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オシャレをさせてSNS投稿!イマドキママのひな祭り

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あとひと月ちょっとでひな祭り。

ひな祭りは、平安時代に人形(ひとがた)へ自分の厄(やく)や災いを移して川や海に流したという「流しびな」から始まったもので、その後江戸時代に、女の子の幸せを願う華やかで美しい「女性のまつり」として花ひらいたのだとか。

桃の節句にひな人形を飾ることには、ひな人形が身代わりとなってくれて、その子に災いがふりかからないようにとの願いが込められているのだそう。

とはいえ、住宅事情や生活スタイルの変化によって、最近では節句の飾りもままならないという声もちらほら。

そこで日本人形協会は今年の桃の節句を前に、0~5歳の子供を持つ20~30代の女性500名を対象に、「ひな祭りに関する意識調査」を実施。そこから、イマドキママがひな祭りをどう捉え、どう過ごしたいと考えているのかが見えてきた。


まず「2017年のひな祭りでは、子どもに着物やドレスを用意したいか」という質問に対し、「用意したい」が14.0%、「なんとなく用意したい」が30.0%という結果に。

特に20代では、「用意したい」が16.8%、「なんとなく用意したい」が32.0%となり、ほぼ半数の48.8%が子どものオシャレを考えていることがわかった。


さらに22.8%のママが、Facebook、Twitter、Instagramのいずれかで「ひな祭り写真」を投稿した経験があることが判明。そのうちの86.8%は、やっぱり「娘の写真」。

このことから、娘にオシャレをさせてひな祭りを“フォトジェニック”に行い、それをSNS投稿したいと考えるイマドキママの願望が判明。


さらに「ひな祭りで重視したいこと」を尋ねたところ、最も多かったのが「家族で過ごすこと」(65.4%)、2番目が「ひな祭り料理」(32.0%)、そして3番目には「ひな祭りの伝統」(26.4%)という答えが得られた。

「伝統を大切にしたい」と回答した理由としては、「子どもにも、将来受け継いで欲しいから」、「季節ごとのイベントや行事を大事にしたいから」といった声が寄せられた。


また「ひな祭りにどのようなことをして過ごそうと考えているか」を尋ねたところ、67.4%は「ひな人形(伝統的な日本人形)を飾る」と回答。そのほかには、「ひな祭りにちなんだ食事をする」(54.2%)、「ひな祭りにちなんだお菓子を購入する」(50.6%)といった答えが得られた。

これにより、20代・30代の若い母親のなかでも、「ひな祭りの伝統を大切にしたい」という気持ちをもっている人が多いことが判明。

ちなみに、ひな祭りにお寿司が好まれるのは、ちょうど新鮮な春の魚介類が出回る時期で季節感を味わうのに適しているためであり、お吸い物に欠かせないはまぐりは、ほかのはまぐりのフタとは絶対に合わないところから、女性の貞節を教える意味で使われているのだとか。

こういった豆知識を仕入れておくと、節句への理解が深まってより楽しめそう。時代の移り変わりによりお祝いのスタイルが少しずつ変化したとしても、日本人ならではの伝統文化である節句を大切にし、次の世代へと伝えていきたいものだ。

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