アマヤドリ雨天決行season.7『取り戻せ、カラー』が2025年1月24日 (金) ~ 2025年1月26日 (日) に吉祥寺シアター(東京都 武蔵野市 吉祥寺本町 1-33-22)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
カンフェティにてチケット発売中
http://confetti-web.com/@/torikara
公式ホームページ
https://amayadori.co.jp/
作家コメント
本作では「写真撮影」という日常にありふれた行為をモチーフに、日本人の生活様式を過去・現在・未来を行き来しつつ描いていく。作品全体はひとつの統一的な物語にもなっているが、細かな断片的なシーンによって構成されている。それぞれの場面における人々のつながり、とりわけ、家族のつながりにフォーカスして劇を作っていきたい。要するにこれは「思い出」にまつわる劇であると言っていい。
今作では、作家の持っている極めて個人的な情報をふんだんに織り込んでいくつもりでもあり、その意味では半自伝的な、非常に個人的な作品にもなっていくだろう。当然ながら、そこを通って普遍性を備えた家族の劇に至りたいと考えている。私のずっと追ってきたモチーフである「死」そして「誕生」ということを作品の軸としつつ、まあ、ざっくりと言えば、なんだかんだでそれなりにエモい作品になっていくんじゃないかと思う。
もちろん、アマヤドリの劇なので善良な人間ばかりが出てくるようなのどかな芝居にはならない。悪口雑言が飛び交う場面も多く出てくるだろうし、なんだったら暴力や、暴行、悪意や嫉妬の飛び交う瞬間も多く存在するだろう。その時間を生きている渦中においては耐え難いような場面であっても、過去の瞬間として額に入れてみれば、なんだか懐かしいような、ともすれば愛おしいようなそんな状況に思えることもあるのかもしれないな、などと思って様々な思いを封印してみようと思う。
作・演出 広田淳一
アマヤドリについて
2001年に「ひょっとこ乱舞」として結成。2011年に「大爆破」と銘打って脱皮を遂げ、2012年に「アマヤドリ」へと改称して再スタートを切った。
現代口語から散文詩まで扱う「変幻自在の劇言語」と、共感性と個別化を主眼とした「自由自在の身体性」を活動の両輪とし、リズムとスピード・論理と情熱・悪意とアイロニー、とか、そういったものを縦横に駆使して「秩序立てられたカオス」としての舞台表現を追求している。
昨年「アマヤドリ」としての2年目はかねてより目指していた法人の設立(合同会社プランプル)、また根城としての「スタジオ空洞」のオープンを実現させた。その場所で広田戯曲の再演と古典戯曲に取組む試みとしてミニ公演「雨天決行」シリーズをスタート。二百席規模の劇場で行う本公演と平行として極小の空間で地道に作品を練り上げる場を確保した。2014年はシアター風姿花伝のプロミシングカンパニーを務めるなど、様々な形で劇場との協力体勢を強化した。また「悪と自由」という年間テーマを設定して創作初演・再演に挑んだ。
私たちは演劇を通じて観客のみなさんに楽しんでいただき、感動してもらいたいと考えてきました。宇宙にたった一人で取り残されたような孤独な魂を、孤独のまま「つながり」に変えることが演劇になら出来ると信じてきたからです。今日もそのことを信じて、演劇の続きをしようと思います。
“雨天決行”とは?
アマヤドリが2013年から始めた新プロジェクト。本公演よりは小規模かつ進取の気概でアマヤドリの作品を届けていくことが目的です。俳優の成長にとっても、劇団が新生面を切り開く上でも、本番こそが核になるとの信念から本公演の合間を縫って「決行」されます。
いつでも舞台に立ち続けることは簡単なことではありませんが、会社員が会社に行くように、野球選手が野球をするように、気張らず気長に、心血を注いで公演を行なっていく所存です。
公演概要
アマヤドリ雨天決行season.7
『取り戻せ、カラー』
公演期間:2025年1月24日 (金) ~ 2025年1月26日 (日)
会場:吉祥寺シアター(東京都 武蔵野市 吉祥寺本町 1-33-22)
■出演者
倉田大輔、相葉るか、沼田星麻、宮崎雄真、宮川飛鳥、堤和悠樹、
小町実乃梨、梶川七海、元山日菜子、夏アンナ、チカナガチサト
■公演スケジュール
2025年
1月24日(金)15:00/19:00
1月25日(土)14:00/18:00
1月26日(日)11:00/15:00
※開場は、開演の30分前です。
■チケット料金
一般:4,800円 U25:3,500円
【初回割引】
一般:3,700円 U25:2,500円
(自由席・税込)
■スタッフ
【作・演出】広田淳一
【ドラマトゥルク】稲富裕介
【舞台監督】太尾田尚希(お庭のなまたまご)
【音響】角張正雄
【照明】三浦あさ子
【ヘアメイクプラン】えびねあみ(レサンクサンス)
【演出助手】劉嘉林(劇団 THE STORY)/東條広暉/笹良まゆ/詠良カノン
小山由美子(劇団カタコンベ)/松尾ひなの
【宣伝美術】山代政一
【制作】西峰正人
【撮影】あかさかくみ
【映像撮影】西岡晶