新聞は、私たち生活者にとって身近なメディアのひとつ。世の中のことを幅広く取り上げており、知見を広めるのにぴったりだ。
新聞を使った子ども向けボードゲームが公開
日本新聞協会は、新聞を使った21種類のゲームを盛り込んだ、子ども向けのボードゲーム「しんぶんの“ワッ!”すごろく」のキャンペーンサイトを6月4日(木)に公開。同サイトでは、すごろくの台紙・コマ・説明書などを無料でダウンロードできる。
ゲームは、もともと、新型コロナウイルス感染拡大を受けて外出自粛が長引く中、「おうち時間」を充実させてほしいとの思いから、4月よりプレサイトで公開してきたものだという。
コミュニケーション学の専門家が監修
「しんぶんの“ワッ!”すごろく」は、コミュニケーション学が専門の鳥取大学・大谷直史准教授が監修する、新聞(紙)を使った知育ボードゲーム。対象年齢は4歳以上で、プレー人数は3~4人(2人でも可)、プレー時間は20~30分を想定している。
思考力・判断力・表現力を育てる
プレーヤーは新聞記者になってどうぶつタウンを取材しながら、自分だけのどうぶつしんぶんを作っていくという内容で、思考力・判断力・表現力などを育む21種類の「しんぶんち(新聞知)ゲーム」が紹介されている。
キーワード探しや体を使うゲームも
この「しんぶんちゲーム」は、さまざまな分野の情報がぎっしりつまっていながら、安価な紙のメディアである新聞の特性を生かし、あらゆる側面から新聞を遊んでみようという着想で誕生したもの。
紙面を広げてキーワードや写真を探す遊びのほか、新聞紙を折ったり破いたりして体を動かすゲームなどもある。まさに新聞をフル活用して楽しむことができる。
「しんぶんちゲーム」の一部を紹介
「しんぶんちゲーム」のうち、いくつかを紹介する。
「コミュニケーションゲーム」は、新聞の記事を使って、自分だけの発想と表現を通して面白さを競うゲーム。例えば、“チェンジ「お母さん」”という遊び方では、一語を「お母さん」に変えると面白い見出しを探す。
「アクションゲーム」は、新聞紙を使って身体を動かしながら、知恵と工夫を競うゲーム。例えば“タワー”という遊び方では、新聞紙を使って一番高い塔を作った人が勝ち、といった具合だ。
まだまだ終息が見えない新型コロナウイルス。これからの在宅時間も、家族で遊びながら楽しく学べる、有意義なひとときとして過ごしたいものだ。