イギリスのバーミンガム・ロイヤル・バレエでファーストソリストを務め、退団後は指導者や演出家、解説者としても活躍している山本康介氏。自身の経験をもとに、英国バレエの魅力を余すところなく紹介する書籍『英国バレエの世界』が3月19日(木)に、世界文化社より発売された。
「英国バレエ」の魅力を紐解く内容
バーミンガム・ロイヤル・バレエで、様々な役柄を踊った経験や幅広い知識を凝縮して「英国バレエ」を紹介している同書。著者・山本氏が、言語化することが難しいバレエの「美」について、ことばを慎重に選び丁寧に紡いだという。
これまであまり語られてこなかった山本氏の来歴や現在の仕事について、さらにはバーミンガム時代の仲間である佐久間奈緒氏、平田桃子氏、厚地康雄氏とのスペシャルトークも掲載しているので必見だ。
また、同書は4部構成になっており、Part.1は「僕の来歴と現在について」、Part.2は「英国バレエの“歴史”と“今”に迫る」、Part.3は「英国的おすすめ演目を徹底解説!」、Part.4「バーミンガム・ロイヤル・バレエの仲間との思い出話」と題して収録。
著者・山本氏によると、イギリスのバレエに詳しくない人は、Part2を先に読んでから、Part1に戻るとわかりやすいという。必ずしもページ順どおりの必要はなく、いろいろ前後させながら自分なりに読み進めてみるのもおすすめだ。
書籍購入特典の動画も!
さらに、書籍購入特典として、振付師としても活躍している著者・山本氏によるヴァリエーションレッスンの動画が見られる、QRコードも掲載されている。バレエに打ち込んでいる子どもたちから指導者まで、幅広い人が楽しめる1冊だ。価格は1800円(税抜)。
『英国バレエの世界』を手に取り、世界最高峰のバレエに触れてみよう。