スーパースポーツ『CBR1000RR-R FIREBLADE SP』が初トップ10入り(対象期間2026年3月~2026年5月)
バイク業界のよりよい未来を見据えて、バイクの新しい価値を発掘し広く社会に発信することを目的に活動を行うバイク未来総研(所在地:東京都世田谷区、運営:株式会社バイク王&カンパニー)は、2026年3月~2026年5月の期間を対象に、「再び売却した際、高値の付くバイク」=「“リセール・プライス”の高いバイク」の上位10車種をバイク王が運営するバイク情報サイト『Bike Life Lab』で発表しました。
57回目となる今回は、トップ10のうち8車種を「ホンダ」が占める結果となりました。首位はホンダ『X-ADV』が139.5Ptで6期連続1位を獲得。また、スーパースポーツモデルの『ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE SP』が、今回初めて7位にランクインしています。
当指標は、バイク王が取り扱う、年間約10万台の中古バイク取引データを基に算出しています。

今回初めて7位でランクインした、ホンダ CBR1000RR-R FIREBLADE SP
※本リリースの調査結果を転載される際は、「バイク未来総研調べ (https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/resale-ranking/) 」とご明記ください。
■ 総合ランキング
[表: https://prtimes.jp/data/corp/103319/table/118_1_a1c0c9f848a799859d6e134b1574e781.jpg?v=202607311445 ]
調査対象期間:2026年3月~2026年5月
ホンダ・X-ADVが6回連続で首位獲得!

第52回から6回連続で首位を維持したX-ADVは、ビッグスクーターとアドベンチャーモデルの要素を掛け合わせ、街乗りから長距離ツーリング、アウトドアレジャーまで幅広く対応するモデルです。
リセール・プライスランキングでは、第55回の113.2Pt、第56回の127.0Pt、第57回の139.5Ptと、2期連続で12ポイント以上の上昇となりました。
3回のランキングで合計26.3ポイント伸長しており、単に首位を維持しているだけでなく、市場評価の高さがうかがえる結果となっています。
国内での実用性と趣味性の両立に加え、海外市場での評価の高さや為替環境も追い風となった可能性があり、X-ADVの高いリセール・プライスが今後も維持されるか注目されます。
4位にはホンダ・CB1000Fがランクイン

引用:HONDA公式HP
アドベンチャー/クロスオーバー系モデルがトップ3を占める中、CBブランドのフラッグシップとして登場した大型ロードスポーツモデルCB1000Fが4位となりました。
リセール・プライスは前回の105.9Ptから10.7Pt低下し2位から4位に順位は下がったものの、引き続き上位にランクインしています。
発売直後は、需要に対して市場に出回る車両が少なかったため100Ptを超える水準で推移していましたが、今回の調査ではバイク王内での取り扱い台数が前回から約2倍に増加するなど、時間の経過とともに中古バイク市場での流通台数が増えたことで、相場が落ち着いてきた可能性が考えられます。
なお、2026年8月21日には新型「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」の発売が予定されており、CBブランド全体への関心が高まる中、CB1000Fの中古市場での動向にも注目が集まります。
7位にはホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE SPが初ランクイン

引用:HONDA公式HP
7位には、ホンダ・CBR1000RR-R FIREBLADE SPが初ランクインしました。同モデルは、CBRシリーズの最上位モデル「CBR1000RR-R FIREBLADE」をベースに、電子制御サスペンションや高性能ブレーキなど、足回りを専用化した大型スーパースポーツモデルです。
高出力エンジンと、軽量化および剛性バランスの最適化を図った車体に加え、Honda二輪車として初採用された2モーター式スロットルバイワイヤなどの電子制御技術を採用。サーキットでの走行性能を追求しながら、ライダーの操作に対するコントロール性も高めています。
実用性や快適性に優れたクロスオーバーモデルが上位を占める一方、最高峰の走行性能とブランドを象徴する存在感を備えたスーパースポーツモデルにも、一定の需要があることを示す結果となりました。
クロスオーバーからスーパースポーツまで、幅広いカテゴリーのモデルが並んだ第57回『リセール・プライス』ランキング。次回のランキングの動きにもご注目ください。
※排気量別ランキングは、バイク王が運営するバイク情報サイト『Bike Life Lab』内にある、バイク未来総研の記事に掲載しています。
https://www.8190.jp/bikelifelab/bikefuture/resale-ranking/
『リセール・プライス』とは
バイクを再び売却(=リセール)するときの価格(=プライス)を指します。
2026年7月末現在、新車で購入が可能なバイクを対象とし、業者間オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基に『リセール・プライス』をポイント化。ポイント数が高いほど、『リセール・プライス』が高いと想定できます。
本指標は、バイク王が取り扱う、年間約10万台の中古バイク取引データを基に、バイク未来総研が独自に集計したものであり、バイクユーザーが新車あるいは中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としています。
算定基準
・国内主要4メーカーが、国内で販売しているバイク(2026年7月末現在・逆輸入車を除く)
・新車販売価格は2026年7月末現在の価格を基準。カラー等により価格が複数ある場合は、最安値を基準に算定
・モデルチェンジが実施された場合は、最新モデルのみを対象とする
・期間内に、バイク未来総研独自の規定台数に達する流通があるバイクを対象とする
バイク未来総研所長 宮城光のココがポイント

今回のランキングで最も注目すべきは、ホンダ「X-ADV」が6回連続で首位を獲得したことです。しかも今回は139.5ポイントまで上昇し、単に首位を守っただけでなく、その評価をさらに高めています。
X-ADVの強さは、「スクーター」と「アドベンチャー」という異なるカテゴリーを高いレベルで融合したことにあります。街中での扱いやすさ、高速道路での快適性、長距離ツーリング、さらにはアウトドアまで一台で楽しめる万能性は、現在のライダーが求める価値と見事に一致しています。さらにDCTによる快適な走行性能や、世界市場での高い人気も中古価格を押し上げる大きな要因でしょう。リセールバリューとは「人気の結果」であると同時に、「市場が将来の価値を認めている証」とも言えます。X-ADVは今、その象徴的な存在になっています。
もう一つ興味深いのは、スーパースポーツ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」が初めてトップ10入りしたことです。
近年のリセール市場では、アドベンチャーやクロスオーバー、ツーリングモデルが優勢でした。一方でスーパースポーツは価格の高さや用途の限定性から、リセールではやや不利と見られてきました。しかしCBR1000RR-R SPは、その常識を覆しました。
その背景には、世界最高峰レベルの電子制御技術やサーキット性能に加え、「ホンダのフラッグシップを所有する価値」が再評価されていることがあります。近年は高性能モデルを長く大切に所有するライダーが増え、流通台数が極端に増えないことも価値を支えています。さらに国内だけでなく海外市場からの需要も中古価格を下支えしていると考えられます。
そして4位にランクインしたCB1000Fも非常に興味深い存在です。発売直後のプレミアム価格はやや落ち着いたものの、95ポイント台という高い評価を維持しています。
CB1000Fの魅力は、単なるネオクラシックではありません。往年のCB750FやCB900Fを思わせる美しいスタイリングに、現代の高性能シャシーとエンジンを融合させたことで、ベテランには懐かしさを、若い世代には新鮮さを提供しています。つまり、「歴史」と「最新技術」の両方を楽しめる一台なのです。
さらにCBブランド全体への注目度が高まっていることも追い風でしょう。ブランドの持つ安心感や資産価値が、リセールという数字にも表れているように感じます。
今回のランキングを振り返ると、実用性だけが評価される時代ではなくなってきたことが分かります。使いやすさに加え、ブランド性や所有する満足感、さらには将来的な価値まで含めて一台を選ぶ時代へと変化しています。
リセールプライスは単なる中古価格のランキングではありません。ライダーが「次に何を選びたいのか」、そして市場が「どんなバイクに未来を感じているのか」を映し出す鏡でもあります。今回のランキングは、その流れを象徴する非常に興味深い結果だったと言えるでしょう。
【バイク未来総研 について】

2022年3月にバイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に発足しました。
国内外のレースで輝かしい成績を挙げ現在はモータージャーナリストのほか多方面で活躍する宮城光氏を所長に迎え、バイクライフの楽しさやバイク王が持つバイクに関する独自データ分析などの情報発信に加え、ライダーやバイク業界がこれから描く「未来」に切り込んだコンテンツを順次発信します。