
富山県黒部市で明治44年から続く旅館「生地温泉たなかや」が、目前に迫るエネルギー価格の高騰から115年続く入浴施設&旅館を守るため、6月7日(日)より地元向けの還元キャンペーンを、6月11日(木)より全国に向けたクラウドファンディングを同時スタートする。
迫るガス代高騰への「先手」
生地温泉たなかやは、戦国時代に上杉謙信公がその身を癒したと伝わるお湯を守り続け、創業から115年にわたり地域の憩いの場として親しまれてきた。しかし現在、深刻なガス代高騰の波がすぐそこまで迫っている。
宿泊業という性質上、利用客が1組でもいれば巨大なボイラーをこまめに止めたり時短営業したりという対策を取ることはできない。このままでは同館の宝であり地域の人々に愛されてきた「大きなお風呂」を維持していくことが困難になってしまうとして、本格的な負担増の波が来る前に先手を打つ「前向きな防衛策」として2つのアクションを同時に開始することにした。
地元へ向けた「湯ったり還元キャンペーン」

6月は燃料費を少しでも抑えるため思い切って火曜日から木曜日を休館としているが、宿泊客を迎える週末にはいつも通りたっぷりと温かいお湯を沸かして用意している。
実は旅館の大きなお風呂は、数人でも数十人でも一度沸かしてしまえば使用するガス代は大きくは変わらない。せっかく沸かしているお湯の熱を無駄にせず地域の人々と分かち合いたい、値上げのニュースばかりで気が休まらない今だからこそ地元の方にもっと気軽に足を運んでホッと息を抜いてほしいという思いから、お得な還元キャンペーンを実施することにしたという。
キャンペーン期間は6月7日(日)〜7月12日(日)。内容は日帰り入浴回数券(15枚綴り)を8,000円(税込)で販売するもので、先着80セット限定となっている。
特典として平日の日帰り食事利用1,150円OFF&食後の名水珈琲サービス券も付いており、有効期限なし・シェア利用可能だ。なお前回の創業115周年記念キャンペーンは即完売だったとのことだ。
全国へ向けた「クラウドファンディング」

遠方に住む人やこれからのたなかやを応援してくれる人に向けて、CAMPFIREにてクラウドファンディングを実施。期間は6月11日(木)〜7月31日(金)予定で、集まった資金はボイラーの燃料費などに充当する。
リターン品の一例には料亭で腕を磨いた若旦那特製「こだわり干物詰め合わせ」、富山県産新大正糯100%「手づくり昆布もち」、泊まって応援「宿泊クーポン(有効期限約3年半)」、入浴で応援「日帰り入浴券15枚回数券(応援価格)」、地元老舗企業とのコラボリターン商品などを用意している。
現在はプロジェクト公開前のプレビュー期間として限定公開しており、ページ内の「♡お気に入り」を押して待つと公開初日に通知が届く。
若女将・田中花星氏よりメッセージ

若女将の田中花星氏は次のようにコメントしている。「コロナ禍を乗り越え、ようやく光が見えた矢先の燃料費問題でした。しかし、ただ萎縮して耐えるのではなく、皆様と一緒にこの場所を守っていきたいと考え、今回2つのプロジェクトを立ち上げました。連日のように値上げのニュースが続き、気が休まらない今だからこそ、大きなお風呂に浸かってホッと息を吐き出せる時間は、誰にとってもかえがえのない大切なものだと感じています。私たちにとっての皆様への本当の恩返しは、次の世代へとバトンを繋ぎ、これから100年、200年とこの場所で宿を続けていくことだと確信しています。」
115年続く大きなお風呂の未来を守る取り組みに、協力してみては。
■生地温泉たなかや
住所:富山県黒部市生地吉田新230
公式サイト:https://ikujionsen.com
CAMPFIRE公式サイト:https://camp-fire.jp
プロジェクト名:【生地温泉唯一の宿】115年愛されたお風呂と「手仕事のおもてなし」を守りたい!
(丸本チャ子)