イタリアに本拠地を置く自動車メーカー「Pagani Automobili(パガーニ・アウトモビリ)」は、最新モデル「Huayra R(ウアイラ・アール)」を3月19日(日本時間)に発表した。
「Huayra R」は、30台限定生産、260万ユーロ(日本円換算で約3億3,800万円+税)という希少価値を誇り、純粋かつ情熱的で力強いというパガーニの特徴を、自由自在且つ魅力的に表現している。
また同車は、レーストラック用ハイパーカーとなり、最高水準の自動車工学と空気力学のノウハウにかつてない美的感性を融合させたパガーニの技術力と開発力を完全に体現した最新モデルとなる。
パガーニ史上最も自由でエクストリームなモデル
パガーニの創業者兼チーフデザイナーのHoracio Pagani(オラチオ・パガーニ)は、こうコメントしている。
“2008年より私たちは「Huayra」の開発に取り組んでいましたが、エンジニアリングとスタイルの観点から非常に難しく、厳しいプロジェクトとなっていました。長い開発期間を経て、自由に表現したいという思いを強く持ち続けた結果生まれたのが「Zonda R」です。
「Zonda R」は制約や規則から解き放たれたロードトラック用モデルであり、美しさ、高いパフォーマンス、安全性のすべてを備えていました。今回の「Huayra R」も「Zonda R」と同様、パガーニ史上最も自由でエクストリーム、かつ高いパフォーマンス性を実現したモデルになります。”
サーキットの芸術品
「Huayra R」は、将来のパガーニモデルとなるべく開発されている技術を取り入れた実験的なモデルで、レーストラック専用に開発された究極のハイパーカー。
最高の性能、技術、芸術をレーストラック用に結集し、レッドゾーンの9000rpmまで最高の走行性能を提供する。
この車両には、パガーニ製の自然吸気V12エンジン、新型V12-Rを搭載。最高出力は850馬力、最大トルク750Nmを発揮する。
また最高水準の安全性を実現し、最新技術を駆使してつくられた同車は1,050kgまでの軽量化に成功。
“「Huayra R」は、サーキットの芸術品として、特別に仕立てられた顧客体験に新たな歴史を刻む、サーキット上の芸術品になる”とも伝えている。