ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、同サイト登録者の英語力および企業からのスカウトデータ(※1)をもとに、英語力が年収・キャリアに与える影響について独自調査を行いました。

【調査結果のポイント】
※1.スカウトとは、Daijob.comに求人掲載している企業が、同サイトに会員登録し匿名履歴書を公開している求職者に対して、選考や面接のオファーを直接連絡するサービス。※2.英語の日常会話レベルをTOEIC(R)L&R TEST475~730点、ビジネス会話レベルを735点以上と定義しています。(TOEIC is a registered trademark of ETS)※3.国税庁による「令和6年分 民間給与実態統計調査」の平均給与をもとにしています。
【はじめに】
本調査は、外資系・日系グローバル企業での活躍をめざす人材にとって、ビジネス環境における「英語力」の重要性を再確認するきっかけとなる内容です。特に昨今、AIの目覚ましい発達や、特にアメリカで見られる労働構造の変化(ホワイトカラー職からブルーカラー職への移行)など、今後のキャリア形成に不安を抱くビジネスパーソンが増えています。自分の言葉で世界と渡り合う“バイリンガル人材”の価値は、現在どうなっているのか?本レポートが、英語力を武器にした今後のキャリアの可能性を考える上で、有益な指針となることを目指しております。

■調査結果
- 企業からスカウトを受けた人材の78%以上が英語レベルはビジネス会話以上
Daijob.com登録者で企業からスカウトを受けた人材(日本国籍)は、78%以上が「英語レベルビジネス会話以上」で、男女別にみると女性の割合が63%と多く、年代別では30代の割合が41%と最も多い結果になりました。2025年度の調査対象人数は、2024年度と比べて全体で4,335人増え、グローバル人材のニーズは増加傾向が続いています。男女別の内訳は、2024年度と比べて男性が601人増加したのに対して、女性は3,734人増加し、24年度から引き続き、女性が大幅に増加傾向にあります。
2.英語力の違いによる年収差は50代の男性が1.3倍(228万円)、50代の女性では1.9倍(319万円)

これまでの調査同様、今年度の調査でも、企業からスカウトを受けた人材の平均年収を比較すると、「英語レベルがビジネス以上」の人材は、国税庁が公表した平均年収と比較して、大幅に高い年収になっていることが明らかになりました。特に、50代の男女において、英語力が年収に大きな影響を与えていることが特徴的です。
男性50代では、「英語レベルがビジネス以上」の平均年収が、国税庁の調査結果と比較して、1.3倍(228万円差)高い水準にあります。一方、女性50代においては、同条件で1.9倍(319万円差)と、さらに顕著な年収差が見られました。この傾向は、これまでの調査結果とも一致しており、女性における英語力の影響が特に顕著であることを示しています。
3. 最終経験職種別の平均年収を英語力別で比較すると「金融/投資/保険/その他金融関連職種」が1.4倍で183万円の年収差、「エグゼクティブ/経営」が215万円で1.3倍の年収差

最終経験職種別に英語力を基準に分けた場合、最も平均年収差の金額が大きかった職種は、「エグゼクティブ/経営」で1.3倍(215万円差)でした。最新情報を即座に経営判断に反映できる「エグゼクティブ/経営」ポジションは、企業の競争力を直接左右するため、高い報酬が支払われます。
次に大きな差が開いたのは、「金融/銀行/証券/投資/保険/その他金融関連職種」で、1.4倍(183万円差)。高度な金融商品(ストラクチャード・ファイナンスやESG投資など)は、海外の専門家や法務・税務チームと連携して組成されることが多いため、英語力の有無によって年収差が開くと推測します。
4. 最終経験職種別の平均年収を英語力と年代別で比較すると、最も差が開いたのは「金融/投資/保険/その他金融関連職種」の40代で284万円、1.5倍の年収差
最終経験職種別に、英語力と年代別に分けて比較すると、最も平均年収差の金額が大きかった職種は、「金融/銀行/証券/投資/保険/その他金融関連職種」で、1.5倍(284万円差)でした。
専門性が高く、もともとの年収レンジが高い職種ほど、英語力の有無による年収差が拡大しています。上位を占める金融、エグゼクティブ、コンサルティング職では、いずれも年間200万円以上の差が生じています。これは、AI翻訳が普及した現代においても、「高度な専門知識×直接交渉力」の掛け合わせが、市場価値を決定づける最大の要因であることを示しています。

5. 日本は生成AI利用率が低い一方、高年収層は利用率が高い
総務省の調査(2025)では、日本国内の生成AI浸透度は諸外国と比べ低水準にあります。しかし世帯年収別で見ると、1,000万円以上の層では利用率が42.1%に達しており、高年収層ほどAIを生産性向上の手段としていち早く取り入れいている実態が伺えます。AI翻訳がインフラ化する時代だからこそ、単なる翻訳作業をAIに任せ、人間は「専門性」と「英語力による直接交渉力」を磨く。この「専門性×AI活用×英語力」の掛け合わせが、これからのキャリア形成の重要なポイントとなりそうです。

■調査結果を受けて
ヒューマングローバルタレント株式会社 代表取締役 / 一般社団法人外国人雇用協議会 理事 横川 友樹

本調査結果は、テクノロジーが進化する現代においても、「自らの言葉で交渉できる英語力」が強力なキャリアの武器であり続けることを示しています。そもそも日本の労働人口において、ビジネスレベル以上の英語力を有する“日本人バイリンガル”は10%以下といわれる極めて希少な存在です。この希少性に対し、企業のグローバル展開による需要は拡大し続けており、これが50代や金融専門職に見られる顕著な年収差の要因となっています。希少な「英語力」と「専門性」を掛け合わせられる人材こそが、これからの時代により高い市場価値を発揮します。当社は、そうしたバイリンガルプロフェッショナルが正当に評価され、グローバル市場で飛躍できるよう、引き続き支援を強化してまいります。
<プロフィール>
2007年に早稲田大学スポーツ科学部卒業。株式会社ベイカレント・コンサルティングにてビジネスプロデューサー職を担当後、2010年よりヒューマングローバルタレント株式会社にて勤務。メディア営業部、事業推進室、人材紹介部にて営業・マーケティング業務を経て、2020年より現職。グローバル人材の採用において、1,200社以上に携わってきた経験を活かし、当社主催イベントをはじめ、経済産業省、厚生労働省が後援するビジネスサミットに多数登壇するなど、グローバル人材の転職市場に深い知見を持っています。
【本調査の概要】
【期間】2024年10月~2025年9月 【機関】ヒューマングローバルタレント株式会社
【対象】Daijob.comに掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍で20代~50代のDaijob.com登録者
【人数】23,626人(男性・8,660人 女性・14,966人)【方法】Daijob.com登録者データから抽出
【本調査対象者の属性詳細】

■これまでの「英語力と年収の関係」調査結果
・2024年度:「英語力」で「年収」はどれだけ変わる?~50代女性で最大1.9倍(+301万円)の差が明らかに
https://corp.daijob.com/news/news/20250129
・2023年度:【AI時代の「英語力」】、年収との関係をDaijob.comが独自調査】どうなる? 英語力の将来性 ~英語力の高い50代は、平均より男性1.4倍(263万円)、女性1.9倍(303万円)の年収差~
https://corp.daijob.com/news/news/20240131
・2022年度:リスキリングとしても注目の「英語力」、年収との関係をDaijob.comが独自調査~英語力の高い50代は、平均より男性1.5倍、女性2.2倍年収増~いずれも昨年度より年収差広がる
https://corp.daijob.com/news/news/20230119
・2021年度:英語力と高年収の関係 ~コロナ禍においても英語力の高い40・50代女性は女性平均年収の約1.6倍~
https://corp.daijob.com/news/news/20220131
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■ヒューマングローバルタレント株式会社について
ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは、1998年のオープンより日本を中心に、累計登録者数87万人、求人掲載数常時11,000件以上と、世界27カ国、のべ9,400社以上の外資・日系グローバル企業から高い評価を得てきました。他にも海外転職専門の「Working Abroad」の運営や、ダイレクトリクルーティング、多言語で対応可能なRPO(採用代行)を含め、特定技能外国人人材紹介、登録支援機関など、企業と求職者との効率的なオンラインマッチングの場を提供しています。
■ヒューマングループについて
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、IT、美容、スポーツと多岐にわたる事業を展開し、2025年4月に創業40周年を迎えました。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、各事業の強みを生かし、連携しながらシナジーを最大限に発揮する独自のビジネスモデルにより、国内340拠点以上、海外5カ国6法人のネットワークでお客様に質の高いサービスを提供しています。
ヒューマンホールディングスは、日本リスキリングコンソーシアムの後援パートナーです。
●ヒューマンホールディングスWEBサイト:https://www.athuman.com/
会社概要
ヒューマングローバルタレント株式会社
●代表者:代表取締役 横川 友樹
●所在地:東京都新宿区西新宿7丁目5番25号 西新宿プライムスクエア2F
●事業内容:バイリンガルに特化した就職・転職の求人広告事業、イベント事業
●資本金:1,000万円 ●URL:https://corp.daijob.com/ ●運営サイト:https://www.daijob.com