株式会社オフグリッドフィールドと共同で、医師が常駐しない地域に「オフグリッド移動ユニット×遠隔医療」を届ける実証を開始

地域医療DXを支援する株式会社ジェイエムインテグラル(本社:東京都港区、代表取締役:和泉大志)は、経済産業省「令和8年度生活維持役務等効率化促進事業費補助金」に応募し、このたび採択されましたのでお知らせいたします。本事業では、株式会社オフグリッドフィールド(本社:神奈川県小田原市/以下「オフグリッドフィールド」)と共同で、オフグリッド対応(自立電源・通信・空調)の移動ユニットと遠隔・オンライン医療体制を組み合わせ、医師が常駐しない地域でも医療を供給する省力化モデルの構築・実証に取り組みます。 また、当社の取組は、経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』(令和8年9月)に掲載されています。
■エッセンシャルサービスを取り巻く状況と本補助金について
日本全国で人口減少や少子高齢化による構造的な人手不足が進展する中、医療をはじめ、公共交通、物流、小売など、生活を維持するために必要なサービス(エッセンシャルサービス)の供給維持が全国的な課題となっています。
経済産業省は、2026年6月に公布された改正産業競争力強化法において、卸小売・ガソリンスタンド・公共交通・物流などのエッセンシャルサービスの供給維持に向けた効率化に取り組む事業者を認定し、金融支援等を行う認定エッセンシャルサービス制度を創設しました。令和8年度生活維持役務等効率化促進事業費補助金は、同制度の開始に先立ち、エッセンシャルサービスの供給の持続性確保に資する先進的モデルケースを創出し、全国へ横展開することを目的とした事業です。
■採択された実証事業の概要
本実証は、オフグリッドフィールドと共同で、エッセンシャルワーカーや地域住民の医療アクセスを向上させる取組として実施するものです。
医師少数区域・無医地区・過疎関係市町村に所在する事業所・建設現場や地域住民に対し、オフグリッド対応(自立電源・通信・空調)の移動ユニットと遠隔・オンライン医療体制を組み合わせ、医師が常駐しない地域でも医療を供給します。移動ユニットは系統電源や通信インフラに依存せず稼働できるため、従来は医療提供の場を確保することが難しかった建設現場や過疎地域への展開が可能です。
また、現地に医師を置かず、地域外の医師がオンライン診療を担うことで、希少な医師資源を1拠点から複数地域で共有し、少人数で広域の受診者に対応する省力化モデルを構築・実証します。
【実証概要】
- 事業名:移動型遠隔医療サービスによる医師少数区域への医療供給
- 実施体制:株式会社ジェイエムインテグラル(幹事社/統合システム構築・事業統括)、株式会社オフグリッドフィールド(移動型ユニット運用)ほか
- 実施期間:令和8年12月(予定)
- 実施場所:神奈川県箱根町
- 対象:医師少数区域・無医地区・過疎関係市町村に所在する事業所・建設現場、地域住民

移動ユニット内でのオンライン診療イメージ 出典:経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』(令和8年9月)
建設現場に設営した移動ユニット 出典:経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』(令和8年9月)
■経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』への掲載
当社の取組は、経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』(令和8年9月)の「4.医療」分野に、「移動型遠隔医療サービスによる医師少数区域への医療供給」として掲載されています。


出典:経済産業省『エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集』(令和8年9月)P.23-24
事例集の全体は、経済産業省ホームページをご覧ください。
◯経済産業省「エッセンシャルサービス効率化先進実証モデル集」を公表します(2026年9月2日)
https://www.meti.go.jp/press/2026/09/20260902003.html
■認定エッセンシャルサービス制度活用セミナーのご案内
本制度に関連し、経済産業省主催の「認定エッセンシャルサービス制度活用セミナー」が、令和8年9月から11月にかけて全国47都道府県で開催されます(対面/オンライン、参加費無料)。開催日程やお申し込み方法等の詳細は、専用ホームページをご確認ください。
◯セミナー専用ホームページ
https://es-seminar.go.jp/


出典:経済産業省「認定エッセンシャルサービス制度活用セミナー」告知チラシ
■今後の展開 ~弊社執行役員・安江輝より~
全国では人口減少や都市部においても高齢化により、地域医療において一般外来や在宅医療、医療施設への通院といった生活必需サービス問題が顕著化することが予想されます。当社は、本実証を通じて得られる知見をもとに、高市内閣が基本方針とする「日本列島を強く豊かに」に基づき、地方自治体と連携しながら、地域建設事業者や医療サービス事業者等と連携した地域経済の成長と、持続可能な医療供給サービスモデルの確立と全国への横展開を目指します。
今後、経済産業省が開始を予定する認定エッセンシャルサービス制度の動向も見据え、地域の生活維持に貢献する医療提供体制の効率化・省力化に引き続き取り組んでまいります。

株式会社ジェイエムインテグラル 執行役員 安江輝1993年に長野県伊那市役所へ入庁し、企画・情報・商工等の分野を歴任。地域イントラネット整備や伊那中央病院への電子カルテ・遠隔医療導入、医療MaaS「モバイルクリニック」の発案・社会実装など、デジタル技術を活用した地域課題解決を推進してきた。2021年より総務省地域情報化アドバイザーを務め、2026年に株式会社ジェイエムインテグラル執行役員に就任。現在は、地域DXや遠隔医療、官民連携の社会実装を支援している。
【株式会社ジェイエムインテグラルについて】
■所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル3F
■設立:2021年6月
■事業内容:
- 自治体向け医療関連サービスの提供
- 医療・検査機器の販売
- 医療ヘルスケアにおけるコンサルティング事業
- 医療ヘルスケアにおける人材紹介
- クリニック経営支援
■ホームページ:
ジェイエムインテグラル
ふるさと診療
■事業概要と弊社の沿革
弊社は2021年6月の設立以来、自治体や医療機関と連携し、地域医療の課題解決に取り組んでまいりました。 創業期には、山口県において新型コロナウイルス対策支援(検査体制や陽性者情報管理システムの構築等)を行い、行政や医療現場と対話を重ねながら、その地域の実情に即した運用体制を構築してまいりました。 現在は、医療DXの推進や医師人材の確保を支援する「ふるさと診療」事業を展開しております。支援対象を特定の地域や課題に限定することなく、現場のニーズがあるあらゆる地域において、システム導入にとどまらない「持続可能な医療提供体制」の構築を支援しています。
【本件に関するお問合せ】
株式会社ジェイエムインテグラル
地域医療支援部:田中勇成
お問い合わせ:https://jmintegral.com/contact
Tel: 03-4500-7155