栃木県那珂川町にて、従来のイルミネーションとは一味違う「光のイベント」が開催!1月31日(日)~2月28日(日)の期間中、毎日夕暮れ時から実施される。
那珂川町の昭和レトロな商店街
栃木県の中でも消滅自治体の可能性が最も高いとされている那珂川町。これまで那珂川町商店会では、お盆の時期にライトアップイベントを行っていたが、担い手不足・コロナ禍で本年度は中止となった。
今回、商店会と一緒に“昭和レトロな通り”を活用し、光を使用した革新的なアートイベントを実施。
会場となるのは、レトロな昭和の建物が多く存在し、今でもそこで商売が行われている那珂川町馬頭南町商店会の旧街道。電柱が地中化されているので空間や景観が美しく、映画『オールウェイズ』をイメージするような雰囲気のある、昭和レトロのアートストリートだ。
芸術的で斬新な光のイルミネーション
「光のイベント」では、ランタンや提灯、和傘を活用し、従来のイルミネーションとは一味違う、芸術的で斬新な光のイルミネーションを実施。
室町交差点~薄井精肉店横交差点間の400m区間に、ライトアップではない光を使ったアートを制作する。
また、2月11日(木)のオープンイベントと2月27日(土)のクローズイベントでは、全区間を歩行者天国にして「スカイランタン」を打ち上げる。「スカイランタン」とは、LEDを入れた風船をヘリウムガスで膨らませ、上から和紙を被せたもの。オープン時は100個、クローズ時は400個が夜空を舞う。
コロナ禍に希望の光を
同イベントは、大田原ツーリズムが運営している有形文化財ホテル飯塚邸および那珂川町・商工会・観光協会・商店会などが連携して主催するもの。町をあげて、道路400mを装飾し、ランタンの打ち上げをするというのは、国内でも新しい試みだという。
昨今、コロナ禍で閉塞感が漂うなか、地元住民はじめ日本中の人が明るい気持ちになれるような、生きる力を養われるような、見て感動するイベントにしたいとの想いが込められている。
なお新型コロナウイルス感染症の状況次第で、日時や内容が変更される可能性もある。イベントの詳細は、有形文化財ホテル飯塚邸の公式サイトにて確認を。