会議中、いきなりプロジェクターのランプが切れてあせった経験のある人、けっこういるのでは?そう、プロジェクターのランプの寿命は意外と短い。
そこで紹介したいのが、7月21日にキヤノンから登場する、長寿命な光源、高画質、低コストを実現したDLP方式のプロジェクター「パワープロジェクター LX-MU800Z」「パワープロジェクター LX-MU600Z」だ。
同製品はキャノンのプロジェクターとしては初めてレーザー光源を採用。DLPとは、Digital Light Processingの略称で、カラーホイールを通したランプの光をデジタルミラーデバイスにあて投写光を調整する方式となっている。
レーザー光源は、ランプ光源と比べて光源寿命が長く、約2万時間光源を交換することなく映像投写が可能という。これにより会議や授業の途中に突然光源が切れるリスクがかなり低くなった。また、エアフィルターを使わない密閉構造の光学部品を採用したことにより、メンテナンスにかかる負荷を軽減した。
有償の設置用金具を使えば、ランプ光源のプロジェクターで難しかった縦置きが可能で、ポスターなど縦長の映像をそのまま投写できる。大会議室をはじめ、展示会場、教育現場、美術館、博物館など、活用シーンは幅広い。
気になる画像だが、フルHDを超越するWUXGAに対応。“LX-MU800Z”はパワープロジェクターシリーズで最高輝度の8000lm、“LX-MU600Z”は6800lmの高輝度な映像投写が可能となっている。青色レーザーダイオードと蛍光体を組み合わせた光源システムにより色域が拡大し、優れた色再現性を実現した。
オープン価格、生産台数は150台/月を予定。
長寿命な光源、高画質、低コストのこのプロジェクターがオフィスにお目見えする日も近いだろう。