神戸市にある六甲高山植物園では、高原にさわやかな夏を呼ぶ花として人気が高い鮮やかな黄色の花「ニッコウキスゲ」が、いま見頃を迎えている。
関西地域以西に自生地は無いため、1000株を超える「ニッコウキスゲ」が自然に近い状態で咲く様子は貴重な光景だ。
「ニッコウキスゲ」は、北海道・本州(中部以北)の亜高山帯の湿り気がある草原に生える多年草。尾瀬や霧ヶ峰の群落が有名で、高さは40~70cmになる。花は一日花で朝開いて夕方には閉じてしまうが、一本の茎にたくさんの蕾をつけそれが次から次へと咲くために、全体としては長い間楽しむことができる。
同園の「ニッコウキスゲ」は、6月中旬頃まで楽しめる見込み。その後も高原型の2000株が6月下旬頃から咲き始め、7月下旬まで咲き誇る。
六甲高山植物園の開園時間は10:00~17:00(16:30受付終了)で、入園料は中学生以上620円、4歳~小学生310円となっている。
■「六甲高山植物園」
住所:神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
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