“アートがある生活の提案”がコンセプトの銀座 蔦屋書店で、10月16日(火)~24日(水)の期間、アーティストである森洋樹氏の展覧会「one side 森洋樹 個展」が開かれる。入場は無料。
森氏は1988年生まれ。武蔵野美術大学大学院で彫刻を専攻。卒業後は個展やグループ展に作品を出展し、現在は武蔵野美術大学で助手の職に就きながら制作発表を続けている。
彼の作品は、風景写真から彼の感覚によって選別された要素をもとにドローイングし、遠近性を含めて立体として要素を再配置することによって生まれるもの。学部時代に建築を学び、大学院で彫刻専攻に転向した経歴を持つ、彼の立体に対する捉え方が色濃く表れている。
彼の描く風景には、海や山などの自然物と、ビルや家屋、港湾やダムなどの人工物の既視感を感じる組合せが多く採用されているが、限界まで情報がそぎ落とされた風景彫刻は、あるべきものがそこにないのにもかかわらず、脳の中ではイメージとして浮かび上がるような、不思議な感覚が起こってくる。
芸術の秋に、新しい視点をもたらしてくれる可能性を秘めた彫刻作品を気軽に鑑賞できるチャンス。お買い物のついでに、デートの前に、ふらっと訪れてみてはいかがだろうか。
■「銀座 蔦屋書店」
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
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