去の契約内容を十分に活用しきれていないという側面もありました。
Contract Oneの導入により、契約書の一元管理と可視化が進み、必要な情報へ迅速にアクセスできる環境が整いました。これにより、契約書の検索性が向上するとともに、過去の契約情報を参照した判断が可能となり、業務の効率化や現場での活用が進んでいます。
今後は、これらのナレッジをもとに当社としての契約書レビュー・価値判断の共通指針の作成や、SansanやCRMとの連携を通じて、契約情報と顧客情報を組み合わせたデータ活用を推進するなど、さらなる業務の高度化につなげていきたいと考えています。
■第一実業株式会社について
会社名:第一実業株式会社
代表者:代表取締役 社長執行役員 船渡 雄司
設立:1948年(昭和23年)8月12日
事業内容:プラント及び機械器具の国内販売ならびに輸出入
従業員数:単体:725名 連結:1564名(2026年3月31日現在)
https://www.djk.co.jp/
※1 第一実業「成長戦略『V2030』」(2022年5月24日発表)
https://www.djk.co.jp/ir/management/strategy/
(以上)
■AI契約データベースが、利益を守る「Contract One」
Contract One(コントラクトワン)は、Sansan株式会社が提供する取引管理サービスです。紙や電子といった形式を問わず、契約書をはじめとする取引書類を一元化。自社開発のAIやオペレーター補正を組み合わせて、 正確にデータを抽出し、取引書類同士の関係性を自動でひも付けます。取引の全体像や変遷を俯瞰できるデータベースを構築することで、機会の損失や信用の低下を防ぐ事業判断をサポートし、企業の利益を守ります。
https://contract-one.com/
■Sansan株式会社 会社概要
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるAXサービスを提供しています。主なサービスとして、ビジネスデータベース「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理AXサービス「Bill One」、取引管理サービス「Contract One」、データクオリティマネジメント「Sansan Data Intelligence」を国内外で提供しています。
設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com/
所在地:〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
資本金:73億50百万円(2026年2月28日時点)
事業内容:働き方を変えるAXサービスの企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com/
Eight https://8card.net/
Bill One https://bill-one.com/
Contract One https://contract-one.com/
Sansan Data Intelligence https://jp.sansan.com/sansan-data-intelligence/