1927年、「角兵衛獅子 少年の為の鞍馬天狗」によって、こどもたちの間で一躍人気となった大佛次郎。「子供の雑誌に小説を書くこと程愉快なことはない」と語り、30年以上にわたって、少年少女小説、童話、翻訳など、こどもたちのもとに、たくさんの物語を届けました。
大の愛猫家である大佛は、日々の暮らしの中で猫を見つめ続けたその〈まなざし〉を通して、童話「スイッチョねこ」に代表されるような数多くの作品を生み出しました。猫と一緒に引っ越しをしたい女の子、猫のための家を工作する男の子、そして、スイッチョを飲み込んでしまった子猫…。猫もこどもも、時に可愛らしく、時にたくましく、生き生きとした姿で描かれています。
本展では、大佛の少年少女小説や童話の中から、猫やこどもを主人公とする作品を中心に紹介し〈まなざし〉と〈おはなし〉をキーワードに、大佛が猫とこどもに寄せた愛情を読み解きます。

大佛次郎による猫のスケッチ
今年で発表から80年を迎える「スイッチョねこ」。作品が掲載された雑誌「こども朝日」や、絵本『スイッチョねこ』の原画などを展示します。作者自身が「一代の傑作」と称し、今なお愛され続ける「スイッチョねこ」の世界をお楽しみください。
また、本展のメインビジュアルになっている猫のスケッチは、大佛の筆によるもの。猫をよく観察した猫好き大佛ならではの数々のスケッチは、独特な味わいがあります。
猫とこどもへの愛情にあふれた大佛の〈まなざし〉が、様々な資料から感じられる展示です。

安泰・画『スイッチョねこ』原画

朝倉摂・画『スイッチョねこ』原画
展覧会概要
【会 期】2026年8月29日(土)~2026年12月27日(日)
【開館時間】8~9月 10:00~17:30(入館は17:00まで)
10~12月 10:00~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】毎週月曜(祝日の場合は翌平日)
【観覧料】一般200円/中学生以下無料/20人以上の団体は150円
※ 横浜市在住の65歳以上の方 100円(濱ともカード等をご提示ください)
※ 障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※ 毎月23日「市民の読書の日」と第2・第4土曜日は高校生無料