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神戸市立須磨海浜水族園で不思議な生きもの「ワレカラ」の企画展が開催

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「神戸市立須磨海浜水族園」では、4月7日(水)~5月6日(木)の期間、スマスイ自然環境保全助成企画展として、同園本館2階 企画展ブースにて「春はワレワレ、ワレカラの季節だ」展を開催中だ。

「ワレカラ」の生態調査に取り組む

調査・研究活動および自然環境保全活動の一環として、神戸市および周辺地域における生物多様性の保護や自然環境保全を推進していくために、「須磨海浜水族園」が独自に設立した“スマスイ自然環境保全助成制度”。

同助成制度は2020年度で11回目の募集になり、過去2回の実績は2019年度に13件、2018年度に12件の助成を実施した。


同園では、大阪湾・播磨灘、瀬戸内海全体の「ワレカラ」の生息種解明に力を注いでいる。

大阪湾の調査では浮桟橋の所在する場所の塩分によって、播磨灘の調査では流速により特異的な「ワレカラ」が出現する可能性があることを解明してきた。

「ワレカラ」ってどんな生きもの?


「ワレカラ」は、海藻などにつかまってくらす甲殻類の仲間。とても小さな生きもので、大きさは数mm~数cm、その体には触角が4本、脚は10本もあり、カマキリのような見た目をしている。そのたくさんの脚を使って海藻などにつかまっている様子は、実にかわいいものだという。

また、メス親の体にふ化した幼体をしがみつかせ、保護する種類もいるのだとか。

同企画展では、2020年度スマスイ自然環境保全助成対象者の谷良夫氏、阪口正樹氏両名の協力のもと、須磨の近海で採集した「ワレカラ」の生体展示やパネル展示などで分かりやすく紹介。海藻をひょこひょこと歩き回る「トゲワレカラ」の姿も知ることができるかも。

不思議な生きもの「ワレカラ」の実物を見に、「須磨海浜水族園」へ足を運んでみては。

■「神戸市立須磨海浜水族園」
住所:兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3−5

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