海外進出と3Dプリンター住宅の低価格化を加速
株式会社Lib Work(本社:熊本県山鹿市、代表取締役社長:瀬口 力、証券コード:1431、以下「当社」)は、V3D Asia株式会社(本社:東京都千代田区、グループ会長兼CEO:小野 和宏、以下「V3D Asia社」といいます。)との間で資本業務提携をいたしましたので、お知らせいたします。
本提携は、当社の3Dプリンター建設事業における「海外進出」と「低価格化」を推進することを目的としております。V3D Asia社が有する東南アジアでの施工実績と現地ネットワークを活用し、インドネシア・マレーシアを中心とした海外事業の立ち上げを加速します。同時に、同社の強みである低コストでの3Dプリンティング建築技術と当社の住宅事業の知見を組み合わせ、品質を確保しながら購入しやすい価格の住宅供給を目指します。海外での供給基盤の構築と価格競争力の強化を一体で進め、世界の住宅需要の取り込みにつなげてまいります。
1.資本業務提携の目的及び理由
(1)東南アジアを起点とした海外進出の加速
V3D Asia社は、ブルネイにおいて政府案件として礼拝施設等の公共建築物を3Dプリンティングにより施工し、2025年12月より一般利用が開始されているほか、インドネシア・バタム島及びマレーシアにおいて住宅開発プロジェクトを進めております。また、マレーシアではSIRIM Academy及びCIDB(Construction Industry Development Board)との連携を通じ、3Dプリンティング建築を工業化建築システム(IBS)の認定工法として位置付ける取り組みを進めております。国内でも、島根県雲南市における一般的なモルタルを用いたオンサイト施工実証をはじめ、実証活動を本格化させております。
当社は、これらの施工実績と現地ネットワークを活用し、インドネシア・マレーシアにおける実証及びモデルハウス建設を推進します。両社の技術と事業基盤を組み合わせることで、海外での住宅供給体制の構築を進め、3Dプリンター住宅事業の海外展開を加速してまいります。
(2)3Dプリンター住宅の低価格化による普及の促進
当社は、3Dプリンター住宅を広く普及させるためには、技術の実用化に加え、住宅取得者が購入しやすい価格を実現することが不可欠であると考えております。低価格化は当社の事業拡大に向けた重要課題であり、世界の住宅需要を取り込むうえでも鍵となります。本提携を通じて建築コストの低減を進め、購入可能な顧客層と供給地域の拡大につなげてまいります。
V3D Asia社は、材料・装置・施工・現場運用を一体で開発・提供し、低コストでの施工を実現できることを強みとする企業です。現地で調達可能なモルタル等に独自の添加剤を組み合わせる施工モデルは、専用材料の長距離輸送への依存を抑え、材料調達・輸送にかかるコストの低減につながります。当社の設計・施工・品質管理及び住宅販売の知見を組み合わせ、住宅としての品質を確保しながら、建設総コストの削減を目指します。
1.海外展開とコスト削減の両面で中期経営計画を推進
当社グループは、2026年8月21日に公表した中期経営計画「LIB EARTH SHOT 2029」において、3Dプリンター建設事業とHousing OS事業を成長の二本柱と位置付け、2029年6月期の目標として、海外売上高比率3%以上及び3Dプリンター建設の総コスト(平方メートル 単価)40%削減を掲げております。本提携を、海外事業基盤の構築と低コスト技術の活用によって、これらの目標の達成を加速する戦略的な取り組みと位置付けております。
2.海外進出と低価格化を収益機会の拡大へ
海外での供給基盤の構築により事業地域を広げるとともに、建設総コストの削減を通じて販売価格の競争力と事業採算性の両立を目指します。住宅取得者の購入負担を抑えることで対象顧客層を広げ、供給を担う事業者においても導入しやすい事業モデルを構築します。さらに、材料・装置・施工データを標準化することで、フランチャイズ展開及びロイヤリティ収入モデルの早期構築につなげます。住宅供給の拡大と継続的な収益機会の獲得を通じ、中長期的な企業価値の向上を図ってまいります。
2.業務提携の内容
(1)東南アジア地域における協業及び共同プロジェクトの推進
インドネシア・マレーシアを中心に、現地で調達可能な材料を活用した住宅供給モデルの確立に向け、実証及び共同プロジェクトを推進します。低価格化と現地での供給体制の構築を進め、住宅需要の取り込みを目指します。
(2)日本市場における協力体制
両社の技術及び事業基盤を活用し、日本市場における3Dプリンター住宅の実証と事業化に向けた協力を進めます。品質・信頼性の確保と建築コストの低減を両立する施工モデルの構築を目指します。
(3)新製品の共同開発
両社の材料・装置・施工に関する技術と住宅設計の知見を組み合わせ、低コスト化に資する新製品の共同開発を進めます。施工品質の標準化と再現性の向上を図り、量産化及び事業展開を支える技術基盤の構築を目指します。
3.資本提携の内容
出資による当社議決権所有割合は約10%であり、当社の連結決算対象会社ではございません。また出資による同社経営体制に変更はございません。
4.V3D Asiaの概要
[表: https://prtimes.jp/data/corp/22440/table/180_1_acdb45dcc2df24b29e684318703d761c.jpg?v=202609282345 ]
■V3D Asia株式会社の施工実績例
ブルネイ完工・プリント写真

完工後の全景
3Dプリンティングによる壁面
■Lib Workについて
当社は、「暮らしを変える、世界を変える、未来をつくる」というスローガンのもと、「サステナブル&テクノロジーで住まいにイノベーションを起こす」というミッションの実現に向けて、戸建て事業に留まらず多角的に事業展開しています。
デジタルマーケティング分野では、土地探しの「e土地net」をはじめとした一定のカテゴリーに特化したサイトや、YouTubeチャンネル「Lib Work ch」の運営などを通し、ニーズに合わせた集客戦略を展開。また全国の工務店向けサブスクリプション型事業として、新築住宅プランの提案システム「マイホームロボ」の開発をはじめ、「ALC/アダストリア・ライフスタイル・クリエイション」と共同開発した戸建て商品「niko and ... EDIT HOUSE」のIPライセンス販売などのプラットフォーム事業も行っています。
さらにサステナブルな取り組みとして、3Dプリンター住宅の展開にも力を注ぎ、持続可能な未来に向けた取り組みを日々行っています。
会社名:株式会社Lib Work ( https://www.libwork.co.jp )
代表者:代表取締役社長 瀬口 力
本店所在地:熊本県山鹿市鍋田178-1
設 立:1997年8月1日
資本金:13億2150万円
事業内容:戸建住宅事業・プラットフォーム事業・3Dプリンター住宅事業