山口県周防大島町の「LOCONECT」が、高まる地方回帰のなか、緊急事態宣言の再発令によって行動に移せない移住希望者と受入れ地域をマッチングさせる「オンライン全国移住フェア」を、2月7日(日)に開催する。
コロナ禍で増える地方移住の希望者
終わりの見えないコロナ禍において、便利であるはずの人口密集地がデメリットになり、都市部の暮らしに不安を感じる人も多くなった。全国各地では移住相談が増え、リモートワークやワーケーションの拡充で「コロナ移住」と呼ばれる新たなニーズが増加しているという。
そこで、地方へ足を運べない移住希望者と移住誘致をしたい地方自治体のために、今回待望の「第3回オンライン全国移住フェア」が開催されることとなった。
瀬戸内海の島に拠点を置く「LOCONECT」の声がけで、1月12日(火)現在、19道府県・46団体の出展が決定。コロナ禍だからこそ、地方からさまざまな仕掛けを全国に発信し、地方で暮らす子どもたちに「地方にいながらでも、全国規模のイベントはできる」と実証して見せることが、地方の未来につながるという同社の想いもこもっている。
先輩移住者のトークやマネーセミナーも開催
前回のフェアで大好況だった先輩移住者によるトークイベントを、今回は時間を拡大して開催。また、移住を考えている人がもっとも気になる、田舎暮らしの家計の話も初開催する。講師は、自身も13年前に大阪から移住し、ファイナンシャルプランナーとしても活躍する、同フェアの主催・いずたに氏。家計の話だけでなく、田舎暮らしの注意点などについての話も披露され、参加者にはセルフチェックできるワークシートがプレゼントされる。
また、思わず写真を撮りたくなる地方の風景やグルメなど、全国の“映え”を集めた「みんなのフォトギャラリー」も登場。知らなかったまちの魅力に気づくことができ、知名度の高いまちや知っているまちにだけ相談するのではなく、写真がきっかけで出会いが生まれることもあるかもしれない。
ZOOMで全国の自治体と相談
移住相談には「ZOOM」アプリを使用。各出展団体ごとに「ZOOM」が設定されており、個別で会話することができる。相談者のプライバシーも保護されるので安心だ。「LOCONECT」公式サイトにて事前申込をして「ZOOM」アプリを準備すれば参加でき、参加費は無料。地方移住を考えている人は、参加してみては。