今年も残すところ、あとわずか。消費税率8%へのアップや円安傾向の強まり、エボラ出血熱の流行、STAP細胞・号泣会見といった騒動など、経済面でも文化面でもさまざまな出来事が目白押しだった2014年。さて、2015年はどんな年になるのだろうか。
通信教育を手がけるユーキャン(http://www.u-can.co.jp/)が「2015年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査」を実施。そこから、20~40代男女997名が考える「2015年こそ取っておくと役立つ資格」の人気度が明らかになった。
まず最初に「2014年に起きた出来事で印象に残ったもの」について聞くと、総合1位が「消費税が8%にアップ」(80.2%)、2位が「STAP細胞騒動」(63.1%)、3位が「御嶽山噴火」(62.0%)という結果に。
次に「2015年に話題になりそうなこと」への回答は、総合1位が「消費税10%引き上げ」(77.9%)、2位が「エボラ出血熱の流行」(54.4%)、3位は「物価上昇」(35.0%)となっている。
そして「2015年に家計にどのような変化があると思うか」と聞いたところ、「支出が増える」と答えた人が約半数(49.8%)、「より節約に励む予定だ」と答えた人は過半数(58.4%)に達し、「暮らし向きが良くなる」と答えた人は約1割(10.2%)にとどまった。
以上のことから、日常生活において先行きが厳しい予測をしている方が大半であることが判明。消費税率の引き上げ、円安、物価高など、今後の支出が増える要素は多いのに、所得のほうはなかなか増えない…。無駄遣いをせず、堅実に資産管理をしていこうという姿勢が垣間見えるようだ。
これらを踏まえ、「2015年に武器になりそうな資格」と「実際に取ってみたい資格」を聞いてみたところ、どちらも1位は「ファイナンシャルプランナー(FP)」、2位は「TOEIC(R)」という結果に。家計予測が厳しい中、将来に向けて適切なライフプランニング、資産設計ができる「ファイナンシャルプランナー(FP)」が一番多く票を集めた。
資格アドバイザーの鈴木秀明氏によると、「最も注目度が高かった出来事はやはり消費税の増税。これを機に家計の見直しに取り組んだご家庭も多いのでは。税・保険・不動産など家計に直結するお金の知識について幅広く学べるFP技能検定はオススメ資格のひとつです」だそう。
また、ファイナンシャルプランナー(FP)として活躍中の花輪陽子氏は「資格の勉強を通じて、人生に必要なお金と、その運用プランが分かるようになります。こんな時だからFPという知識を武器に時代を乗り切りましょう」と語っている。
2014年に引き続き、経済面の動向が家計に大きく影響しそうな2015年。ファイナンシャルプランナー(FP)の知識があれば、「住宅ローンの効果的な組み方」「保険料の見直し」「資産運用」「退職後の暮らし」など、自身の財産管理にも大いに役立ちそうだ。資格に挑戦することは、就・転職のためだけではなく、その体系的な知識をプライベートでも行かせることが多い。さあ2015年、アナタも資格に挑戦してみてはいかがだろうか。